7月8日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 3 0 0 1 0 0 0 0 5 近畿 4勝13敗1分 0.235 中本政夫 清水秀雄
0 0 0 2 0 1 0 0 0 3 産業 6勝11敗1分 0.353 野口正明
勝利投手 清水秀雄 2勝6敗
敗戦投手 野口正明 1勝3敗
二塁打 (近)堀井、荒木 (産)加藤、小坂
本塁打 (近)堀井 1号
勝利打点 なし
猛打賞 (近)岡村俊昭 4
産業、消極策で敗れる
近畿は初回、二死後堀井数男が左中間に二塁打、清水秀雄の中飛をセンター須原武志が落球する間に二走堀井が還って1点を先制する。
近畿は2回、先頭の荒木正が一塁にヒット、松川博爾が送りバントを決めて一死二塁、トップに返り加藤喜作は中飛に倒れるが、吉川義次が四球を選んで二死一二塁、ここで堀井がレフトスタンドにスリーランホームランを叩き込んで4-0とする。
産業は3回まで近畿先発の中本政男に三者凡退に抑えらえて無得点。
産業は4回、一死後小坂三郎が四球を選んでこの試合初走者、続く加藤正二のライト線ヒットで一死一三塁、四番・金山次郎が四球を選んで一死満塁、藤原鉄之助はレフトライナーに倒れて二死満塁、野口正明がストレートの押出し四球を選んで1-3、近畿ベンチはここで先発の中本とファーストの清水を入れ替えるが、清水も松尾幸造に押出し四球を与えて2-3、井上嘉弘は二ゴロに倒れて2点差まで。
近畿は5回、一死後堀井が四球で出塁、清水は二飛に倒れるが、岡村俊昭の右中間ヒットで二死一三塁、八木進の三ゴロをサード井上がエラーする間に三走堀井が還って5-2と突き放す。
産業は6回、先頭の加藤がライト線に二塁打、金山はストレートの四球で無死一二塁、ここでキャッチャー八木からの二塁牽制をショート松川が後逸する間に二走加藤が三進して無死一三塁、藤原は三振に倒れるが、野口の右犠飛で3-5とする。
産業は8回、先頭の小坂が左中間に二塁打、加藤は四球を選んで無死一二塁、ここで金山が送りバント、これをピッチャー清水が三塁に送球して二走小坂は三封、一死一二塁から藤原の当りはサードライナー、二走加藤が飛び出しており、サード吉川が二塁に送球してダブルプレー、万事休した。
この試合の明暗を決したのは8回裏産業の攻撃、産業は今期2本塁打を放っている金山次郎を初めて四番に起用したが、無死一二塁の場面で四番・金山に送りバントの消極策、5回3分の1を投げて2安打4四球と調子の上がらない清水秀雄を崩すことができなかった。
プロ入り初の四番に起用された金山次郎は、今季終了まで四番の座に座ることとなる。
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