1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 3 0 0 0 0 3 タ軍 41勝21敗 0.661 呉昌征
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 セ軍 26勝38敗 0.406 白木義一郎
勝利投手 呉昌征 12勝3敗
二塁打 (タ)御園生
三塁打 (タ)小林 (セ)飯島
勝利打点 (タ)小林英一 1
藤村の代役小林英一が逆転三塁打
第18節最終日、後楽園の第1試合は呉昌征と白木義一郎の先発で午後1時丁度、桝球審の右手が上がりプレイボール。
タ軍は初回、先頭の金田正泰が三失に生きるが、御園生崇男は捕邪飛、これはツーボールワンストライクから2球ファウルの後なので送りバント失敗ではない。土井垣武の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。2回、3回は三者凡退。
セ軍は初回、二死後飯島滋弥がセンター右後方に三塁打、しかし大下弘は遊ゴロに倒れて無得点。どうも大下がチャンスに打てない。
タ軍は4回表、一死後御園生が左中間に二塁打、しかし土井垣は中飛、本堂保次は二飛に倒れて無得点。
先頭の飯島が四球で出塁、大下の二遊間ヒットで無死一二塁、白木がセオリー通り三前に送りバントを決めて一死二三塁、一言多十は浅い中飛に倒れて二死二三塁、長持栄吉の右前タイムリーで1点を先制する。
タ軍は5回表、先頭の渡辺誠太郎が中前打で出塁、塚本博睦は中飛に倒れるが、長谷川善三が中前打を放って一死一二塁、ここで欠場を続ける藤村冨美男の代役小林英一が右中間に逆転の2点タイムリー三塁打を放ち2-1、呉昌征が二前にスクイズを決めて3-12とする。
セ軍は6回裏、先頭の飯島が左前打で出塁、大下は中飛に倒れるが、白木が四球を選んで一死一二塁、しかし二走飯島が呉の二塁牽制に刺されてツーアウト、一言は遊ゴロに倒れて無得点。
セ軍は7回裏、一死後熊耳武彦が左前打で出塁、鈴木清一のニゴロの間に熊耳は二進、トップに返り横沢七郎が左前打、二走熊耳は三塁ベースを蹴ってホームに向かうが、レフト金田正泰からの返球を中継したピッチャー呉の本塁送球にタッチアウト。
セ軍は8回裏、先頭の清水喜一郎が中前打で出塁、飯島が四球を選んで無死一二塁、しかし大下は二飛、白木のピッチャー返しを呉がキャッチして二塁に送球、清水が帰れずダブルプレー。
呉昌征はセ軍最終回の反撃を三者凡退に抑え、8安打3四球1三振の完投で12勝目をあげる。
タ軍は5安打でセ軍は8安打。明らかにセ軍が試合を押していたが、大下のブレーキが痛かった。
家族の不幸により欠場が続く藤村冨美男の代役小林英一が決勝三塁打。小林は藤村欠場初戦でも3安打の活躍を見せた。球史の陰に隠れてほとんど無名であるがいい働きをしている。
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