2016年4月14日木曜日

18年 南海vs西鉄 1回戦


4月17日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 3 0 0 0 0 0 0 0 3 南海 4勝2敗 0.667 別所昭
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 西鉄 1勝6敗 0.143 重松通雄

勝利投手 別所昭     2勝1敗
敗戦投手 重松通雄 0勝2敗

勝利打点 なし


別所昭、プロ入り初完封

 南海は初回、一死後長谷川善三が左前打、岡村俊昭も右前打を放って一死一二塁、しかし別所昭は中飛、清水秀雄は二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 西鉄は初回、一死後黒沢俊夫がストレートの四球、濃人渉の中前打で一死一二塁、しかし野口明の遊ゴロで黒沢は二封、祖父江東一郎も三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は2回、先頭の八木進が右前打で出塁、中野正雄が左前打で続き無死一二塁、鈴木芳太郎が四球を選んで無死満塁、加藤喜作の一ゴロをファースト野口明がエラーして三走八木が生還し1点を先制、トップに返り猪子利男の一ゴロも野口明がエラー、三走中野が還って2-0、長谷川が押出し四球を選んで3-0としてなお無死満塁、岡村の左飛で三走猪子が中途半端な走塁、「7-1-6」と渡ってタッチアウト、更に二走加藤も「6-2-6」と渡ってタッチアウト、このプレーが連続と判定されて「三重殺」が記録された。


 南海打線は3回以降、西鉄先発の重松通雄の下手からの浮き上がる球に翻弄されて内野安打1本で追加点はならなかった。


 南海先発の別所昭は4安打4四球5三振でプロ入り初完封、2勝目をあげる。別所は通算72個の完封勝利を記録することとなるが、この試合がその始まりとなった。



*別所昭の初完封を伝えるスコアカード。西鉄投手の欄には重松通雄と間違えて富松信彦のスタンプが押されている。前所有者の福室正之助氏も気が付いて赤線を引いたようです。





*六番センターと九番ピッチャーの欄に「富松信彦」のスタンプが押されている。戦後のスコアカード清書作業の際、アルバイトを雇ってスタンプを押していたが間違えたようです。アルバイトではなく、編集に携わった人が間違えた可能性もありますが。











*2回に西鉄が記録した三重殺は「7-1-6」、「6-2-6」と転送されたものです。






 

0 件のコメント:

コメントを投稿