2018年2月25日日曜日

19年 朝日vs産業 1回戦


4月23日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 2 0 4 朝日 1勝5敗 0.167 内藤幸三 森本清三
0 0 2 0 1 0 0 4 X 7 産業 3勝3敗 0.500 井上嘉弘 森井茂

勝利投手 井上嘉弘 1勝0敗
敗戦投手 森本清三 0勝2敗

三塁打 (朝)田中
本塁打 (朝)金光 2号 (産)金山 1号

勝利打点 井上嘉弘 1

猛打賞 金光彬 1


井上嘉弘、プロ入り初勝利と決勝打

 産業は井上嘉弘がプロ入り初登板初先発。

 朝日は初回、先頭の酒沢政夫の右飛はヒット性の当りであったがライト高橋敏が好捕、田中豊一が右中間に三塁打、坪内道則はストレートの四球から二盗に成功、森本清三がセンター左に先制タイムリーを放って1-0、金光彬夫もセンター左にタイムリーを放ち2-0とする。

 産業は3回、先頭の金山次郎の当りは三ゴロ、これをサード田端美夫がエラー、鈴木秀雄は一二塁間にヒット、加藤正二がレフト線にタイムリーを放ち1-2、一走鈴木も二塁ベースを蹴って三塁に向かおうとするが、レフト大島渡からの返球をカットしたピッチャー内藤幸三がセオリーどおりランナーを追って二塁に走ってきたファースト森本清三に送球、鈴木はに二三塁間に挟まれ、森本からサード田端に送球されて鈴木はタッチアウト、森本の基本に忠実なプレーが光った。この間に打者走者の加藤は二塁に進み、岩本章の左飛で加藤がタッチアップから三塁に進み、藤原鉄之助のレフトライナーを田端が落球する間に三走加藤が還って2-2の同点に追い付く。

 産業は5回、先頭の加藤が四球を選んで出塁、岩本の送りバントは捕邪飛となって失敗、藤原は中飛に倒れて二死一塁、野口正明の右前打で加藤は三塁に進み、野口が二盗を決めて二死二三塁、小坂三郎の遊ゴロをショート酒沢がエラー、三走加藤が還って3-2と勝ち越す。

 朝日は8回、先頭の森本が左前打、金光がレフトスタンドに昨日に続いて2試合連続本塁打となるツーランを放って4-3と逆転する。

 産業は8回裏、先頭の野口が左中間二塁打、小坂の遊ゴロで二走野口が三塁に走り、ショート酒沢が三塁に送球するが悪送球となって無死一三塁、小坂が二盗を決めて無死二三塁、藤野義登が中前に同点タイムリーを放って4-4、藤野は二盗に失敗して一死三塁、井上が右中間に二塁打を放って5-4と再逆転、トップに返り金山がレフトスタンドにツーランホームランを放って7-4と突き放す。

 逆転に成功した産業は9回から先発の井上に代えて森井茂がマウンドに上がる。

森井は最終回の産業の反撃を三者凡退に抑えて今季初セーブを記録。

 井上嘉弘は8回を投げて10安打6四球2三振、1ボーク、4失点、プロ入り初登板で初勝利を飾る。勝利打点も記録した。

 10安打6四球で産業に2失策があって18人の走者を出しながら4得点の朝日は記録だけ見ると拙攻に見えるが残塁は9個のみ。併殺が1個あり、産業のキャッチャー藤原鉄之助に4つの盗塁を刺されたことに起因している。

 すなわち、井上嘉弘のプロ入り初勝利は、藤原鉄之助の強肩に助けられたものであった。

 

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