2026年10月24日土曜日

22年 大阪vs巨人 15回戦

9月7日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 0 0 0 3 4 大阪 56勝30敗3分 0.651 御園生崇男 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 巨人 40勝46敗1分 0.465 川崎徳次

勝利投手 御園生崇男 16勝3敗 
敗戦投手 川崎徳次    17勝11敗

二塁打 (巨)内堀、山川
三塁打 (大)土井垣、本堂

勝利打点(大)本堂保次 5

猛打賞 (大)玉置玉一 2 (巨)山川喜作 7 


御園生が完封、本堂が3打点

 西宮の第2試合は御園生崇男と川崎徳次の先発で午後3時32分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 4回まで大阪は1安打、巨人は4安打と、序盤戦は巨人が押し気味に試合を進めるが両軍無得点。

 大阪は5回表、先頭の土井垣武が左越えに三塁打、本堂保次の左犠飛で1点を先制する。

 巨人は5回も2安打、6回と8回も1安打を放つがあと1本が出ず無得点。

 大阪は9回表、先頭の藤村富美男が左前打で出塁、レフト平山菊二がファンブルする間に藤村は二進、土井垣の遊ゴロが野選を誘い、土井垣が二盗を決めて無死二三塁、本堂がセンター右奥に2点タイムリー三塁打を放ち3-0、一死後御園生の中前タイムリーで4-0と突き放す。

 巨人は最終回、先頭の平山菊二が中前打で出塁するが、中島治康の投ゴロが「1-4-3」と転送されてダブルプレー、最後は多田文久三が三振に倒れてゲームセット。

 御園生崇男は9安打を打たれながらも無四球2三振で今季3度目の完封、16勝目をマークする。

 本堂保次が8月30日の金星戦に続いて3打点の活躍を見せた。

 阪急とAクラス争いを繰り広げる巨人は、一時は四位の座をキープしていたが8月末では0.5ゲーム差の五位、現在は阪急に2.5ゲーム離された。川崎の勝ち星が伸び悩んでいるが、打線につながりを欠いていることが一番の要因である。

2026年10月22日木曜日

22年 中日vs阪急 13回戦

9月7日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 1 0 0 2 中日 50勝33敗1分 0.602 服部受弘 
0 0 0 0 0 0 3 0 X 3 阪急 43勝44敗3分 0.494 野口二郎

勝利投手 野口二郎 18勝13敗 
敗戦投手 服部受弘 14勝6敗

二塁打 (中)小鶴 (急)日比野
本塁打 (中)杉浦清 5号

勝利打点(急)田中幸男 5


田中幸男が決勝打

 後楽園の第2試合は服部受弘と野口二郎の先発で午後2時55分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 中日は2回表、一死後杉浦清監督がレフトスタンドに第5号ホームランを叩き込んで1点を先制する。

 中日先発の服部は快調なピッチングで6回まで1安打無失点。4回に上田藤夫と青田昇に連続四球を与え無死一二塁のピンチを招いたが後続を抑え込んだ。

 中日は7回表、先頭の大沢清が左前打で出塁、小鶴誠の三塁内野安打で無死一二塁、捕逸で二者進塁、杉浦は四球を選んで無死満塁、加藤正二の中犠飛で貴重な追加得点を奪い2-0とする。二走小鶴もタッチアップから三塁を狙うが、センター青田からの返球をカットしたピッチャー野口二郎が三塁に送球してタッチアウト。

 阪急は7回裏、先頭の野口二郎が三遊間を破るヒットで出塁、下社邦男の二ゴロが進塁打となって一死二塁、坂元義一の右前タイムリーで1-2と1点差、日比野武が左中間に同点タイムリー二塁打を放ち2-2と追い付き、二死後田中幸男が中前にタイムリーを放ち3-2と逆転に成功する。

 野口二郎は8安打1四球無三振の完投で18勝目をマークする。第1試合で18勝目をあげた真田重蔵に並んでハーラー二位タイ。

 阪急打線は6回まで服部に1安打に抑えられていたが、7回に4安打を集中して逆転に成功した。田中幸男の中前打で鈍足の二走日比野武がホームに還ったが、田中は一塁を回って二塁に向かい、センター古川清蔵からの送球をカットしたピッチャー服部は本塁送球を諦めて一二塁間に田中を挟んで「8-1-4-3-6」でタッチアウトとなったが、田中の走塁は鈍足日比野のホームインを助けて決勝点に結び付ける好走塁であった。

