2018年7月15日日曜日

19年 朝日v阪急 4回戦


7月1日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 3 0 0 0 0 0 5 朝日 5勝10敗1分 0.333 内藤幸三
0 0 0 0 2 0 0 0 X 2 阪急 8勝8敗 0.500 天保義夫 木暮英路

勝利投手 内藤幸三 4勝5敗
敗戦投手 天保義夫 0勝1敗

二塁打 (朝)菊矢
三塁打 (朝)坪内

勝利打点 菊矢吉男 1


菊矢吉男が決勝打

 朝日は初回、二死後坪内道則がレフト線に三塁打、金光彬夫はストレートの四球で歩いて二死一三塁、ここで菊矢吉男がレフト線に二塁打、二者還って2点を先制する。

 朝日は4回、先頭の内藤幸三がライト線にヒット、仁木安が三前に送りバントを決めて一死二塁、広田修三の当りはレフトにフラフラと上がり二走広田はハーフウェイ、打球は左前にポトリと落ちるが広田は動けず一死一二塁、田端義夫がストレートの四球を選んで一死満塁、トップに返り酒沢政夫が中前にタイムリーを放って3-0、田中豊一の一ゴロ併殺崩れの間に三走広田が還って4-0、坪内の中前タイムリーで5-0とする。

 阪急は5回、先頭の坂井豊司が四球を選んで出塁、伊藤健一もストレートの四球を選んで無死一二塁、トップに返り山田伝は左邪飛、上田藤夫がセンター右にタイムリーを放って1-5、一死一三塁から上田が二盗を決め、野口明が四球を選んで一死満塁、髙橋敏の左犠飛で2-5とする。

 内藤幸三は6回以降阪急打線を1安打無失点に抑え、3安打9四球3三振の完投で4勝目をあげる。

 朝日は9安打7四死球で11残塁、阪急は3安打9四球で9残塁、当時の試合としては珍しく試合時間は1時間37分であった。

 5月21日の春季リーグ戦最終戦で3年ぶりに復帰して猛打賞を記録した菊矢吉男が、夏季リーグ戦開幕戦のこの日は勝利打点を記録した。

 

2018年7月14日土曜日

19年 近畿vs阪神 4回戦


7月1日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 近畿 3勝13敗 0.188 中本政夫
0 0 1 0 0 0 1 0 X 2 阪神 12勝3敗1分 0.800 若林忠志

勝利投手 若林忠志 10勝2敗
敗戦投手 中本政夫   2勝7敗

二塁打 (近)堀井

勝利打点 藤村冨美男 2


若林忠志、10勝一番乗り

 戦時統合により南海鉄道は関西急行鉄道と合併させられて6月1日から「近畿日本鉄道」となり、「南海」は「近畿日本」に改称、夏季リーグ戦からチーム名が変更されたため、当ブログの表記もこの試合から「近畿」とさせていただきます。

 近畿は初回、先頭の松川博爾がセンター右にヒット、しかしキャッチャー門前真佐人からの牽制にタッチアウト、八木進が四球を選んで出塁、清水秀雄は二飛に倒れるが、岡村俊昭がストレートの四球を選んで二死一二塁、堀井数男のレフト線二塁打で1点を先制する。

 阪神は3回、一死後塚本博睦が左前打で出塁、金田正泰は中飛に倒れるが、御園生崇男の中前打で二死一二塁、藤村冨美男の左前タイムリーで1-1の同点に追い付く。

 阪神は7回、先頭の武智修が左前打で出塁、トップに返り塚本が投前に送りバントを決めて一死二塁、金田は四球を選んで一死一二塁、御園生の右前打で一死満塁、藤村の右犠飛で2-1と勝ち越す。

 若林忠志は2回以降近畿打線を4安打無失点に抑え、6安打3四球2三振1失点の完投で10勝目をマークする。

 この日は無安打に終わったが、阪神の五番ライトでスタメン出場したのは呉昌征であった。呉は台湾に帰る予定であったが、予定を変更して阪神に移籍し、夏季リーグ戦から出場することとなった。

 

19年 産業vs巨人 4回戦


7月1日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 産業 6勝9敗1分 0.400 森井茂
2 0 0 0 0 1 0 2 X 5 巨人 12勝3敗1分 0.800 藤本英雄

勝利投手 藤本英雄 6勝2敗
敗戦投手 森井茂    4勝8敗

二塁打 (名)加藤 (巨)近藤、川畑
本塁打 (名)藤野 1号 (巨)近藤 1号

勝利打点 近藤貞雄 1

猛打賞 (巨)近藤貞雄(4安打) 1


近藤貞雄、4安打4打点

 いよいよ戦前最後のシーズンとなる昭和19年夏季リーグ戦が開幕。

 産業は一番にキャッチャー藤野美登を起用、その藤野が巨人先発藤本英雄の初球をレフトスタンドに叩き込む先頭打者ホームランを放って1点を先制する。

 巨人は1回裏、一死後呉新亨がレフト線にヒット、藤野のパスボールで呉は二進、更に藤野からの二塁送球が悪送球となって呉は三進、藤本が四球から二盗を決めて一死二三塁、中村政美は三振に倒れて二死二三塁、ここで近藤貞雄がレフト線に二塁打を放ち2-1と逆転する。

