2022年9月19日月曜日

21年 ゴールドスターvsパシフィック 15回戦

10月20日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 1 0 0 0 2 1 0 0  4  ゴ軍 39勝56敗1分 0.411 江田孝 内藤幸三 西沢道夫 
5 2 0 2 1 0 0 0 X 10 パ軍 40勝54敗3分 0.426 スタルヒン

勝利投手 スタルヒン 1勝0敗 
敗戦投手 江田孝        7勝14敗

二塁打 (ゴ)西沢 (パ)藤井

勝利打点(パ)藤井勇 6

猛打賞 (ゴ)西沢道夫 3 (パ)木暮力三 7、藤井勇 4


スタルヒン、通算200勝

 西宮の第1試合は江田孝とスタルヒンの先発で午後零時35分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 スタルヒンは10月13日に復帰してから1週間ぶりの登板で戦後初先発。

 ゴ軍は初回、酒沢、大友は連続二ゴロに倒れるが、坪内監督が二遊間にヒット、西沢もレフト線にヒットを放って二死一二塁、しかし清原は三ゴロに倒れて無得点。注目のスタルヒンは体にキレがなく重たい感じ。

 スタルヒンを援護したいパ軍は初回、先頭の白石がストレートの四球で出塁、続く小暮の右前打で無死一三塁、藤井が中前にタイムリーを放ちまず1点、森下は右飛に倒れるが、辻井の左前タイムリーで2-0、伊勢川も左前にタイムリーを放ち3-0、一走辻井は三塁を陥れる好走塁、返球の隙に打者走者の伊勢川も二塁に進んで一死二三塁、松井信勝が中前に2点タイムリーを放ち一気に5点を先制する。

 援護をもらったスタルヒンは相変わらず体が重く、2回二死から江田に中前打、坂本勲に右前打を許し、トップに返り酒沢をストレートの四球で歩かせて二死満塁、大友に押出し四球を与えて1点を失う。

 パ軍は2回裏、先頭の白石が中前打、小暮の右前打で無死一三塁、藤井がセンター左後方にタイムリー二塁打を放ち6-1、森下が左前にタイムリーを放ち7-1として先発の江田をKO、二番手内藤幸三が後続を抑える。

 パ軍は4回裏、先頭の森下が左前打で出塁、辻井も三塁に内野安打、森下は三塁に進んで無死一三塁、伊勢川の中犠飛で8-1、松井はストレートの四球、二死後スタルヒンが左前に戦後初ヒットとなるタイムリーを放ち9-1とする。

 ゴ軍は5回から内藤をファーストに回し、ファーストの西沢道夫がマウンドに上がる。

 パ軍は5回裏、先頭の小暮が右前打、ライト小前博文が逸らす間に小暮は二進、藤井の二ゴロで小暮は三進、辻井の右犠飛で10-1と一方的にリードする。

 パ軍は6回の守備からファースト辻井に代わり中谷順次が入ってサード、サードの喜瀬正顕に代わってプロ入り初出場の芝田良三がファーストに入る。

 ゴ軍は6回表、先頭の早川が四球で出塁、一死後内藤の中前打で一三塁、坂本は三振に倒れるが、このスリーストライク目に一走内藤がスタートを切っておりキャッチャー伊勢川が二塁に送球すると内藤は一二塁間に挟まれ、ショート酒沢は一塁に送球、この時三走早川がホームに走り、ファースト芝田がホームに送球するが悪送球となって早川が生還、芝田のプロでな初プレーはタイムリーエラーとなって2-10、二死後酒沢が右前にタイムリーを放ち3-10とする。

 ゴ軍は7回表、先頭の西沢が左中間に二塁打、清原の右前タイムリーで4-10とする。

 スタルヒンは13安打6四球ながら何とか4失点に抑えて戦後初勝利、プロ入り通算200勝を達成した。本来であれば名球会入りとなるが、初期の名球会は金田の個人経営に近いもので、川上に入られるとうるさいので「昭和生まれ」に限定したためスタルヒンも名球会入りしていない。

 藤本定義監督としてはスタルヒンの通算200勝を完投勝利で飾らせてやろうとしたのか。投球内容の割には135球と球数が少ない投球術はさすがであるが、もう少し体を絞らないと来季以降は苦しいのではないか。

 藤井勇の勝利打点は今季7個目となるが、5月26日のグ軍戦で記録した1個は10月初めの聯盟理事会で没収試合となったため取り消され、これまで「*」付きで実況してきたが正式に1個減じてこの試合で6個目とする。

*スタルヒンの直筆サイン入りブロマイド。縦28cm、横22.5cmの大型サイズです。

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