7月10日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 0 0 0 1 2 1 6 名軍 23勝14敗3分 0.622 石丸進一
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 大和19勝20敗1分 0.487 畑福俊英
勝利投手 石丸進一 7勝3敗
敗戦投手 畑福俊英 5勝4敗
二塁打 (名)加藤2
勝利打点 なし
石丸進一、1安打完投
大和は初回、二死後鈴木秀雄の当りは一ゴロ、これをファースト小鶴誠がエラー、続く小松原博喜の当りは遊ゴロ、これもショート金山次郎がエラーして一走鈴木は三塁に走り二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1点を先制する。
名古屋は3回、一死後古川清蔵が左前打で出塁、小鶴誠の三ゴロで古川は二封、吉田猪佐喜は四球を選んで一死一二塁、加藤正二の三ゴロをサード芳賀直一が一塁に送球するが高く逸れて悪送球、二走小鶴に続いて一走吉田まで生還して2-1と逆転する。
走者一二塁からの三ゴロ一塁悪送球で二者生還は珍しいパターンですが、スコアカードの記載は事実を伝えています。
名古屋は7回、一死後古川がセンター左にヒットを放ち二盗に成功、小鶴の左前タイムリーで3-1とする。
名古屋は8回、先頭の加藤が中前打、芳賀も右前打で続き、藤原鉄之助の一ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、金山次郎の三前バントヒットが2点タイムリーとなって5-1と突き放す。
スコアカードの記載では走者二三塁からの三前バントヒットで二者生還となっていますにで、ツーランスクイズに内野安打が重なった可能性があります。
名古屋は9回、先頭の古川が左前に3本目のヒット、小鶴の三ゴロは「5-4-3」と渡ってゲッツー、しかし吉田が中前打で出塁、加藤の4本目のヒットは右中間へのタイムリー二塁打となって6-1とダメ押す。
石丸進一は初回の失点以降は完璧なピッチングで、6回に小島利男に中前打を許したのみ、1安打4四球3三振1失点の完投で7勝目をあげる。
石丸進一は球威がなく、これまでは頼りないピッチングが多く見られたが、ようやくエースに成長してきた。当ブログは石丸進一を美化することはなく、淡々と事実をお伝えしていきます。
古川清蔵が3安打、加藤正二は4安打、芳賀直一と金山次郎もマルチヒットを記録、名古屋強力打線は健在です。
大和の初回の得点は三走鈴木秀雄、一走小松原博喜によるダブルスチールでした。鈴木秀雄は4月18日の西鉄戦でも重盗によるホームスチールを決めており、現在、今季の「本盗王」となっています。
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