2018年6月11日月曜日

19年 阪急vs産業 3回戦


5月16日 (火) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 1 0 8 7 0 17 阪急 8勝6敗 0.571 高橋敏 笠松実
5 0 0 0 0 0 1 0 0  6  産業 6勝6敗1分 0.500 森井茂 井上嘉弘 松尾幸造 加藤正二

勝利投手 笠松実 4勝3敗
敗戦投手 森井茂 4勝6敗

二塁打 (急)上田、高橋

勝利打点 坂井豊司 2

猛打賞 (急)坂田清春 2 (産)金山次郎


5連続押出し四球

 阪急は初回、一死後上田藤夫が投前にバントヒット、これを森井茂が一塁に悪送球する間に打者走者の上田は二進、野口明の遊ゴロの間に二走上田は三進、高橋敏の三塁内野安打で上田が還り1点を先制する。

 産業は1回裏、先頭の金山次郎が三前にバントヒット、ワイルドピッチで金山は二進、小坂三郎が死球を受けて無死一二塁、加藤正二がセオリーどおり三前に送りバントを決めて一死二三塁、鈴木秀雄の右前タイムリーで1-1の同点、一死一三塁の場面でダブルスチールを決めて2-1と逆転、野口正明の遊ゴロで二走鈴木が三塁に走り、ショート坂井豊司がサードに送球するが悪送球となり鈴木が生還して3-1、野口正明は二塁に進み、藤野美登のレフト線タイムリーで4-1、大沢紀三男が四球を選んで一死一二塁、阪急ベンチはここで先発の高橋敏をライトに回して笠松実をマウンドに送り、須原武志の投ゴロを笠松が弾くと、セカンド上田がバックアップして一塁アウト、二死二三塁となって森井が中前にタイムリーを放ち5-1とする。

 阪急は5回、一死後笠松の三ゴロをサード鈴木が一塁に悪送球して笠松は二進、トップに返り山田伝は中飛に倒れるが、上田のレフト線二塁打で笠松が還り2-5と追いすがる。

 阪急は7回、先頭の山田伝が四球を選んで出塁、上田の投ゴロを森井が二塁に悪送球して無死一二塁、野口明の三前内野安打で無死満塁、四番・高橋の左中間二塁打で二者還り4-5、坂田清春の中前タイムリーで5-5の同点、坂田が二盗を決めて無死二三塁、大平茂の三ゴロで三走高橋がホームに突っ込むが、サード鈴木からの送球にタッチアウト、大平が二盗を決めて一死二三塁、伊藤健一の一ゴロをファースト加藤はどこにも投げられずオールセーフ、記録は加藤の野選、坂井がストレートの押出し四球を選んで6-5と逆転、名古屋ベンチはここで先発の森井から二番手井上嘉弘にスイッチ、笠松は押出し四球を選んで7-5、トップに返り山田もストレートの押出し四球を選んで8-5、井上は2連続押出し四球で降板して三番手として松尾幸造がマウンドに上がるが、上田も押出し四球を選んで9-5、野口明も押出し四球を選んで10-5、高橋は三振、坂田が二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ、この回8得点のうち、5得点は5連続押出し四球によるものであった。

 産業は7回裏、先頭の金山が三遊間にヒット、小坂の右前打で無死一二塁、加藤の中前タイムリーで6-10と追いすがる。

 阪急は8回、先頭の大平がストレートの四球を選んで出塁、伊藤もストレートの四球を選んで無死一二塁、坂井のライト線ヒットで無死満塁、笠松が押出し四球を選んで11-6、阪急はこれで6個目の押出し四球、トップに返り山田のニゴロをセカンド小坂がエラーして三走伊藤が生還、山田には打点が記録されて12-6、なお無死満塁から上田が押出し四球を選んで13-6、阪急はこの試合7個目の押出し四球、野口明は三振に倒れて一死満塁、7回途中から高橋に代わってライトの守備に入っている三木久一が押出し四球を選んで14-6、阪急はこれでこの試合8個目の押出し四球を記録、坂田の中前タイムリーで15-6、大平は投飛に倒れて二死満塁、伊藤が左前に2点タイムリーを放って17-6とする。

 産業投手陣は13与四球を記録、そのうち8個が押出し四球であった。7回には3人の投手で5連続押出し四球を記録した。

 

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