2024年8月16日金曜日

22年 東急vs大阪 2回戦

5月10日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   東急 6勝9敗 0.400 北川桂太郎 上口政 
0 6 4 2 0 1 2 2 X 17 大阪 11勝3敗 0.786 御園生崇男 野崎泰一

勝利投手 御園生崇男 3勝0敗 
敗戦投手 北川桂太郎 1勝2敗 
セーブ     野崎泰一  2

二塁打 (大)本堂、御園生2、藤村、武智、玉置、富樫
三塁打 (東)大下 (大)金田

勝利打点(大)金田正泰 1

猛打賞 (大)呉昌征 2、藤村富美男 2


ダイナマイト打線爆発

 第4節3日目、甲子園の第1試合は北川桂太郎と御園生崇男の先発で午後1時4分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は2回裏、若林の監督就任で一兵卒に戻った藤村富美男が中前打で出塁、金田正泰の右越えタイムリー三塁打で1点を先制、山口政信は四球、御園生がライトにタイムリー二塁打を放ち2-0、小林英一の右前タイムリーで3-0、小林は二盗に成功、武智修の二ゴロエラーで走者動かず無死満塁、トップに返り呉昌征の投ゴロで三走御園生は本封、パスボールで三走小林が還って4-0、富樫淳は四球で一死満塁、本堂保次が左中間に2点タイムリー二塁打を放ち6-0、一走富樫も三塁を回ってホームを狙うがレフト大下弘、サード横沢七郎の中継で本塁タッチアウト、送球の間に本堂は三塁に達し、続く藤村の打席で北川の投球をキャッチャー熊耳武彦が弾くと本堂はホームに突っ込むが、北川がホームベースカバーして「2-1」と送球されてタッチアウト。

 大阪は3回裏、仕切り直しとなった藤村が中越えに二塁打、金田は四球、山口の中前打で無死満塁、御園生の三ゴロ併殺の間に三走藤村が還って7-0、小林は四球、武智の左中間タイムリー二塁打で8-0、トップに返り呉が中前に2点タイムリーを放ち10-0とする。

 大阪は4回裏、一死後藤村の当りは三ゴロ、これをサード横沢がエラー、金田は四球、二死後御園生がレフト線に2点タイムリー二塁打を放ち12-0とする。

 先発の御園生は4回で降板、5回から野崎泰一がリリーフのマウンドに上がる。

 大阪は6回裏、藤村の左前打と玉置玉一のタイムリー二塁打で1点追加。

 大阪は7回裏、先頭の小林が四球で出塁、一死後呉が右前打、富樫の左前打で一死満塁、藤村が押出し死球を受けて14-0、金田も押出し四球を選んで15-0とする。

 大阪は8回裏、一死後土井垣武が三塁にヒット、武智が左前打、トップに返り呉が中前にタイムリー、富樫も左中間にタイムリー二塁打を放ち17-0とする。

 大阪は御園生崇男と野崎泰一の完封リレー。実況のとおり先発御園生は4回で降板したが勝利投手は御園生に記録された。先発投手が5回を投げずに勝利投手となるケースは戦前に多く見られたが、昭和22年にもまだ見られていたのである。

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