1 0 1 3 2 0 0 1 1 9 太陽 25勝37敗1分 0.403 真田重蔵
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 巨人 31勝32敗1分 0.492 中尾輝三 諏訪裕良
勝利投手 真田重蔵 9勝12敗
敗戦投手 中尾輝三 8勝7敗
本塁打 (太)森下重好 7号、8号、9号 中谷順次 4号
勝利打点(太)荒川昇治 4
猛打賞 (太)森下重好 3
森下重好、4打数連続本塁打
第15節最終戦。甲子園の第2試合は真田重蔵と中尾輝三の先発で午後3時20分、金政球審の右手が上がりプレイボール。
太陽は初回、二死後森下重好がレフトスタンドに第7号先制ホームラン。前日最終打席から2打席連続本塁打となった。更に中谷順次、伊勢川真澄の連打で二死一二塁とするが後続なくこの回は1点止まり。
巨人は1回裏、一死後田中資昭がセンター右にヒット、この日三番に入った多田文久三の右前打で一死一二塁、川上哲治の投ゴロで多田が二封されて二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1-1の同点に追い付く。
巨人は今季初の重盗で田中資昭が本盗を記録。これでチーム重盗なしは阪急だけとなった。
太陽は3回表、先頭の森下が四球を選んで出塁すると二盗に成功、一死後伊勢川真澄の遊ゴロで二走森下は三塁に向かい、ショート田中が三塁に送球するがセーフ、野選が記録されて一死一三塁、佐竹一雄が四球を選んで一死満塁、荒川昇治の右前タイムリーで2-1と勝ち越す。
太陽は4回表、先頭の真田が中前打で出塁、二死後森下の打席でカウントツーボールツーストライクとなったところでワイルドピッチで真田は二進、一塁が空いたので森下は歩かされて二死一二塁、ここで中谷順次がレフトスタンドに第4号スリーランを叩き込んで5-1とリードを広げる。巨人ベンチはここで先発の中尾から諏訪裕良にスイッチ。
大洋は5回表、先頭の佐竹が左前打で出塁、荒川も右前打で無死一二塁、松井信勝がセオリー通り三前に送りバントを決めて一死二三塁、真田のピッチャー強襲ヒットが2点タイムリーとなって7-0、トップに返り辻井弘がレフト線にヒット、レフト平山菊二がファンブルする間に二者進塁して一死二三塁、藤井勇は浅い左飛に倒れて二死二三塁、森下は敬遠気味に歩かされて3打席連続四球、中谷は遊ゴロに倒れて追加点はならず。
太陽は8回表、先頭の森下がレフトスタンドに第8号を叩き込んで8-0とリードを広げる。一死後伊勢川、佐竹が右に連打、荒川昇治化も四球を選んで一死満塁とするが後続なくこの回は1点止まり。この粘りの攻撃が大記録に結び付く。
太陽は9回表、二死後8回に続いて打席が回ってきた森下がレフトスタンドにこの日3本目となる第9号を叩き込んで9-0として試合を決める。
真田重蔵は3安打3四球3三振の完投で9勝目をマークする。調子が上がらなかった真田もこのところ状態は上がってきている。
巨人は千葉茂に続いて好調小松原博喜も欠場となって元気なく4回以降はノーヒット。
森下重好は前日最終打席で第6号本塁打。本日は第1打席で第7号。そこから3打席連続四球が続いて8回に第8号。味方打線の頑張りで9回二死後に打席が回って来て9号本塁打。大谷翔平並みの活躍を見せた。
一試合3本塁打は岩本義行以来の記録でタイ記録。前日からの4打数連続本塁打は空前絶後の大記録となった。
「4打数連続本塁打」を検索してみると、ネット上には数多くの達成者リストが掲載されているが、どのサイトを見ても森下重好の記録は抜けている。当ブログが調べ切れていないだけかもしれないが、誰かの間違った記述がコピペされて出回っているだけのようだ。
こう書くと、「二リーグ分裂後じゃぁ~~」という間抜けな言い訳をする輩が登場する。更に、「分裂」と書くと「分立じゃぁ~~」と駄々をこねる輩が登場するのも常である。
当ブログからは、「真実は当ブログにある」という当り前田のクラッカーな事実をお伝えするだけである。