2012年9月25日火曜日

三冠への道 2012 ⑫



 さあ皆さん、ミゲール・カブレラの勢いが止まりません。本日はミネソタ・ツインズとのダブルヘッダーです。第一試合ではサードの右を抜いた打球がレフトの左を抜けてフェンスまで達するタイムリー二塁打を放って4打数1安打1打点。もう一度言いますが三塁線ではなく、サードの右を抜いた打球にレフトが追い付けずフェンスまで達したものです。レフトはセンター寄りに守っていたようですが、それにしても凄まじい当りです。


 第二試合では低目のチェンジアップを右中間最深部にタイムリー二塁打を放って4打数1安打1打点。今季通算586打数194安打で3割3分1厘、二位マイク・トラウトに8厘差をつけて首位打者をキープ、打点は133打点に伸ばしてジョシュ・ハミルトンに10打点差、本塁打は42本で変わらずハミルトンと並んでトップをキープしています。


 FOXのアナウンサーは今季40二塁打、42本塁打となったことを伝えた上で「Hank Greenberg,The only Tigers to ever,do that」と言っているようです。英語は得意ではありませんので正確ではない可能性がありますが、デトロイト・タイガース史上40二塁打40本塁打を達成したのはハンク・グリーンバーグ以来のことのようです。グリーンバーグの記録を調べてみると1937年に49二塁打40本塁打、1940年に50二塁打41本塁打を記録していますのでタイガースでは1940年以来72年振りの記録のようです。




 昨日のブログで「クレイトン・カーショウは9月11日以降登板しておらず明日の先発予定でもありません。」とお伝えしてしまいましたが本日先発して5回を投げて5安打6四球5三振で自責点は1でした。奪三振でR.A.ディッキー209個を抜いて211個としてトップに立ちました。防御率は伸ばしましたがWHIPを落としたのでサイ・ヤング賞争いではディッキー有利は動かないでしょう。


 ナショナル・リーグのバットマンレースで異変が起こっています。現在3割4分6厘で首位打者のメルキー・カブレラは薬漬けが発覚して50試合の出場停止となっており今季出場できません。規定打席に1打席足りないだけなので規程では足りない分を凡打とみなして計算されますので首位打者となる可能性が高かったのですが、流石に薬漬けの首位打者はまずいということになったのか今季の首位打者資格をはく奪されました。したがってナ・リーグ首位打者争いは現在3割3分6厘のアンドルー・マカッチェンと3割3分2厘のバスター・ポージーによる一騎打ちとなりました。そのままナショナル・リーグMVP争いともなりますが、MVPは首位打者を落としてもバスター・ポージー有利は動かないのではないでしょうか。










 *1940年に50二塁打41本塁打を記録したハンク・グリーンバーグの迫力あるバッティングフォームと直筆サイン。
















 

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