1 0 2 1 0 0 3 0 0 7 阪急 35勝37敗2分 0.486 野口二郎
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 東急 25勝40敗2分 0.385 北川桂太郎 黒尾重明
勝利投手 野口二郎 13勝11敗
敗戦投手 北川桂太郎 2勝10敗
二塁打 (急)野口明、安井
三塁打 (東)一言
勝利打点(急)野口二郎 3
猛打賞 (急)野口明 3
荒木茂、戦後最初の「意外性の男」候補に浮上
西宮の第1試合は野口二郎と北川桂太郎の先発で午後1時34分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。
徳島西ノ丸球場の第2試合は午後1時23分に終了した。恐らく帰りの船の関係でこの時間までには終わらせたかったのではないかと考えられる。徳島西ノ丸の第1試合は午前10時3分試合開始であった。
阪急は初回、一死後上田藤夫が遊失で出塁、二死後野口明が四球を選び、野口二郎の中前タイムリーで1点を先制する。
阪急は3回表、先頭の青田昇が左前打で出塁するが二盗に失敗、野口明は四球、野口二郎の左前打で一死一三塁、キャッチャー鈴木圭一郎からの一塁牽制が悪送球となって野口二郎は二進、三走野口明は三塁ストップで一死二三塁、下社邦男はストレートの四球で一死満塁、ここで荒木茂が中前に2点タイムリーを放ち3-0とする。
阪急は4回表、一死後上田が右前打で出塁、二死後野口明が右越えにタイムリー二塁打を放ち4-0とリードを広げる。
東急は5回から黒尾重明が二番手としてマウンドに上がる。
東急は6回裏、二死後一言多十が右中間に三塁打、ライト山田伝からの返球を中継したセカンド上田の三塁送球が悪送球となって一言は一気にホームイン、1点を返す。
阪急は7回表、一死後荒木が四球を選んで出塁、山田の左前打で一死一二塁、トップに返り田中幸男の三塁線内野安打で一死満塁、上田が押出し四球を選んで5-1、青田の三遊間ゴロをショート鈴木清一は三塁に送球して二走田中は三封、この間に三走山田が還って6-1、鈴木清一は体勢的にこれが最善の策と判断したか、二死一二塁から野口明が中前にタイムリーを放ち7-1として試合を決める。
野口明は2四球の後第3打席から3本ヒットが続き、前日の最終打席から6打席連続出塁。9回の第6打席は二ゴロに終わる。
野口二郎は7回以降東急打線をノーヒットに抑え、4安打無四球2三振、1失点ながら自責点ゼロの完投で13勝目をマークする。
初回の先制打で野口二郎に勝利打点が記録されたが、3回に荒木茂が放った追撃の2点タイムリーが効いた。荒木は歴史的には無名であるが、第14節でも殊勲賞を獲得したように意外な活躍を見せることがある。戦前にも家村相太郎という無名ではあるが意外な活躍をする隠れた名選手が存在しており、当ブログは「元祖・意外性の男」と名付けた。戦後最初の「意外性の男」は辻勇夫(1946年は「辻功」表記)になる可能性が高いが、荒木茂もライバルに浮上してきた。