 産業は6回、小坂三郎が三遊間にヒット、加藤正二も左前打、鈴木秀雄も左前打で続いて一死満塁、しかし野口正明は捕邪飛、松尾幸造は二飛に倒れて藤本を崩すことはできなかった。

 巨人は6回裏、一死後近藤がレフトスタンドにホームランを叩き込んで3-1と突き放す。

 巨人は8回、先頭の中村が中前打を放つと二盗に成功、近藤が4打点目となるタイムリーを左前に放って4-1、川畑博の右中間二塁打で無死二三塁、杉江繁雄は三振に倒れるが、田村幹雄がストレートの四球を選んで一死満塁、渡部弘の左犠飛で5-1とダメ押す。

 藤本英雄は6安打1四球9三振1失点の力投で6勝目をマークする。

 近藤貞雄が4打数4安打4打点1本塁打を記録した。近藤は戦後、投手として三本指を駆使したパームボールで23勝をあげ、指揮官に転じてからは一時代を築く活躍を見せるが、打撃に関しては当ブログを見ないと実像は浮かんでこない。本日の本塁打は生涯唯一の本塁打となる。近藤は、投手として活躍していたラビットボール時代、昭和24年には80打席、昭和25年には62打席を記録しているが本塁打は打っていないので、貴重な1本となった。

 

2018年7月12日木曜日

19年 5・6月 月間MVP


月間MVP

投手部門

 阪神 若林忠志 4

 今月は春季リーグ戦優勝を争う阪神と巨人が共に7試合ずつを消化。

 若林は全7試合に登板し、58回を投げて48安打8四球19三振、自責点9。
 一方、藤本英雄は4試合に登板し、34回3分の2を投げて26安打11四球21三振、自責点3。
 須田博は3試合に登板し、30回を投げて20安打7四球13三振、自責点4。

 若林は与四球が少なく、藤本は奪三振も多いが与四球が多く今月は被安打も多かった。須田は円熟のピッチングが数字にも表れているが、この後軽井沢に軟禁されて夏季リーグ戦での登板は無い。


打撃部門

 巨人 黒沢俊夫 2

 黒沢は26打数12安打3得点3打点5四球で、昭和12年春季第4期以来7年ぶりの受賞。戦後の月間MVP最長ブランク記録は岩瀬仁紀が2005年5月-2017年6月に記録した12年であるが、黒沢は戦前の最長ブランク記録である。この間、黒沢は2度の応召があり、岩瀬の記録よりも価値が高い可能性が高い。

 呉新亨が26打数10安打7得点1打点4四球6盗塁、藤村冨美男が25打数10安打2得点6打点6四球で次点を争った。岡村俊昭が27打数11安打をマークして、今季首位打者となる片鱗をうかがわせた。

 

19年 第4節 週間MVP


 今節は巨人が4勝0敗、阪神が2勝0敗、朝日が2勝1敗、阪急が2勝2敗、産業が1勝4敗、南海が0勝4敗。阪神と巨人が同率で春季リーグ戦優勝を決めた。

週間MVP

投手部門

 阪神 若林忠志 3

 2勝0敗。

 巨人 藤本英雄 1

 2勝0敗2完封。

 巨人 須田博 3

 2勝0敗1完封。

 朝日 内藤幸三 1

 2勝0敗1完封。


打撃部門

 巨人 黒沢俊夫 2

 14打数7安打2得点2打点、1V打。

 巨人 木暮力三 1

 15打数5安打2得点3打点、1V打。

 阪急 髙橋敏 1

 12打数5安打5打点5四球、1V打、1真の殊勲打。

 阪神 藤村冨美男 1

 7打数5安打3打点、1V打。

 阪神 辻源兵衛 1

 5月22日の南海戦で優勝決定サヨナラ犠飛。


殊勲賞

 南海 加藤喜作 1

 10打数6安打3打点。

 朝日 菊矢吉男 1

 5月21日の阪急戦、3年ぶり復帰でいきなり猛打賞。

 阪急 上田藤夫 1

 12打数4安打4得点3打点4四球3盗塁、二塁打2本。


敢闘賞

 朝日 大橋一郎 1

 1失点完投で敗戦投手ながら2安打ピッチング。

 南海 岡村俊昭 2

 17打数8安打。

 朝日 坪内道則 1

 12打数5安打3得点。

 産業 金山次郎 1

 18打数7安打4得点4四球。

 巨人 呉新亨 1

 15打数5安打3得点3盗塁。


技能賞 

 阪急 坂田清春 1

 5月15日の産業戦で技あり併殺。
 

2018年7月9日月曜日

19年 産業vs巨人 3回戦


6月4日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 産業 6勝8敗1分 0.429 森井茂
1 0 0 0 0 1 0 0 X 2 巨人 11勝3敗1分 0.786 藤本英雄

