0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 大阪 44勝20敗3分 0.688 御園生崇男
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 太陽 25勝38敗3分 0.397 真田重蔵
二塁打 (大)呉昌征
三塁打 (太)荒川
勝利打点 なし
猛打賞 (太)荒川昇治(4安打)1
御園生と真田の投げ合いで0対0の引分け
西宮の第1試合は御園生崇男と真田重蔵の先発で午後1時38分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。
大阪は初回、先頭の呉昌征が左前打で出塁、しかし真田の牽制に刺されてチャンスを潰す。
大阪は3回表、二死後御園生が左前打で出塁、トップに返り呉のライト線二塁打で二死二三塁、金田正泰は四球で二死満塁、富樫淳の当りは投前にボテボテの当り、これを真田が冷静に判断して本塁に送球、三走御園生がフォースアウトとなって無得点。一塁に投げて悪送球になる可能性を考えての頭脳的プレーであった。
太陽は3回裏、先頭の荒川昇治が右越えに三塁打を放って先制のチャンスを作るが後続なく無得点。
太陽は6回裏、先頭の真田が三塁線にヒット、トップに返り辻井弘が送りバントを決め、藤井勇は四球で一死一二塁、しかし主砲森下重好と四番中谷信夫は凡飛に倒れて無得点。
太陽は9回裏、先頭の藤井が左前打で出塁、しかし続くクリーンナップトリオが倒れて無得点。試合は延長戦へ。
大阪は10回表、先頭の玉置玉一が中前打で出塁、武智修の送りバントが野選を誘って無死一二塁、一死後ダブルスチールを試みるが玉置がキャッチャー伊勢川真澄からの三塁送球に刺されて失敗、二死二塁から呉が四球を選んで一二塁とするが、金田正泰の当りはファーストライナーとなってスリーアウトチェンジ。
大阪は12回表、二死後武智が右前打で出塁すると二盗を決めて二死二塁と最後のチャンス、しかし御園生は右飛に倒れて無得点。
太陽は12回裏、先頭の伊勢川が二遊間にヒット、藤本定義監督は最終回とあってキャッチャー伊勢川に代えて代走の切り札蔵本光夫を起用、佐竹一雄が四球を選んで一死一二塁、佐竹に代えて代走に湯浅芳彰を起用、荒川がこの日4本目のヒットを右前に放ち、二走蔵本は三塁ベースを蹴ってサヨナラのホームに突っ込むが、ライト富樫からの返球にタッチアウト。ピッチャー経験もある富樫の強肩がチームを救う。
最後はスリリングな展開となったが0対0の引き分けに終わった。
御園生崇男は12回を投げて7安打2四球2三振無失点。開幕14連勝を逃した。
真田重蔵は12回を投げて8安打3四球4三振無失点。これまでもお伝えしてきたように真田は調子を上げてきている。昨年は25勝をマークしながら今季はここまで9勝止まりであるが、後半戦は勝ち星を伸ばしてくるのではないか。