昭和18年6月27日の西鉄vs南海6回戦の出来事。
後攻の南海が3対0で勝ちました。したがって南海のアウト数は24個。この試合の南海は8安打1四球、西鉄にエラーが1個ありました。
南海は先発の9人が最後まで出場、そして何と9人全員が「3打数」でした。何故このような現象が起こったのか、ここからは野球と算数の知識が必要となりますのでよぉ~~くお考えください(笑)。
南海のチーム総打席数は次の算式で計算されます。
27-3+8+1+1-2-3-2+2=29
8回で攻撃が終わっていますからアウト数は「27-3=24」。8安打1四球に敵失が1なので「24+8+1+1=34」。併殺が2個あり、3得点で、盗塁死が2個、残塁は2でしたので「34-2-3-2+2=29」となりますので一番打者と二番打者が4打席で三番打者から九番打者が3打席であったことが分かります。
お伝えしたとおり、チームの四球と犠打が1個ずつ。ここからがポイントで、犠打を決めたのは一番打者の猪子利男で、四球を選んだのは二番打者の岡村俊昭でした。
したがって、先発9人が全員「3打数」となりました。ちょっと深ぁ~~い記録でしょう(笑)。
*この試合のスコアカード「雑記」欄には「南海9人の打者の打数、全部3。」と書かれています。
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