2018年5月5日土曜日

19年 朝日vs阪急 2回戦


5月14日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 朝日 2勝10敗1分 0.167 大橋一郎
0 0 0 0 1 0 0 0 X 1 阪急 7勝5敗 0.583 笠松実

勝利投手 笠松実     3勝2敗
敗戦投手 大橋一郎 0勝1敗

二塁打 (急)山田

勝利打点 髙橋敏 2


大橋一郎、一世一代の快投

 阪急は5回、先頭の山田伝が3球ファウルで粘って四球、上田藤夫が送りバントを決めて一死二塁、野口明の三ゴロの間に山田は三進、四番・髙橋敏が左前にタイムリーを放って1点を先制する。この得点がこの試合唯一の得点となった。

 阪急先発の笠松実は、2回に大橋一郎に右前打、5回にも大橋に左前打を許すが無失点。6回にも桜沢三郎にショート内野安打を許すが無失点。7回以降は3イニング連続三者凡退に抑えて、3安打1四球4三振で今季初完封、3勝目をあげる。

 笠松以上の快投を見せたのが朝日先発の大橋一郎であった。

 大橋は初回、いきなり先頭の山田伝にレフト線二塁打を許し、山田の三盗に続いて野口明も四球から二盗を決められ一死二三塁のピンチを迎えるが、髙橋敏の投ゴロで三走山田がホームを突くとバックホームしてタッチアウト、当たっている坂田清春を左飛に打ち取りピンチを凌ぐ。

 2回~4回は四球や失策で走者を出すが無失点。5回は前述のとおり高橋のタイムリーで1点を失うが、6回以降も無安打無失点。

 大橋は8回を完投して2安打6四球1三振1失点で敗戦投手となった。

 大橋一郎は京都商業時代春夏3回甲子園に出場。昭和15年はセカンドのレギュラーとしてセンバツ準優勝に貢献する。大橋のプロでの通算成績は0勝3敗1完投としか伝えられていないが、その「1完投」がこの試合の2安打完投であった。

 

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