2026年10月21日水曜日

22年 南海vs金星 11回戦

9月7日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 南海 46勝39敗4分 0.541 松川博爾 中谷信夫 
0 0 1 0 0 0 5 0 X 6 金星 33勝51敗2分 0.393 三富恒雄

勝利投手 三富恒雄   6勝9敗 
敗戦投手 中谷信夫 11勝13敗

二塁打 (南)山本 (金)坪内、小前

勝利打点(金)西沢道夫 5


小前博文が満塁走者一掃二塁打

 第21節4日目、西宮の第1試合は松川博爾と三富恒雄の先発で午後1時30分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 南海は初回、一死後河西俊雄が四球から二盗に成功、田川豊の二ゴロが進塁打となって二死三塁、山本一人監督が三塁線を抜くタイムリー二塁打を放ち1点を先制する。

 金星は1回裏、先頭の中村信一がショートへの内野安打で出塁、一死後坪内道則監督が死球を受け、西沢道夫は四球を選んで一死満塁、しかし清原初男の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 金星は3回裏、二死後坪内がセンター奥に二塁打、西沢は四球で二死一二塁、清原も四球を選んで二死満塁、玉腰忠義の遊ゴロは野選となって三走坪内が生還、1-1の同点に追い付く。

 スコアカードには「6FC」と書かれているだけで、ショートの朝井昇がどこに送球したかは分からない。二死満塁からの遊ゴロなので本塁に送球して間に合わなかったとは考えにくいので、朝井が二塁に送球したか、自らベースに走り込んだが間に合わずセーフになった可能性が高い。三遊間の当りを好捕して三塁に送球したが間に合わなかった可能性もあるが、その場合は内野安打が記録される可能性が高い。

 南海は5回から先発の松川に代えて中谷信夫をマウンドに送る。

 金星は7回裏、先頭の辻勇夫の当りは遊ゴロ、これをショート朝井がエラー、二死後坪内がこの日2個目の死球を受けて一二塁、西沢の左前タイムリーで2-1と勝ち越して二死一三塁、清原は四球を選んで二死満塁、玉腰がストレートの押出し四球を選んで3-1、続く小前博文が左中間に走者一掃の3点タイムリー二塁打を放ち6-1と突き放す。

 三富恒雄は6安打2四球1死球3三振の完投で6勝目をマークする。

 南海の敗因は10与四死球に尽きる。

 試合を決める満塁走者一掃二塁打を放った小前博文は甲陽中学の出身で、昭和13年の春夏の甲子園に別当薫と共に出場した。

2026年10月18日日曜日

22年 東急vs太陽 12回戦

9月7日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 東急 33勝49敗2分 0.402 松本太 黒尾重明 出沢政雄 
2 0 0 0 0 0 0 0 X 2 太陽 38勝47敗4分 0.447 真田重蔵

勝利投手 真田重蔵 18勝14敗 
敗戦投手 松本太       0勝1敗

二塁打 (東)長持 (太)森下

勝利打点(太)森下重好 11


主砲森下が決勝打、エース真田が完封

 第21節4日目、後楽園の第1試合は松本太と真田重蔵の先発で午後1時1分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 東邦商業出身のサウスポー松本太は、昨年は大阪タイガースに在籍して登板なし。東急に移ってプロ入り初登板となった。

 太陽は初回、先頭の辻井弘はストレートの四球で出塁、松本は続く藤井勇をツーボールワンストライクと追い込んだがそこからボールが続いて連続四球、無死一二塁となって森下重好が左中間に2点タイムリー二塁打を放ち2-0、中谷順次は中飛に倒れるが、伊勢川真澄が四球を選んで一死一二塁、東急ベンチはここで先発の松本から黒尾重明にスイッチ、黒尾が後続を抑える。

