0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 東急 11勝20敗1分 0.355 北川桂太郎
4 1 0 0 1 1 0 3 X 10 中日 24勝9敗 0.727 藤本英雄
勝利投手 藤本英雄 11勝4敗
敗戦投手 北川桂太郎 2勝5敗
二塁打 (東)飯島 (中)三村
本塁打 (中)岩本章 2号
勝利打点(中)杉浦清 3
北川桂太郎、13日金曜日の厄災
第9節2日目、後楽園の第1試合は北川桂太郎と藤本英雄の先発で午後1時6分、池田球審の右手が上がりプレイボール。
池田豊審判員は開幕から欠場していたが、昨日塁審として復帰し、この試合が今季初の球審となる。
中日は初回、先頭の岩本章が四球で出塁するとパスボールで二進、金山次郎の投前送りバントを北川は三塁に送球するがセーフ、犠打野選となって無死一三塁、一死後小鶴誠は四球で一死満塁、杉浦清監督が押出し四球を選んで1点を先制、加藤正二が左前に2点タイムリーを放ち3-0、ここで北川のセットポジションに対して池田球審がボークの判定、一死二三塁から藤本の一ゴロで三走杉浦がホームを突くがファースト飯島滋弥からの本塁送球にタッチアウト、二死一三塁となったところで再び池田球審がボークのコール、中日は初回に4点を先制する。
中日は2回裏、一死後岩本がレフトスタンドにホームランを叩き込んで5-0とする。
中日は5回裏、小鶴の中前打、杉浦の四球、加藤の中前打で無死満塁、一死後上林繁次郎の左前タイムリーで6-0とリードを広げる。
東急は6回表、先頭の一言多十が中前打、これをセンター古川清蔵が逸らす間に一言は三塁に進み、一死後飯島の中犠飛で1点を返す。
中日は6回裏、先頭の岩本が左前打から二盗に成功、古川のライト線タイムリーで7-1と突き放す。
中日は8回裏、先頭の三村勲が右中間に二塁打、トップに返り岩本は四球、一死後古川も四球、小鶴が中前に2点タイムリーを放ち9-1、二死後杉江文二の遊ゴロをショート鈴木清一が失する間に二走古川が還って10-1とする。
藤本英雄は8安打1死球無三振、自責点ゼロの完投で11勝目をマークする。
北川桂太郎はこの日が今季初球審だった池田豊審判員に2つのボークを宣告された。これまで見逃されていたセットの取り方を池田にはボーク判定されたのであろう。北川はこの日の2個を含めて今季ボーク4個でリーグ最多を記録するが、この経験を教訓として、引退年の昭和26年に2個のボークを取られるまでボークゼロを続けることになる。
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