1 0 0 2 0 0 0 2 0 5 ゴ軍 30勝44敗1分 0.405 内藤幸三
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 41勝42敗 0.494 溝部武夫 今西錬太郎
勝利投手 内藤幸三 16勝18敗
敗戦投手 溝部武夫 6勝3敗
二塁打 (急)日比野
三塁打 (ゴ)坪内、道沢、内藤
本塁打 (ゴ)大友一明 1号
勝利打点 (ゴ)大友一明 4
猛打賞 (ゴ)西沢道夫 1
西沢道夫猛打賞、西沢伝説の始まり
第21節3日目第1試合は内藤幸三と溝部武夫の先発で午後1時2分、桝球審の右手が上がりプレイボール。
ゴ軍は初回、一死後大友一明がレフトスタンドに先制の1号ホームランを叩き込んで1点をリードする。
ゴ軍は4回表、先頭の田中宣顕が中前打で出塁、西沢道夫が右中間にタイムリー三塁打を放ち2-0、続く辻功のカウントがツーボールナッシングとなったところで阪急ベンチは先発の溝部から今西錬太郎にスイッチ、辻は浅い中飛に倒れて一死三塁、坂本勲の左犠飛で3-0とする。
ゴ軍は8回表、一死後坪内道則監督が2打席連続となる死球を受けて出塁、内藤が右中間奥深くにタイムリー三塁打を放ち4-0、二死後西沢の左前タイムリーで5-0と突き放す。
内藤幸三は阪急打線を3安打3四球1三振に抑えて今季3度目の完封、16勝目をマークしてハーラー争いに踏みとどまる。
阪急は1つの負け越しとなり、戦後初めて勝率5割を割り込んだ。
野口二郎は4打数1安打で連続試合安打記録を「10」に伸ばしたが、第1打席と第3打席の中飛は何れもセンター坪内の好捕に阻まれたもので、第2打席の中前打が鋭いライナーとなってさすがの坪内も捕れなかったことから連続安打記録を継続した。野口二郎はこれで4試合連続「1安打」で連続試合安打記録を続ける綱渡り状態となっている。
西沢道夫が3打数3安打2打点、三塁打1本で猛打賞を記録した。ゴ軍に移籍して打者転向した西沢は3試合無安打を続けた後、4試合目の昨日初ヒット、この日は遂に西沢のバットが火を噴いたのである。昭和21年9月24日は、「スラッガー西沢」が誕生した日として記憶されるべきである。
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