2026年7月31日金曜日
22年 中日vs大阪 13回戦
2026年7月24日金曜日
「2-4-3IP」
昭和22年8月31日、後楽園の第1試合巨人vs東急戦、1回表巨人の攻撃。二死満塁の場面で「2-4-3IP」により三走田中資昭にスリーアウト目が記録された。
スコアカードの記載を解説すると、キャッチャー鈴木圭一郎が二塁に送球して三走田中資昭がファースト熊耳武彦の守備を妨害して「イリーガルプレー」が記録されたことになる。
この試合の熊耳の刺殺数を確認しても、このプレー以外の刺殺は6個で、この試合の熊耳の刺殺数は7個なので、このプレーで熊耳に刺殺が記録されたことは間違いない。
公認野球規則によると、
「走者が野手を妨害してアウトが宣告された場合ーーー妨害された野手に刺殺を与える。」
とされている。
筆者が見ている公認野球規則は「9.09(C)(6)」であるが、公認野球規則は毎年更新されるので最新版では「条ずれ」が生じているはずである。
「2-4-3IP」は田中資昭のスリーアウト目に記録されているので、三走田中の守備妨害によりファースト熊耳に刺殺が記録されたことは間違いない。
二走川上が離塁したのは、ディレードスチールを仕掛けたのかと考えられるが、川上の離塁を見てキャッチャー鈴木圭一郎は二塁ベースカバーに入ったセカンド苅田久徳に送球した。その後に三走田中がホームに走り、ファースト熊耳の守備を妨害して田中にインターフェアが宣告されてスコアカードには「イリーガル(I.P.)」が記載された。
キャッチャー鈴木圭一郎が二走川上の離塁を見て二塁に送球し、川上が二三塁間に挟まれた際、ファースト熊耳は、二死満塁の場面なので、一塁走者は無視してホームベースカバーに走った。三走田中は二三塁間挟殺プレーの隙を見てホームに突っ込んだが、ファースト熊耳が三本間に陣取っており、セカンド苅田から熊耳に送球されて、田中が熊耳に体当たりして守備妨害を取られたということか。この際、キャッチャー鈴木圭一郎はホームベースをカバーしており、ファースト熊耳は三走田中の動きを警戒し、一塁の守備位置から走って来て三本間の挟殺プレーに備えて三塁ベース寄りにポジションを取っていたと考えられる。
三走田中は二走川上の動きを見ながらスタートを切り、セカンド苅田は二走川上を追いながら横目で三走田中を警戒していたので、田中がスタートを切ると三本間のカバーに入っていたファースト熊耳に送球し、熊耳がセカンド苅田からの送球を受けた際に三走田中がぶつかってきて落球したが、守備妨害を宣告されて、スコアカードにはイリーガルプレー(I.P.)と記載されたと考えられる。
ファースト熊耳はキャッチャー鈴木圭一郎の後ろに入って挟殺プレーが続くケースに備える手もあったが、熊耳は鈴木とキャッチャーを交互にやっているので本塁守備には慣れており、自分が先に三本間の挟殺プレーに備えて鈴木の前に陣取ったと考えられる。
この試合が後楽園であれば公式記録員山内以九士が状況を「雑記」欄に記載しているはずだが、甲子園の試合ではほとんど「雑記」欄に記載されることはないので、「2-4-3IP」でファースト熊耳に刺殺が記録されて三走田中がアウトになったケースとしては上記のプレーが考えられるのである。
*スコアカードには田中資昭のスリーアウト目が「2-4-3IP」と記載されている。画像では見ずらいと思うが、拡大鏡で確認しているので間違いない。
2026年7月22日水曜日
22年 巨人vs東急 12回戦
2026年7月20日月曜日
専松vs商大付属
本日の千葉県予選5回戦は専修大学松戸高校(以下「専松」)と千葉商科大学付属高校(以下「商大付属」)が対決。
Cシードの商大付属がAシードの専松に挑んだ試合は2対1で専松が地力の差を見せましたが、商大付属の健闘に拍手。
筆者の実家は市川市の北側、千葉県市川市国分4丁目(当時は国分町1965)で、商大付属までは歩いて10分もかからない。専松はその北方で、筆者から見れば地元対決になります。
現在では千葉では木更津総合と並んで甲子園常連校となった専松ですが、甲子園出場は商大付属の方が早かったことはあまり知られていないと思うので説明しよう。
1982年センバツ、剛腕平沼を擁して甲子園初出場を果たしました。筆者の実家の前の道で「チャカチャカ」と音がしてくると、「商大付属の野球部の連中だな」と分かりました。アスファルトの道をスパイクでランニングしていたようです。当時は商大付属も専松も甲子園に行けるとは思ってもみなかった時代でしたが、平沼定晴が出てきた時は地元でも「行けるか」の声が高まっていました。社会人2年目で仕事も忙しくなってきた時期だったので球場に行くことはなかったですが、思ってもみなかった甲子園初出場を誇らしく思ったのはいい思い出です。
平沼の名前が全国区になったのは中日からロッテ移籍後のこと。清原の内角に投げたツーシームが清原の肘に当たり、激高した清原が平沼にバットを投げつけて向かってきます。平沼はひるむことなく清原に向かって突進、清原も負けじと平沼にフライングニ―ドロップ、と思った瞬間清原も「まずい」と思ったか体を反転させてヒップドロップとなって平沼がひっくり返りました。
清原が体を反転させずに「ひざ蹴り」が平沼に直撃していたらとんでもないことになっていたでしょう。平沼が重症だったら清原は引退を迫られたかもしれません。清原の「防衛本能」とたぐい稀な「運動神経」が大惨事を免れた要因でした。
翌日、清原が謝罪に来ましたがロッテのベテラン陣に怒鳴り付けられて直接の謝罪はできなかったようです。後年、テレビ番組で清原が謝罪して、今では仲の良いコンビになっていますね。
名将持丸監督を招聘して今では甲子園常連校となった専松、共学校に変わって水泳では何人もオリンピック選手を輩出している商大付属、時代が変わって今では筆者も横浜に住んでいますがチバテレは見ることができます。高校野球は千葉ですね。
ということで、本日までは商大付属を応援していましたが、明日からはベスト8に進んだ専松の応援に専念できることになりました(笑)。
2026年7月18日土曜日
訂正のお知らせ
2025年11月16日付けブログ「22年 7月 月間MVP」において、打撃部門受賞の森下重好について「初受賞」とお伝えしていましたが、森下重好は21年 5月にも受賞していますので、「通算2度目」に訂正させていただきます。
読者の方からのご指摘で訂正することが多いですが、これは自分で気が付きました。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。