10月23日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 28勝47敗2分 0.373 笠松実
0 0 0 0 0 1 0 1 X 2 西鉄 32勝35敗7分 0.478 野口二郎
勝利投手 野口二郎 20勝12敗
敗戦投手 笠松実 8勝12敗
二塁打 (西)鵜飼、野口明
三塁打 (西)鵜飼、野口明
勝利打点 富松信彦 3
野口二郎、2試合連続2安打完封で20勝!!
西鉄は3回、一死後鵜飼勉が左中間に三塁打、トップに返り中村信一が四球を選んで一死一三塁、濃人渉の左飛で三走鵜飼がタッチアップからホームを狙うが、レフト下社邦男からの送球にタッチアウト。
西鉄は5回、先頭の中村民雄が四球を選んで出塁、山田秀夫は三振に倒れるが、鵜飼がレフト戦に二塁打を放って一死二三塁、トップに返り中村信一が四球を選んで一死満塁、しかし濃人は遊飛、野口二郎は中飛に倒れてこの回も無得点。
西鉄は6回、先頭の野口明が右中間に三塁打、黒沢俊夫が四球から二盗を決めて無死二三塁、富松信彦の右飛で三走野口明がタッチアップからスタート、ライト三木久一からの返球は間に合わずホームイン、富松に犠飛が記録されて1点を先制する。
西鉄は8回、先頭の野口明が右中間に二塁打、黒沢の二ゴロが進塁打となって一死三塁、富松が四球を選んで一死一死一三塁、中村民雄に代わる代打重松通雄のニゴロ併殺崩れの間に三走野口明が還って2-0とする。
西鉄先発の野口二郎は、2回に安田信夫にヒットを許してからは8回まで無安打ピッチング、9回に先頭の下社に右前打を許すが、続く上田藤夫を三振、阪急はここで四番三木に代えてプロ入り初出場となる岐阜商業出身の大平茂を代打に起用するが、大平の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。
野口二郎は2安打3四球3三振無失点、18日の大和戦に続く2安打完封で今季20勝目をマークする。今季前半戦は肘の故障から苦しいピッチングが続いていたが、夏以降立ち直って昭和14年の入団から5年連続の大台到達となった。
鵜飼勉と野口明が共に二塁打と三塁打を放った。鵜飼の2本の長打は得点に結びつかなかったが、野口明は2得点を記録した。
勝利打点は決勝犠飛の富松信彦に記録された。当時の公式記録では「犠牲フライ」と「勝利打点」は記録されていないので、当ブログ独自の算出となります。今季3個目の犠飛を記録した富松は永沢富士雄、野口明、岡村俊昭と共に最多犠飛に並んだ。
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