2023年3月18日土曜日

21年 中部日本vsタイガース 15回戦

11月4日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 計
2 1 3 3 0 2 0 0 11 中部 41勝60敗3分 0.406 松尾幸造 森井茂 
0 2 3 0 0 2 0 2  9  タ軍 59勝46敗 0.562 野崎泰一 御園生崇男

勝利投手 森井茂   10勝13敗 
敗戦投手 野崎泰一 7勝13敗

二塁打 (中)古川、杉浦2、三村、森井、大沢 (タ)武智
三塁打 (中)笠石
本塁打 (中)山本尚敏 1号 (タ)土井垣武 4号、長谷川善三 2号

勝利打点(中)杉浦清 6


中部、8回コールドで逃げ切る

 最終節5日目の第2試合は小雨が降り続く中、松尾幸造と野崎泰一の先発で午後2時40分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 中部は最終2戦に連勝すれば42勝60敗3分でパ軍に追い付き単独最下位から抜け出すことができる。但し、主砲小鶴誠は欠場した。

 その中部は初回、一死後金山次郎が四球で出塁、古川清蔵の左越え二塁打で一死二三塁、小鶴に代わって四番に入った杉浦清監督が右中間に先制の2点タイムリー二塁打を放ち2-0とリードする。

 中部は2回表、一死後三村勲が左中間に二塁打、トップに返り岩本章は四球、金山の左前タイムリーで3-0とする。

 タ軍は2回裏、先頭の藤村富美男監督が中前打で出塁、土井垣武がレフトスタンドにツーランを叩き込んで2-3と追い上げる。

 中部は3回表、小鶴に代わってファーストで出場の大沢清が中前打で出塁、笠石徳五郎が四球を選んで無死一二塁、藤原鉄之助の右前タイムリーで4-2、一走笠石は三塁に進み、藤原が二盗を決めて無死二三塁、松尾は三振に倒れるが、三村の二ゴロの間に三走笠石が還って5-2、トップに返り岩本の三塁線タイムリーで6-2とリードを広げる。タ軍はは野崎に代わって御園生崇男がマウンドに上がる。

 雨模様なので先にリードしたいところで、両軍積極的な攻撃を仕掛ける。

 タ軍は3回裏、一死後呉昌征が四球で出塁、首位打者を狙う金田正泰が三前にセーフティバントを決めて一死一二塁、本堂保次はストレートの四球で一死満塁、藤村の中犠飛で3-6、土井垣は四球で二死満塁、山口政信が左前に2点タイムリーを放ち5-6と追い上げる。

 中部は4回表、先頭の杉浦がレフト線に二塁打、大沢の右飛で杉浦はタッチアップから三進、笠石が右越えにタイムリー三塁打を放ち7-5、二死後松尾に代わる代打山本尚敏がレフトスタンドに代打ツーランホームランを放ち9-5と再び突き放す。

 中部は先発の松尾に代打が起用されたので4回から森井茂がマウンドに上がる。

 タ軍4回裏の攻撃、金田の第3打席で代打に武智修が起用される。金田は四球とヒットの1打数1安打で打率を3割4分7厘に上げて田川豊に5厘差を付けたので、藤村監督は金田を引っ込めて逃げ切りを図ったようだ。

 中部は6回表、一死後大沢が得意の右打ちでゴロを転がすとセカンド武智がエラー、二死後藤原が右前打、森井がレフト線にタイムリー二塁打を放ち10-5、ワイルドピッチで三走藤原が還って11-5とリードを広げる。

 タ軍は6回裏、一死後御園生がストレートの四球で出塁、長谷川善三がライトポール際にツーランホームランを叩き込んで7-11とする。

 雨脚が強くなって3時50分から試合は10分間中断、4時に再開された。

 タ軍は8回裏、先頭の渡辺誠太郎に「代わる代打高山泰夫が四球で出塁、御園生も四球で無死一二塁、一死後呉昌征の右前タイムリーで8-11、一死一三塁から武智の三ゴロ併殺崩れの間に三走御園生が還って9-11と追い上げる。続く本堂は三振に倒れて8回裏の攻撃を終える。

 ところが再び雨脚が強くなり、4時25分に池田球審がゲームセットをコールして8回コールドゲームとなった。

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