2022年9月4日日曜日

21年 中部日本vsセネタース 15回戦

10月20日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 1 4 0 0 0 0 0 6 中部 37勝56敗3分 0.398 清水秀雄 服部受弘 久野勝美 
0 2 0 1 2 0 0 0 0 5 セ軍 42勝54敗 0.438 白木義一郎 黒尾重明

勝利投手 久野勝美       5勝6敗 
敗戦投手 白木義一郎 26勝19敗

本塁打 (中)杉浦清 7号 (セ)大下弘 19号

勝利打点(中)杉浦清 5

猛打賞 (中)金山次郎 3


杉浦清、決勝グランドスラム

 第26節4日目、後楽園の第1試合は清水秀雄と白木義一郎の先発で午後零時30分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 清水秀雄はグレートリングから中部日本に移籍して初登板。

 中部は初回、一死後金山が二盗に成功、二死後小鶴が四球から二盗、杉浦清監督も四球を選んで二死満塁、しかし笠石徳五郎はニゴロに倒れて無得点。

 中部は2回表、一死後清水が四球を選んで出塁、三村の右前打で一死一三塁、トップに返り石田政良のライト線タイムリーで1点先制、三村は三塁に向かうがライト長持からの送球にタッチアウト、金山が左前打を放ち一二塁、重盗を決めて二死二三塁、しかし古川は投ゴロに倒れて追加点はならず。

 セ軍は2回裏、先頭の白木がストレートの四球で出塁、一死後長持が左前打、根津弘司の右前打で一死満塁、清水喜一郎は浅い中飛に倒れて二死満塁、トップに返り一言多十が左前に2点タイムリーを放ち2-1と逆転する。

 中部は3回表、一死後杉浦の当りは遊ゴロ、これをショート鈴木清一がエラー、杉浦が二盗に成功、キャッチャー熊耳からの送球をショート鈴木が後ろに逸らし、杉浦は三塁に走り、バックアップのセンター一言の三塁送球が悪送球となる間に杉浦が一気にホームに還って2-2、3つのエラーで同点となった。

 中部は4回表、先頭の石田が左前打で出塁、続く金山の三前バントが内野安打となって無死一二塁、古川は中飛に倒れるが、小鶴の中前打で一死満塁、ここで杉浦監督がレフトスタンドにグランドスラムを叩き込んで6-2と大きくリードする。

 セ軍は4回裏、一死後長持がストレートの四球で出塁、ここで先発の清水秀雄はベンチに下がって服部受弘がマウンドに上がり、根津は四球で一死一二塁、清水喜一郎が左前にタイムリーを放ち3-6とする。

 セ軍は5回から白木に代わって黒尾重明がマウンドに上がり、黒尾は9回まで中部打線を1安打1四球無失点に抑え込む。

 セ軍は5回裏、一死後大下がライトスタンドに第19号本塁打を叩き込んで4-6、二死後熊耳が中前打からパスボールで二進、長持の中前タイムリーで5-6と1点差に追い上げる。

 中部は6回から三番手の久野勝美がマウンドに上がり、久野は4イニングを3安打1四球4三振無失点で切り抜け中部が逃げ切った。

 大下は9月22日以来約1か月ぶりのホームラン。19本で断然トップであるが、打たれた服部受弘も被本塁打13本でリーグトップである。球質の軽さに起因している。

 最下位の中部は杉浦清監督の決勝満塁弾で快勝。打線は強力だけにシーズン終盤の台風の目になる可能性がある。

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