2016年のハンク・アーロン賞がアはオルティス、ナはクリス・ブライアントと発表されました。
1999年に制定されたハンク・アーロン賞とMVPの連関性を調べてみましょう。アーロン賞は18年目なので、6年毎に区切って見てみます。
1999年~2004年は、両リーグ対象者12人のうち延べ4人が重複、うち3回はバリー・ボンズでした。もう一人は2003年アのレンジャーズ時代のA.ロッド。12分の4で連関率は33%。
2005年~2010年も12人のうち4回重複で連関率は33%。2006年ナのライアン・ハワード、2007年アのA.ロッド、2009年ナのプホルス、2010年ナのジョーイ・ボット。
これが、2011年以降激変します。
2011年~2015年の10人の対象のうち、2011年アと2014年ナのMVPとなったバーランダーとカーショウは投手でアーロン賞とは重複しませんので分母から除いて、8人の対象のうち重複は6回で連関率は75%。2016年のMVPもオルティスとブライアントは濃厚なので、二人とも受賞すれば10人中8回で連関率は80%となります。ア・リーグは2012年以降4年連続重複しています。
近年のMVP予想において、MVPの約1か月前に発表されるハンク・アーロン賞は見逃すことのできないファクターとなってきました。2016年のMVPはアがオルティスとアルトゥーベの争い、ナはクリス・ブライアントとマーフィーの争いと見られていますが、デビット・オルティスが悲願のMVP、快進撃のカブスを引っ張るクリス・ブライアントが有利と言えるのではないでしょうか。
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