 東急は3回から黒尾をライトに回して三番手の出沢政雄が登板、ところが出沢が森下、中谷に連続四球を与えると黒尾が再登板、黒尾が初回に続いて後続を抑える。

 真田重蔵は4安打3四球6三振無失点と貫禄の投球を見せて今季5度目の完封、18勝目をマークする。

 黒尾重明は、2度のリリーフで合計7回3分の2を投げて2安打1四球3三振無失点の好投を見せた。

 森下重好は今季11個目の勝利打点を記録。勝利打点ランキングトップを走る。

 太陽は2回の守備で珍しいプレーを見せた。一死後飯島滋弥の当りはサード中谷順次のグラブを弾いたが、ショート松井信勝がグラウンドに落ちる前に捕球してアウトにした。記録は「F5-6」のショートフライ。このプレーで中谷には補殺が、松井には刺殺が記録された。

 プロ入り初登板の松本太は、一死を取っただけで2失点、自責点2。松本はこの試合を最後にプロ野球を去ることになり、通算防御率は54.00であった。

 プロ野球に在籍したことすらない凡人には、松本の成績を笑う資格はない。

2026年10月14日水曜日

22年 南海vs大阪 13回戦

9月6日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 南海 46勝38敗4分 0.548 別所昭 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 大阪 55勝30敗3分 0.647 梶岡忠義

勝利投手 別所昭     24勝13敗 
敗戦投手 梶岡忠義 12勝7敗

三塁打 (南)安井

勝利打点(南)河西俊雄 2


今季最高の投手戦

 西宮の第2試合は別所昭と梶岡忠義の先発で午後3時25分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 南海は2回表、先頭の山本一人監督が四球で出塁するが、堀井数男の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 大阪は2回裏、先頭の藤村富美男が三塁内野安打で出塁するが後続なし。

 大阪は3回裏、先頭の梶岡が四球で出塁、長谷川善三が送って一死二塁、しかし呉昌征と塚本博睦が倒れて無得点。

 大阪は7回裏、二死後土井垣武が右前打で出塁、玉置玉一も中前打で続いて二死一二塁、しかし武智修は遊ゴロに倒れて無得点。

 大阪先発の梶岡は8回まで3四球のみで無安打ピッチング。

 南海は9回表、一死後安井亀和が右中間にチーム初ヒットとなる三塁打、河西俊雄が中前にタイムリーを放ち1点を先制する。

 別所昭は最終回も三者凡退で締めくくり、3安打1四球3三振で今季7度目の完封、ハーラー独走の24勝目をマークする。

 梶岡忠義も9回を2安打4四球1三振1失点。8回まで無安打無得点を続けたが、最終回に力尽きた。

 両チーム無失策の引き締まった試合。

2026年10月11日日曜日

22年 東急vs中日 11回戦

9月6日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 2 0 1 3 東急 33勝48敗2分 0.407 白木義一郎 
0 4 1 0 0 0 0 2 X 7 中日 50勝32敗1分 0.610 清水秀雄

勝利投手 清水秀雄     15勝8敗 
敗戦投手 白木義一郎 16勝20敗

二塁打 (東)大下、飯島 (中)杉浦
三塁打 (東)大下
本塁打 (中)古川清蔵 7号、小鶴誠 8号、加藤正二 4号

勝利打点(中)古川清蔵 4


古川清蔵、決勝満塁弾

 後楽園の第2試合は白木義一郎と清水秀雄の先発で午後3時丁度、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 中日は初回、一死後金山次郎が四球で出塁、大沢清の右前打で一死一二塁、しかし小鶴誠のショートライナーに二走金山が戻れずダブルプレー。

 中日は2回裏、二死後清水の当りは二ゴロ、これをセカンド苅田久徳監督がエラー、藤原鉄之助は左前打、三村勲はピッチャー強襲ヒットで二死満塁、トップに返り古川清蔵がレフトスタンドにグランドスラムを放ち4点を先制する。

 二死後にエラーがあって、そのエラーが無ければチェンジだったと判断された場合はそれ以降の失点は自責点とはならないので白木の自責点はゼロである。苅田監督としては痛恨のエラーであった。

