2018年2月1日木曜日

19年 阪急vs朝日 1回戦


4月16日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 0 0 0 0 2 0 0 4 阪急 2勝2敗 0.500 笠松実 大平茂
0 0 1 2 0 0 0 0 0 3 朝日 1勝3敗 0.250 内藤幸三

勝利投手 大平茂     1勝0敗
敗戦投手 内藤幸三 1勝2敗

二塁打 (朝)坪内

三塁打 (朝)吉田

勝利打点 坂井豊司 1


坂井豊司が決勝打、大平茂が初勝利

 阪急は4月10日にプロ入り初出場した坂井豊司がプロ入り初スタメンで七番ショート、この起用が当った。

 阪急は初回、一死後上田藤夫がライト線にヒット、野口明もライト線にヒットを放ち上田は三塁に進んで一死一三塁、高橋敏はストレートの四球で一死満塁、榎並達郎がストレートの押出し四球を選んで1点を先制する。

 阪急は2回、一死後伊藤健一が二遊間にヒット、トップに返り山田は三振に倒れるが伊藤は二盗に成功、上田が左前打を放って二死一三塁、上田が二盗を決めて二死二三塁、野口明が四球を選んで二死満塁、高橋が押出し四球を選んで2-0とする。

 朝日は3回、先頭の吉田弘が左中間に三塁打、田中豊一は一ゴロに倒れるが、トップに返り酒沢政夫の右犠飛で1-2とする。

 朝日は4回、先頭の坪内道則が左前打から二盗に成功、森本清三の二ゴロの間に二走坪内は三進、大橋一郎はストレートの四球で一死一三塁、ここで大橋が二盗、キャッチャー安田信夫は三走坪内のリードが大きいと見て三塁に送球するが悪送球、坪内がホームに還り2-2の同点、大橋には盗塁が記録されて悪送球の間に三塁に進んで一死三塁、安田がパスボールを犯して大橋が生還、3-2と逆転に成功する。

 阪急は5回の守備からバッテリーを入れ替え、先発の笠松実を下げて大平茂がマウンドに上がり、キャッチャーは先発マスクの安田から坂田清春に交代。

 阪急は7回、先頭の野口明が四球を選んで出塁、朝日の坪内監督はここで先発の内藤幸三に一息入れさせるためセカンドを大橋一郎から桜沢三郎に交代、高橋は5球ファウルで粘った挙句三ゴロ、「5-4」と渡って野口明は二封、高橋が二盗を決めて一死二塁、榎並に代わる代打三木久一がピッチャー強襲ヒットを放ち一死一三塁、坂田が投前にスクイズバントを決めて3-3の同点、二死二塁となって坂井豊司が左前に殊勲の決勝タイムリーを放ち4-3と逆転する。

 5回からマウンドに上がった大平茂は、5イニングを3安打1四球5三振無失点の好投でプロ入り初勝利を飾る。

 決勝打の坂井も勝利投手の大平も岐阜商業の出身である。

 

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