2022年7月16日土曜日

21年 ゴールドスターvsグレートリング 13回戦

10月17日 (木) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
1 0 0 3 0 0 0 0 0  0   1  5 ゴ軍 39勝53敗1分 0.424 江田孝 
0 0 0 2 0 0 1 0 1  0   0  4 グ軍 60勝34敗2分 0.638 丸山二三雄

勝利投手 江田孝          7勝13敗 
敗戦投手 丸山二三雄 23勝14敗

二塁打 (ゴ)大友、西沢
三塁打 (グ)丸山

勝利打点(ゴ)早川平一 1


酒沢政夫、ベテランの味

 西宮の第1試合も午後零時30分、江田孝と丸山二三雄の先発で杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 神嘗祭の休日ということで、西宮も10,984人の観客を集めた。

 ゴ軍は初回、一死後大友一明が左中間に二塁打、坪内道則監督の遊ゴロで大友は三進、西沢道夫の左前タイムリーで1点を先制する。

 ゴ軍は4回表、先頭の坪内が三塁に内野安打、西沢の左越え二塁打で無死二三塁、清原初男が中前に2点タイムリーを放ち3-0、小前博文もショートへの内野安打で無死一二塁、辻功は一邪飛、江田も一邪飛で二死一二塁、早川平一が左前にタイムリーを放ちこの回3点、4-0とリードする。

 グ軍は4回裏、一死後堀井数男が中前打で出塁、岡村俊昭も中前打を放って一死一三塁、筒井敬三が右前にタイムリーを放ち1-4、一死一三塁から丸山の三ゴロをサード清原がエラーする間に三走岡村が還って2-4とする。

 グ軍は7回裏、一死後宮崎仁郎の当りは三ゴロ、これをサード清原が又もエラー、宮崎が二盗を決め、トップに返り安井亀和が中前にタイムリーを放ち3-4と追い上げる。

 丸山二三雄は5回以降もヒットを許しながら粘りのピッチングを見せ、9回まで11安打を浴びるも5回以降は無失点。

 その丸山が9回裏、先頭打者として打席に立つと中越えに三塁打、宮崎に代わる代打別所昭は四球で無死一三塁、トップに返り安井の当りは二遊間へのゴロ、ショート酒沢政夫はバックホームを諦めて二塁ベースに入って別所は二封、この間に三走丸山が還って4-4の同点に追い付く。一塁に残った安井は3回に二盗を決めており、ここも二塁を狙って大きなリード、しかし江田の一塁牽制にタッチアウト、河西俊雄は中飛に倒れて試合は延長戦に進む。

 グ軍は10回裏、二死後堀井が中前打、岡村も中前打で続いて二死一三塁とサヨナラのチャンス、しかし筒井は遊ゴロに倒れて無得点。

 ゴ軍は11回表、先頭の辻が二遊間にヒット、江田が送って一死二塁、ここで早川が中前に決勝タイムリーを放ち5-4とする。

 江田孝は11回裏に2つの四球を与えて一打同点のピンチを迎えるが、二死一二塁から田川豊を三ゴロに打ち取り、11回を9安打5四球4三振で完投、7勝目をあげる。

 ゴ軍1点リードで迎えた9回表、無死一三塁から安井亀和の当りは二遊間へのゴロ、ショート酒沢政夫は無理せず本塁送球を諦め、二塁ベースを踏んでアウトカウントを増やす選択をした。ここで無理して本塁送球しフィルダースチョイスだったらサヨナラ負けしていたかもしれない。同点に追い付かれはしたが、このベテランらしい冷静な守備が11回の早川の決勝打を呼び込んだのである。

 一方、グ軍の安井亀和は同点に追い付いて一塁に残り、二盗を狙っていたが江田の牽制に刺される若さを見せた。

 酒沢と安井は年齢では酒沢が2歳上なだけであるが、酒沢は戦前プロで4シーズンを経験、安井も昭和18年に南海に入団したが9試合の経験だけ。安井は今季得点の新記録を作る活躍を見せてはいるが、ここは経験不足が響いた。

 グ軍は好調の前節週間MVP江田孝に当たる不運もあったが14日の中部戦に続いて下位チームに連敗、13日の巨人戦から3連敗となって二位巨人にゲーム差1分まで迫られてきた。

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