8月6日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 0 0 0 0 0 0 3 5 朝日 9勝19敗1分 0.321 内藤幸三
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 近畿 9勝18敗1分 0.333 清水秀雄
勝利投手 内藤幸三 8勝8敗
敗戦投手 清水秀雄 6勝8敗
二塁打 (朝)坪内2 (近)松川、堀井
勝利打点 菊矢吉男 3
猛打賞 (朝)坪内道則 3
内藤幸三、清水秀雄との対決を制す
最下位争いを演じる両チームであるが、戦前屈指の左腕剛球投手である清水秀雄と内藤幸三の対決は見応えがる。両サウウポーの激突は今季4度目。
朝日は初回、先頭の酒沢政夫が左前打を放って出塁、田中豊一は三振に倒れるが、坪内道則がライト線に二塁打を放って一死二三塁、金光彬夫が四球を選んで一死満塁、菊矢吉男の左犠飛で1点を先制する。
朝日は2回、先頭の桜沢三郎の当りは遊ゴロ、これをショート松川博爾が一塁に悪送球する間に打者走者の桜沢は二塁に進み、大島渡が左前打を放って無死一三塁、仁木安のピッチャー強襲ヒットがタイムリーとなって2-0とする。
南海は初回、先頭の松川がレフト線に二塁打、しかし吉川義次は三振、堀井数男は三ゴロ、四番ピッチャー清水秀雄は四球を選ぶが、首位打者の岡村俊昭は遊ゴロに倒れて無得点。
南海は2回、二死後加藤喜作が右前打を放つが、丸山二三雄は三振に倒れて無得点。
朝日先発の内藤幸三は3、4、5回と三者凡退。6回二死後、堀井に左中間二塁打を許すが、清水を遊飛に打ち取り無失点。7回、8回も無失点に抑える。
朝日は9回、先頭の桜沢が右前打で出塁、大島が四球を選んで無死一二塁、ここで八木進がパスボールを犯して無死二三塁、仁木が三塁にタイムリーヒットを放って3-0、トップに返り酒沢は三振に倒れるが、田中の遊ゴロの間に三走大島が還って4-0、坪内が左中間に二塁打を放ち5-0として試合を決める。
内藤幸三は9回に2安打を許すが無失点で切り抜け、5安打5四球8三振の力投で今季2度目の完封、8勝目をあげる。
内藤と清水の対決は昭和19年が白眉。この二人は4年後の昭和23年7月10日の中日vs金星戦で延長12回の投げ合いを演ずることとなる。約6年後に実況中継しますのでお楽しみに。
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