3 0 0 0 0 0 0 0 2 5 大阪 45勝20敗3分 0.692 渡辺誠太郎
0 0 0 0 0 1 0 1 1 3 南海 34勝30敗3分 0.531 別所昭
勝利投手 渡辺誠太郎 3勝3敗
敗戦投手 別所昭 18勝11敗
二塁打 (南)小林、安井
三塁打 (大)藤村2
本塁打 (大)山本一人 6号
勝利打点(大)富樫淳 6
猛打賞 (大)藤村富美男 7 (南)河西俊雄 3
藤村が2本の適時三塁打
西宮の第2試合は渡辺誠太郎と別所昭の先発で午後3時32分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。
大阪は初回、先頭の呉昌征が中前打で出塁、金田正泰のライト線ヒットで無死一三塁、金田がディレードスチールを仕掛けるが「2-6-3」と送球されてタッチアウト、三走呉は動けず一死三塁、富樫淳の二ゴロで三走呉がホームを狙い、セカンド安井亀和からの本塁送球はセーフ、野選が記録されて1点を先制、藤村富美男が中越えにタイムリー三塁打を放ち2-0、土井垣武の左犠飛で3-0とリードする。
大阪先発の渡辺は前半好投を見せて5回まで無失点。
南海は6回裏、先頭の小林悟楼が左中間に二塁打、トップに返り安井の遊ゴロの間に小林は三進、河西俊雄の中前タイムリーで1点返して1-3と追い上げ開始。
南海は8回裏、先頭の坂田清春に代わる代打丸山二三雄が左前打で出塁すると代走に筒井敬三を起用、一死後トップに返り安井の当りは右中間に落ちる二塁打、一走筒井は三塁ベースで一旦止まるがホームに向かい、それを見たセンター呉昌征は直接本塁に送球する強肩を見せ、筒井は本塁寸前タッチアウト、二死二塁となって河西の三塁線内野安打で二死一三塁、河西が二盗を決めて二死二三塁、田川豊の一二塁間内野安打がタイムリーとなって2-3と1点差、三塁に河西、一塁に田川と俊足の走者を置くと、山本一人監督の打席で予想どおり田川が同点を狙うディレードスチールを仕掛け、キャッチャー土井垣はセカンド本堂保次に送球、一二塁間で挟殺プレーとなって本堂はファースト玉置玉一に送球、その瞬間三走河西がホームに突っ込み、この動きを読んでいた玉置が本塁送球、河西は本塁寸前タッチアウトとなって同点を狙ったダブルスチールは失敗。
8回の守備を凌ぎ切った大阪は9回表、先頭の渡辺が左前打で出塁、トップに返り呉が送りバントを決めて一死二塁、金田の左前打で一死一三塁、今度は大阪がディレードスチールを仕掛けて一走金田がスタートを切り、キャッチャー筒井はセカンド安井に送球、一二塁間で挟殺プレーとなって安井はファースト飯田徳治に送球、その瞬間三走渡辺がホームに突っ込み、この動きを読んでいた飯田が本塁送球、渡辺は本塁寸前タッチアウトとなって二死二塁、富樫が四球を選んで二死一二塁、ここで藤村が試合を決める2点タイムリー三塁打を右越えに放ち5-2とする。
南海は最終回、先頭の山本がレフトスタンドに第6号ホームランを放ち3-5と2点差に迫るが追い上げもここまで。
渡辺誠太郎は13安打を浴びるが無四球4三振の完投で3勝目をマークする。
お互いディレードスチールを仕掛けてダブルスチールを狙うケースが3回あったが、全て走者をアウトにする内野陣の好守が見られた。
藤村富美男の2本のタイムリー三塁打が勝負を決めた。長打力不足が目立つ大阪であるが、打撃方法の転換期に来ている。
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