2016年5月8日日曜日

18年 阪急vs西鉄 1回戦


4月25日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 阪急 5勝5敗 0.500 森弘太郎
0 1 0 0 0 0 1 3 X 5 西鉄 2勝9敗 0.182 野口二郎

勝利投手 野口二郎 2勝4敗
敗戦投手 森弘太郎 1勝2敗

二塁打 (西)宇野
三塁打 (西)宇野


宇野錦次、猛打炸裂!

 西鉄は2回、先頭の祖父江東一郎の当りは三ゴロ、これをサード高柳常治が一塁に悪送球して無死二塁、黒沢俊夫が送りバントを決めて一死三塁、佐藤武夫の三ゴロを今度はファースト笠石徳五郎が後逸する間に三走祖父江が還って1点を先制する。

 阪急は4回、先頭の仁木安が右前打から二盗に成功、フランク山田伝が送りバントを決めて一死三塁、上田藤夫の遊ゴロで三走仁木がホームに突っ込み、ショート濃人渉が本塁に送球するがセーフ、野選が記録されて1-1の同点とする。

 西鉄は7回、一死後宇野錦次がレフト線に二塁打、トップに返り中村信一が四球を選んで無死一二塁、富松信彦は初球、2球目をファウルしてツーナッシングと追い込まれるが2球ボールを選び、5球目を打ってライトファウルフライ、これをライト仁木が落球して命拾い、1球ファウル後の7球目を右前打、二走宇野が三塁ベースを蹴ってホームに突っ込み、ライト仁木からの送球にタイミングはアウトであったがキャッチャー池田久之が落球して宇野がホームイン、2-1となりこれが決勝点となったが富松には打点は記録されていないので、この試合の勝利打点は「なし」となる。

 西鉄は8回、先頭の野口二郎が左前打、祖父江がレフト線にヒットを放ち一走野口は三塁に進み、送球の隙を突いて打者走者の祖父江も二塁を陥れて無死二三塁、黒沢は三邪飛、佐藤は左飛に倒れて二死二三塁、ここで宇野が左中間に三塁打を放って4-1として試合を決め、トップに返り中村信一の遊ゴロをショート中村栄がエラーする間に三走宇野がダメ押しのホームを踏んで5-1とする。


 野口二郎は10安打を打たれながら1四球2三振1失点の完投、依然として調子が戻らないが2勝目をあげる。


 帰還兵宇野錦次が4打数3安打2打点、二塁打1本、三塁打1本と猛打を炸裂させた。この試合で「勝利打点」は記録されていないが、「真の殊勲者」は宇野錦次であった。


 

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