2019年2月20日水曜日

19年 阪急vs産業 6回戦


8月6日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 1 0 0 2 阪急 14勝12敗1分 0.538 大平茂
2 2 0 0 0 1 0 0 X 5 産業 12勝18敗1分 0.400 野口正明

勝利投手 野口正明 5勝4敗
敗戦投手 大平茂     3勝3敗

二塁打 (急)三木、安田、上田
本塁打 (急)野口明 1号

勝利打点 金山次郎 3


5安打の産業、10安打の阪急を降す

 ダブルヘッダーの第二試合。

 産業は初回、先頭の小坂三郎の遊ゴロをファースト野口明が落球、松尾幸造が四球を選んで無死一二塁、加藤正二の三前バントが内野安打となって無死満塁、金山次郎が中前にクリーンヒットを放って2者生還、2点を先制する。

 阪急は2回、先頭の野口明がレフトスタンドにホームランを叩き込んで1-2と1点差に迫る。

 産業は2回裏、一死後小坂が一塁にヒット、ここで小坂が二盗、キャッチャー坂田清春からの送球が悪送球となって小坂は三進、松尾が四球から二盗を決めて一死二三塁、加藤の一ゴロで三走小坂がホームに突っ込むがファースト野口明からのバックホームにタッチアウト、この間に打者走者の加藤は二塁に走り、キャッチャー坂田清春は二塁に送球、ここで三走松尾がホームにスタートする構えを見せたためセカンド上田藤夫が三塁に送球するが悪送球、この間に三走松尾がホームに還って3-1とするが、松尾の生還はスコアカードには「投失」、すなわちピッチャーのエラーと記録されているので、上田の三塁悪送球のカバーに入ったピッチャー大平茂がカバーの際に後逸する間に三走松尾が生還したものと考えられる。この間に加藤は三塁に進み、続く金山の遊ゴロをショート遠山晴富が一塁に悪送球する間に三走加藤が還って4-1とリードを広げる。

 阪急は2回裏の守備で4失策、これが敗因となった。

 産業は6回、二死後須原武志が四球から二盗に成功、トップに返り小坂も四球を選んで二死一二塁、松尾が中前にタイムリーを放って5-1とダメ押す。

 阪急は7回、先頭の遠山に代わる代打安田信夫が右中間に二塁打、トップに返り山田伝はストレートの四球で無死一二塁、上田がレフト線に二塁打を放って2-5としてなお無死二三塁、坂田の三ゴロをサード井上嘉弘がエラーして無死満塁、しかし野口明の遊ゴロで三走山田は本封、三木久一の遊ゴロが「6-4-3」と渡って万事休す。

 野口正明は阪急打線に10安打を浴びながら5四球3三振の完投で5勝目をあげる。

 産業は5安打であったが、阪急守備陣の乱れを突いて10安打の阪急に快勝した。

 

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