 中日は3回裏、二死後杉浦清監督が左越えに二塁打、加藤正二の左前タイムリーで5-0とリードを広げる。

 中日先発の清水は2回に2安打を許したが6回まで5度の三者凡退と快調なピッチング。

 東急は7回表、一死後大下弘が右越えに二塁打、飯島滋弥の右前打で一死一三塁、白木の右前タイムリーで1点返して1-5、鈴木圭一郎の三ゴロは「5-4-3」と転送されるがセカンド金山からの一塁送球が悪送球となり、二走飯島は三塁を回ってホームイン、2-5とする。

 中日は8回裏、先頭の小鶴がレフトスタンドに第8号ホームランを叩き込んで6-2、一死後加藤もレフトスタンドに第4号ホームランを叩き込んで7-2と突き放す。

 清水秀雄は8安打1四球5三振の完投で15勝目をマークする。

 一方の白木義一郎は20敗目を喫す。

 恐竜打線が古川清蔵の決勝満塁弾を含む3本塁打と吠えた。

 東急は四番から七番までの4人が2安打だったがそれ以外は無安打。

2026年10月10日土曜日

22年 巨人vs金星 14回戦

9月6日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 巨人 40勝45敗1分 0.471 中尾輝三 諏訪裕良 
0 0 3 0 0 0 0 5 X 8 金星 32勝51敗2分 0.386 内藤幸三

勝利投手 内藤幸三 10勝10敗 
敗戦投手 中尾輝三   8勝12敗

二塁打 (巨)山川2 (金)坪内、小前、内藤
三塁打 (金)内藤

勝利打点(金)酒沢政夫 7


内藤デー

 第21節3日目、西宮の第1試合は中尾輝三と内藤幸三両左腕の先発で午後1時30分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は3回表、一死後武宮敏明が左前打で出塁、二死後トップに返り山川喜作が三塁線を抜く二塁打を放って二死二三塁と先制のチャンス、しかし田中資昭は二飛に倒れて無得点。

 金星は3回裏、辻勇夫、内藤が連続四球で無死一二塁、トップに返り中村信一の捕前バントをキャッチャー武宮がファンブル、犠打とエラーが記録されて無死満塁、酒沢政夫が押出し四球を選んで1点を先制、巨人ベンチはここで先発の中尾から諏訪裕良にスイッチ、坪内道則監督の遊ゴロをショート田中が本塁に送球するがセーフ、野選が記録されて2-0、西沢道夫の遊ゴロ併殺の間に三走中村が還って3-0とリードする。

 巨人は6回も山川喜作の四球と千葉茂のヒットで二死一二塁とするが、内藤が川上哲治を三振に切って捨てる。8回にも二死後打撃好調の山川喜作がこの日2本目の二塁打を放つが無得点が続く。

 巨人二番手の諏訪は4回以降7回まで無失点ピッチング。7回は一死後内藤に右中間三塁打を打たれるが後続を抑えた。

 金星は8回裏、先頭の西沢が中前打で出塁、清原初男もセンター左にヒットを放って無死一二塁と追加点のチャンス、玉腰忠義が右前にタイムリーを放ち4-0、小前博文が左中間に2点タイムリー二塁打を放ち6-0、一死後内藤も右中間にタイムリー二塁打を放ち7-0、トップに返り中村の中前打で一死一三塁、酒沢の二ゴロ併殺崩れの間に三走内藤が還って8-0として試合を決める。

 内藤幸三は最終回に2本の内野安打で一死一二塁のピンチを迎えたが後続を抑え、6安打1四球2三振で今季5度目の完封、10勝目をマークする。打っても3打数2安打1打点、二塁打1本三塁打1本の活躍を見せた。

 酒沢政夫が押出し四球で今季7個目の勝利打点を記録した。現在の勝利打点ランキングは、森下重好が10個でトップ、藤村富美男と大下弘が9個で二位タイ、小鶴誠、平山菊二、青田昇、野口明が8個で四位タイ、酒沢はそれらに続く成績である。上位は全員が主軸を打っているが、酒沢はほとんどが一二番を打っている。

 酒沢の7個の勝利打点の内、ヒットによるものは3個で、内野ゴロが1個、スクイズが1個、押出し四球がこの日を含めて2個で、曲者酒沢らしい記録となっている。三振が少ないことでも知られており、昭和26年には川上哲治と並ぶシーズン最少三振6個を記録することになる。