2024年8月12日月曜日

22年 阪急vs金星 1回戦

5月9日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 8 0 0 0 0 0 8 阪急 4勝9敗 0.308 溝部武夫 野口二郎 
1 0 1 0 0 0 0 2 X 4 金星 4勝9敗 0.308 江田孝 内藤幸三

勝利投手 野口二郎 1勝2敗 
敗戦投手 江田孝    1勝5敗

二塁打 (急)青田 (金)西沢
本塁打 (金)江田孝 1号、西沢道夫 2号

勝利打点(急)野口二郎 1

猛打賞 (金)西沢道夫(4安打)2


阪急、金星と並ぶ7位に浮上

 第4節2日目。後楽園の第1試合は溝部武夫と江田孝の先発で午後1時丁度、島球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は初回、一死後大友一明が四球で出塁、坪内道則監督の左前打で一死一二塁、西沢道夫が左前にタイムリーを放ち1点を先制する。

 金星は3回裏、江田がレフトスタンドにホームランを放ち2-0とリードする。

 阪急は4回表、先頭の野口明が右前打で出塁、坂井豊司、森田定雄が連続四球で無死満塁、下社邦男の中前タイムリーで1点差、溝部に代わる代打野口二郎が右前に逆転の2点タイムリーを放ち3-2、山田伝は三ゴロで一死二三塁、トップに返り田中幸男のレフト線タイムリーで4-2、一走野口二郎は三塁に進み、打者走者の田中も送球の間に二塁に進んで再度一死二三塁、上田藤夫の二ゴロで三走野口二郎がホームに突っ込み、セカンド大友がバックホームするが野選となって5-2、一死一三塁から青田昇の左前タイムリーで6-2、野口明の遊ゴロで青田が二封されて二死一三塁、坂井の三ゴロをサード清原初男がエラーする間に三走上田が還って7-2、森田の左前タイムリーでこの回8点、8-2と大きくリードする。

 阪急は4回から溝部の代打に出た野口二郎がそのままマウンドに。

 金星は8回裏、ヒットの酒沢政夫を一塁に置いて西沢がレフトスタンドにツーランを放ち4-8と追い上げるがここまで。

 リリーフの野口二郎が6イニングを4安打1四球3三振、西沢の一発に抑えて今季初勝利をあげる。

 西沢道夫はこれまでシーズン最多本塁打が1本であったが、この日は自己最高となる第2号を放った。西沢が戦後有数のホームランバッターに飛躍するきっかけとなる一発だったのである。

 阪急は開幕から最下位を独走していたが、ようやく7位金星に並ぶところまで回復してきた。

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