2020年12月13日日曜日

21年 阪急vs中部日本 13回戦

8月16日 (金) 熊本水前寺

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 5 1 1 0 0 0 0 8 阪急 38勝30敗 0.559 笠松実 溝部武夫 
4 0 0 0 0 0 0 0 0 4 中部 22勝35敗2分 0.386 星田次郎 松尾幸造

勝利投手 溝部武夫 5勝0敗 
敗戦投手 松尾幸造 1勝11敗

二塁打 (中)岩本、金山
三塁打 (急)野口明

勝利打点 (急)大平茂 1

猛打賞 (急)大平茂 1


好リリーフの溝部が無傷の5連勝

 熊本水前寺球場の第2試合は笠松実と星田次郎の先発で午後4時丁度、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 星田は5月4日に二番手でプロ入り初登板、この試合が2試合目の登板でプロ入り初先発となった。

 阪急は初回、先頭の山田伝の当りはニゴロ、しかしこれをセカンド金山がエラー、山田が二盗を決め、上田の投ゴロも星田がエラーして無死一三塁、野口二郎の左犠飛で1点を先制する。

 中部は1回裏、先頭の古川が左前打で出塁、金山が四球を選んで無死一二塁、杉浦清監督の二塁へのヒットがタイムリーとなって1-1の同点、無死一三塁から加藤正二の中犠飛で2-1と逆転、大沢清が得意の右打ちで一二塁間を破り一死一三塁、藤原鉄之助の一ゴロの間に三走杉浦が還って3-1、二死二塁から岩本が中越えにタイムリー二塁打を放ち4-1とリードする。

 阪急は2回表、一死後日比野が左前打で出塁、荒木茂は中飛に倒れるが、大平茂がレフト線にヒット、笠松はストレートの四球で二死満塁、しかしトップに返り山田は中飛に倒れて無得点。

 中部は2回裏、先頭の三村が右前打で出塁、トップに返り古川の打席で笠松の一塁牽制に三村が釣り出されて「1-3-6-3」と渡ってタッチアウト、阪急ベンチはここで笠松に代えて溝部武夫にスイッチ、古川は三ゴロ、金山も投ゴロに倒れて無得点。

 溝部vs星田のアンダーハンド対決となった3回表、阪急は先頭の上田が四球を選んで出塁、野口二郎の遊ゴロをショート杉浦が一塁に悪送球、野口明のカウントがスリーボールナッシングとなったところで中部ベンチは星田から松尾幸造にスイッチ、野口明はストレートの四球で無死満塁、この場合の与四球は星田に記録される。坂井豊司の遊ゴロの間に三走上田が還って2-4、一死二三塁から日比野が左前に同点の2点タイムリーを放ち4-4、荒木の右前打で日比野は三塁に進んで一死一三塁、大平が逆転の左前タイムリーを放ち5-4、一死一二塁から溝部のニゴロをセカンド金山は二塁に送球するがベースカバーに入ったショート杉浦が落球して一死満塁、トップに返り山田の左犠飛でこの回5点、6-4とする。

 阪急は4回表、一死後野口明が中越えに三塁打、坂井の中犠飛で7-4とする。

 阪急は5回表、先頭の荒木の三ゴロをサード三村が一塁に悪送球して打者走者の荒木は二塁に進み、大平の三遊間ヒットで無死一三塁、溝部のニゴロで大平が二封される間に三走荒木が還って8-4とリードを広げる。

 2回途中からロングリリーフとなった溝部武夫は7回3分の2を3安打2四球1三振無失点の好投で無傷の5連勝をマークする。

 中部は5失策で自滅、特に2回にショート杉浦監督が犯した2つのエラーが痛かった。序盤は中部ペースで進んでいたが、杉浦の2失策で試合の流れが変わり、溝部に抑え込まれたのである。

 好調阪急は8月に入って8勝3敗。この日は3本の犠牲フライが効果的であった。

 大平茂が今季初の猛打賞と勝利打点を記録した。8月12日のゴ軍戦では荒木茂が今季初の猛打賞と勝利打点を記録するなど、伏兵が活躍するチームは強い。


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