2025年10月1日水曜日

22年 中日vs南海 10回戦

7月25日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 0 0 0 0 0 1  0   0  1 中日 34勝24敗1分 0.586 藤本英雄 
0 0 0 1 0 0 0 0 0  0 1X  2 南海 32勝25敗3分 0.561 別所昭

勝利投手 別所昭     17勝9敗 
敗戦投手 藤本英雄 15勝10敗

二塁打 (中)加藤
三塁打 (南)山本

勝利打点 なし


別所がライバル対決を制し、南海は中日に1.5ゲーム差と迫る

 後楽園の第2試合は激しく最多勝を争う藤本英雄と別所昭の先発で午後2時55分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 中日は序盤ヒットが出ず4回まで無安打。

 南海は4回裏、一死後山本一人監督がライト線に三塁打、飯田徳治の二ゴロの間に三走山本が還って1点を先制する。

 1点を追う中日は5回表、一死後加藤正二がチーム初ヒットとなるレフト線二塁打、藤本の二ゴロで加藤は三進、藤原鉄之助は四球で二死一三塁、しかし三村勲に代わる代打清水秀雄は遊ゴロに倒れて無得点。

 中日は9回表、先頭の大沢清の右打ちは右飛、これをライト田川豊が落球して打者走者の大沢は二塁に進み、大沢の代走に杉江文二を起用、二死後藤本が起死回生の同点タイムリーを左前に放ち代走杉江が還って土壇場で追い付く。

 南海は9回裏、先頭の山本が左前打で出塁、飯田徳治の二遊間ヒットで無死一二塁とサヨナラのチャンス、堀井数男に代わる代打朝井昇の送りバントを藤本が三塁に送球して二走山本は三封、別所の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 最終回の藤本と別所の打者対決は藤本が勝った。

 中日の10回表は三者凡退。

 南海は10回裏、先頭の坂田清春が中前打で出塁、しかし小林悟楼の遊ゴロは6-4-3」と渡ってダブルプレー。南海は終盤に2イニング連続併殺でチャンスを潰す。

 中日は11回表、先頭の杉浦清監督が四球を選んで出塁、古川清蔵の三ゴロの間に杉浦は二進、しかし別所が踏ん張り杉江と小鶴誠は連続三振。

 南海は11回裏、先頭の河西俊雄が三塁線にヒット、田川豊の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、山本が送りバントを決めて一死二三塁、飯田徳治の三ゴロをこの回からサードに入った浜崎忠治がサヨナラタイムリーエラー、あっけなく勝負が決した。

 別所昭は最多勝を争う藤本との投げ合いを制し、3安打5四球6三振、自責点ゼロで11回を完投して17勝目をマークする。負ければ勝ち数が並ぶところであったが、ライバルを2勝差と引き離して最多勝に向けて突っ走ることになった。

 強竜打線は別所の前に3安打と沈黙。気が付けば南海に1.5ゲーム差と迫られてきた。

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