月間MVP
投手部門
西鉄 野口二郎 4
10・11月は13試合に登板、102回3分の1を投げて10勝0敗1セーブ、4完封。防御率1.06、WHIP 0.79、奪三振率3.21。
次点候補は野口正明が6勝1敗、石丸進一は5勝4敗、藤本英雄は4勝3敗。満票で野口二郎であった。
打撃部門
朝日 坪内道則 1
打撃部門は黒沢俊夫と坪内道則の争い。
黒沢は59打数22安打8得点9打点14四球。打率3割7分3厘、OPS 0.927。
坪内は66打数24安打14得点6打点11四球。打率3割6分4厘、OPS 0.888。
数字の単純比較では黒沢に軍配が上がるように見えるかもしれないが、坪内は13盗塁をマークし、10月24日の大和戦と26日の阪神戦で2試合連続4安打を記録している。主軸を打つ黒沢は打点が少なく四球が多いつなぎのバッティングであったことがマイナス材料となった。
2017年12月、日本経済新聞の「私の履歴書」は「江夏豊」でした。12月31日の最終回で江夏は「今は四番が当てにいって恥とも思わない。それを『つなぎの打撃』とほめるマスコミもいけない。」と書いていますが、当ブログも同意見です。江夏の「私の履歴書」が昭和18年10・11月の月間MVP選考時期と重なったのは単なる偶然ですが、江夏の見解を読んでいなくても、当ブログは坪内道則を選出していました。
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