2012年9月29日土曜日

15年 セネタースvsジャイアンツ 4回戦



5月27日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 0 1 0 0 0 0 0 0  2 セネタース   18勝11敗3分 0.621 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 ジャイアンツ 21勝11敗 0.656 中尾輝三

勝利投手 野口二郎 10勝4敗
敗戦投手 中尾輝三   7勝4敗

本塁打 (セ)苅田 3号

勝利打点 苅田久徳 2


野口二郎1安打完封

 優勝が決まったジャイアンツは中尾輝三が先発。第一試合で名古屋が勝っていたら当然スタルヒンだったでしょう。一方、セネタースは野口二郎が先発する。

 セネタースは初回、苅田久徳が初球を先頭打者ホームラン、1点を先制する。

 セネタースは3回、先頭の苅田がツースリーから四球を選んで出塁、村松長太郎が三前に送りバントを決めて一死二塁、野口の遊ゴロで二走苅田は三塁に走り、ショート白石敏男が三塁に送球するがセーフ、野選となって一死一三塁、小林茂太が右前にタイムリーを放って2-0とする。

 野口二郎は立ち上がりから8人連続打ち取るが中尾に四球、ボークを犯して二死二塁とするが白石を三ゴロに打ち取る。4回から6回は三者凡退に抑えてここまで無安打無得点を続ける。

 ジャイアンツは7回、先頭の水原茂が三塁に内野安打、しかし千葉茂の投ゴロは「1-6-3」と渡ってダブルプレー。川上哲治は遊飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 野口二郎は8回を三者凡退に抑え、9回は三者三振で締めて、1安打1四球9三振で今季3度目の完封、10勝目をあげる。野口にとって通算5回目の1安打ピッチングとなった。

 翌日の読売新聞によると水原の内野安打は「水原の放った三塁頭上直球を横沢が日光に妨げられて存分に跳躍せず弾いた」とのことである。



 この試合を以て春季シリーズは全日程を終了した。夏季シリーズは6月1日の甲子園、中百舌鳥両球場で開始される。7月31日からはいよいよ満州シリーズも行われることとなる。










                 *野口二郎は1安打完封で10勝目をあげる。
















     *野口二郎に1安打に抑えらたジャイアンツ打線。












 

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