2010年3月27日土曜日

12年春 イーグルスvsタイガース  2回戦

3月27日(土)上井草

1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 1 1 0 0 0 0 0 2  イーグルス 0勝2敗 0.000 古川正男-石井秋雄
5 3 0 0 0 0 0 1 X 9  タイガース 2勝0敗 1.000 西村幸生-菊矢吉男

勝利投手 西村幸生 1勝0敗
敗戦投手 古川正男 0勝1敗
セーブ   菊矢吉男 1S

二塁打 (タ)塚本

西村幸生デビュー戦を飾る
 タイガースは初回、トップ塚本博睦中前打後すかさず二盗、奈良友夫、玉井栄連続四球で満塁、更に山口政信、伊賀上良平が連続押出し四球。タイガースからイーグルスに移籍した先発古川正男は一死も取れずに降板、石井秋雄に交代。岡田宗芳の遊ゴロで玉井本封、門前真佐人右犠飛、ライト中根之の送球をファースト太田健一が逸らす間に伊賀上も生還、石井のワイルドピッチで岡田も生還し、結局5点を先取。更に2回、本堂保次四球、塚本左中間二塁打で無死二三塁、奈良が三遊間を破り二者生還。玉井遊失後山口は4-6-3のゲッツーに倒れるが、伊賀上の三ゴロをサード野村実が悪送球し8-0。
 職業野球入り初登板初先発の西村幸生は、初回は中根に四球を与えたのみで四番サム高橋吉雄から初奪三振。2回は太田健一から2個目の三振を奪うなど三者凡退。3回は山本博愛に四球、石井に死球、トップの野村に二遊間を破られ初被安打、中根に一塁前バントヒットを決められ初失点。しかし杉田屋守を右飛、高橋三ゴロ、寺内一隆を投ゴロに打ち取り3回を2安打2三振1失点で降板、現行ルールではリリーフの菊矢が勝利投手となるがまずは目出度く初勝利を飾る。この当時は、勝利投手、敗戦投手の記録は記録者の判断に委ねられており、西村の降板は試合が決したことによると判断されたものと考えられる。逆に、当時はセーブの記録は無かったが現行ルールでは菊矢にセーブが記録される。

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