10月26日 (火) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 2 0 0 0 0 0 4 名軍 43勝27敗7分 0.614 西沢道夫 野口正明
0 0 0 3 0 0 0 0 0 3 南海 26勝51敗2分 0.338 丸山二三雄
勝利投手 西沢道夫 9勝6敗
敗戦投手 丸山二三雄 7勝18敗
セーブ 野口正明 1
勝利打点 金山次郎 2
猛打賞 西沢道夫 2
西沢道夫が猛打賞
名古屋は2回、先頭の吉田猪佐喜が中前打で出塁、加藤正二が右前打で続いて無死一二塁、岩本章は左邪飛に倒れるが、藤原鉄之助の遊撃内野安打で一死満塁、金山次郎の三ゴロ併殺崩れの間に三走吉田が還って1点を先制、西沢道夫が左前タイムリーで続き2-0とする。
名古屋は4回、先頭の加藤がレフト線にヒット、岩本の三ゴロでランナーが入れ替わり、藤原の三ゴロの間に岩本は二進、金山の遊ゴロをショート加藤喜作が一塁に悪送球する間に二走岩本が還って3-0、打者走者の金山は二塁に進み、西沢の左前打で二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて4-0とする。
3回までオール四球で4人の走者を出しながら無得点の南海は4回裏、一死後堀井数男が四球を選んで出塁、岡村俊昭も四球を選んで一死一二塁、中野正雄が三遊間を破り、この打球をレフト吉田が後逸、二走堀井に続いて一走岡村まで生還して2-4、打者走者の中野は三塁に進み、八木は浅い左飛に倒れて二死三塁、丸山二三雄の左前タイムリーで3-4と1点差に詰め寄る。
名古屋先発の西沢は6回まで7四球と不安定なピッチング。7回、先頭の別所昭にこの試合8個目の四球を与えたところで名古屋ベンチは野口正明にスイッチ、野口は9回まで4安打を許しながら無失点に抑えて名古屋が逃げ切る。
名古屋ではヒットを打ったのは4人だけであったが全員がマルチヒット、ピッチングでは不安定であった西沢道夫が猛打賞を記録した。昭和18年の西沢は44試合の出場で投手としては24試合に登板、徐々に野手としての出場が増えてきた。戦後強打を発揮するきっかけとなったシーズンと言える。
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