2021年9月26日日曜日

21年 ゴールドスターvsパシフィック 10回戦

9月13日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 ゴ軍 29勝44敗1分 0.397 内藤幸三 
3 1 0 0 0 0 0 0 X 4 パ軍 31勝44敗2分 0.413 真田重蔵

勝利投手 真田重蔵 18勝16敗 
敗戦投手 内藤幸三 15勝18敗

二塁打 (パ)松井
三塁打 (ゴ)大友

勝利打点 (パ)松井信勝 3

猛打賞 (パ)松井信勝 5、真田重蔵 2


真田と松井が投打のヒーロー

 第21節2日目の第2試合は内藤幸三と真田重蔵の先発で午後3時2分、沢球審の右手が上がりプレイボール。

 ゴ軍は初回、一死後大友一明が右中間に三塁打、二死後坪内道則監督が左前に先制タイムリーを放ち1点をリードする。

 パ軍は1回裏、白石敏男、木暮力三、小島利男が3連続四球で無死満塁、主砲森下重好は一邪飛に倒れるが、伊勢川真澄の中前タイムリーで1-1の同点、松井信勝も中前に逆転タイムリーを放ち2-1、二走小島もホームに突っ込むが、センター坪内からのバックホームにタッチアウト、一走伊勢川は三塁に進んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて3-1とする。
 パ軍は2回裏、先頭の平野徳松がショートに内野安打、酒沢政夫の悪送球が加わり無死二塁、真田が中前打で続いて無死一三塁、トップに返り白石は三振に倒れて一死一三塁、小暮の一ゴロ併殺崩れの間に三走平野が還って4-1とリードを広げる。

 ゴ軍は3回以降8回まで毎回走者を出すがあと1本が出ず無得点。

 パ軍も3回以降毎回走者を出すが追加点を奪えず。

 真田重蔵は最終回を三者凡退に抑え、6安打4四球3三振で完投、18勝目をあげてハーラートップの白木義一郎に1勝差と迫る。

 初回に逆転の決勝打を放ったのは松井信勝。この日の投打のヒーロー真田と松井は昭和14年夏の甲子園で対戦している。嶋清一が全試合完封、準決勝・決勝連続無安打無得点で知られるこの大会で海草中学と嘉義中学は1回戦で対戦し、嘉義中の二番ショートで出場した松井信勝は嶋清一に対して4打数無安打であった。真田は五番サードで出場して4打数2安打。四番でエースの嶋清一は4打数2安打、二塁打1本、三塁打1本を記録している。

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