2018年3月5日月曜日

19年 巨人vs阪急 2回戦


4月29日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 2 1 0 0 0 0 0 0 4 巨人 5勝2敗 0.714 藤本英雄 近藤貞雄
0 0 4 2 1 1 0 0 X 8 阪急 5勝2敗 0.714 高橋敏 笠松実

勝利投手 笠松実     2勝1敗
敗戦投手 藤本英雄 2勝2敗

二塁打 (巨)黒沢 (急)野口、高橋、坂井
三塁打 (巨)川畑 (急)坂田
本塁打 (巨)藤本 1号 (急)上田 1号

勝利打点 上田藤夫 1

猛打賞 (急)野口明 1、坂田清春(4安打) 1


坂田清春4打数4安打

 巨人は初回、先頭の黒沢俊夫が左中間に二塁打、呉新亨も中前打で続いて無死一三塁、呉が二盗を試みるがキャッチャー坂田清春からの送球にタッチアウト、三走黒沢は動かず一死三塁、藤本英雄は四球を選び、中村政美が中前にタイムリーを放って1点を先制する。五番ファーストに入った須田博の投ゴロは「1-4-3」と渡ってダブルプレー。

 阪急は1回裏、二死後野口明が左中間に二塁打を放つが、四番ピッチャー高橋敏は一邪飛に倒れて無得点。

 巨人は2回、一死後川畑博が右中間に三塁打、渡部弘がストレートの四球から二盗を決めて一死二三塁、プロ入り初出場の今泉勝義は三振に倒れて二死二三塁、トップに返り黒沢がセンター左に2点タイムリーを放って3-0とリードを広げる。二塁を狙った打者走者の黒沢は「8-2-4」と渡ってタッチアウト。

 阪急は2回裏、先頭の三木久一はワンボールツーストライクから3球ファウルで粘るが三振、坂田がツーボールツーストライクからの5球目を右中間に三塁打、大平茂は藤本に6球投げさせて三振、坂井豊司も藤本に5球投げさせて三振。

 阪急は2回まで藤本に35球投げさせた。これが後に効くこととなる。

 巨人は3回、一死後藤本が左中間スタンドにホームランを叩き込んで4-0と大きくリードする。

 阪急は3回裏、先頭の伊藤健一は藤本に5球投げさせて三振、トップに返り山田伝が四球を選んで出塁、上田藤夫は5球ファウルで粘って四球を選び一死一二塁、野口明の三遊間内野安打で一死満塁、高橋のニゴロをセカンド渡部が二塁に悪送球する間に三走山田が還って1-4、三木は三球三振、坂田の中前タイムリーで2-4、大平がライト線に2点タイムリーを放って4-4の同点とする。

 阪急はこの回、藤本に35球を投げさせて、藤本の投球数は3回までで72球となった。

 阪急は4回から先発の高橋敏がライトに回り笠松実がマウンドに上がる。

 阪急は4回裏、二死後山田が四球を選んで出塁、上田がレフトスタンドに勝越しのツーランホームランを放って6-4とする。

 阪急は5回、先頭の高橋が右中間に二塁打、藤本がワイルドピッチを犯して高橋は三進、笠松の中犠飛で7-4とリードを広げる。

 巨人先発の藤本英雄は5回までに103球を投げて6回からライトに回り、近藤貞雄がマウンドに上がる。

 阪急は6回、先頭の山田が一塁線に内野安打、上田の右前打で無死一二塁、野口明のニゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー、二死三塁から高橋が右前にタイムリーを放って8-4とダメ押す。

 巨人キラーの笠松実は、6イニングを投げて1安打3四球4三振無失点、2勝目をあげる。

 阪急は毎回の14安打。坂田清春が4打数4安打三塁打1本の活躍、野口明も猛打賞を記録した。

 阪急の勝因は、初回から徹底的に藤本英雄に投げさせる作戦を立てたことによる。

 

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