勝利投手 藤本英雄 5勝2敗
敗戦投手 森井茂     4勝7敗

二塁打 (産)金山、森井 (巨)木暮、中村
三塁打 (巨)呉

勝利打点 木暮力三 1


巨人、春季リーグ戦同率首位に並ぶ

 巨人はこの試合に勝てば阪神に追い付いて春季リーグ戦同率首位となります。

 巨人は初回、先頭の呉新亨が右中間奥深く三塁打、木暮力三がレフト線に二塁打を放って1点を先制、藤本英雄は二ゴロに倒れて一死二塁、中村政美の当りは左中間にフラフラと上がり、二走小暮はハーフウェイ、打球は左中間に落ちて打者走者の中村は二塁に進むが小暮は三塁ストップ、中村の記録は二塁打ながら一死二三塁、近藤貞雄は投ゴロ、川畑博は三ゴロに倒れて追加得点はならず。

 巨人は6回、先頭の木暮が四球を選んで出塁、藤本の中前打で無死一二塁、中村は二飛に倒れ、近藤の三ゴロで藤本が二封されて二死一三塁、ここでキャッチャー藤原鉄之助がパスボールを犯して三走小暮が還り2-0とする。

 藤本英雄は毎回走者を出しながら名古屋打線を無得点に抑え、8安打2四球7三振で今季4度目の完封、5勝目をあげる。

 ここで当ブログならではの珍しい記録をご紹介しましょう。

 昭和19年春季リーグ戦では延べ16回の完封勝利が記録され、藤本英雄が最多の4回をマークしている。無安打無得点は記録されておらず。最少被安打は1本で森井茂。藤本の4回の完封試合での被安打数は6本、7本、3本、8本であり、ワーストスリーを独占している。

 藤本英雄はランナーを出しながら得点させないピッチングであった。これは藤本のノーコンと無関係ではないでしょう。世間のイメージと違って、藤本のコントロールは悪かったため、走者を出しながらのピッチングに慣れていたのである。

 客観的数値によって検証してみましょう。藤本英雄は戦前の3年間で713回3分の1を投げて与四球は266個で、1試合当たり3.36個の四球を与えている。これが戦後になると、1,915イニングスを投げて与四球395個、1試合当たり1.86個の与四球と、コントロールが改善されるのである。

 藤本のコントロールが良かったのは、肩を壊してスライダーを中心とする技巧派に転向した戦後のことで、戦前の藤本は力任せの荒れ球で打者を牛耳っていたのである。当ブログの熱心な読者の方々は、これまで何度となく当ブログが藤本のコントロールの悪さを指摘してきたことをご存知であると思います。世間の風評など気にせずに、客観的事実に基づいて野球史を掘り起こしていくのが、当ブログの流儀です。

 

19年 巨人vs産業 2回戦


6月3日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 1 0 1 0 1 4 巨人 10勝3敗1分 0.769 須田博
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 産業 6勝7敗1分 0.462 野口正明

勝利投手 須田博     6勝0敗
敗戦投手 野口正明 1勝1敗

二塁打 (巨)木暮

勝利打点 黒沢俊夫 2


スタルヒン、戦前最後の勇姿

 昭和19年春季リーグ戦は阪神が暫定首位を決め、巨人が残る産業との2連戦に連勝すると同率首位に追い付く。

 巨人は2回、先頭の川畑博の当りは三ゴロ、これをサード鈴木秀雄が一塁に悪送球する間に打者走者の川畑は二塁に進み、宮下信明が左前打を放って無死一三塁、杉江繁雄の遊ゴロで三走川畑はストップ、宮下は二塁に進んで一死二三塁、トップに返り黒沢俊夫が三塁にタイムリーを放って1点を先制する。

 巨人は5回、二死後近藤貞雄が四球を選んで出塁すると二盗に成功、川畑がレフト線にタイムリーを放って2-0とする。

 巨人は7回、先頭の呉新亨が四球を選んで出塁すると二盗に成功、木暮力三は左飛、中村政美は中飛に倒れるが、須田博が左前にタイムリーを放って3-0と突き放す。

 巨人は9回、6回裏の守備から黒沢に代わってレフトの守備に入っている藤本英雄が左前打で出塁、呉は二飛に倒れるが、小暮が右中間最深部に二塁打を放ち一走藤本が快足を飛ばしてホームに還り4-0とダメ押す。

 須田博は名古屋打線を2安打に抑え、2四球5三振で今季2度目の完封、6勝目をあげる。

 通算199勝目をマークしたこの試合がスタルヒンの戦前最後の投球となった。スタルヒンはこの後軽井沢に軟禁される。戦後は巨人に戻ることなく、パシフィック、太陽、金星、大映、高橋、トンボで投げ続けて104勝を積み重ね、通算303勝をマークすることとなる。


*スタルヒンが最後に在籍して通算300勝を記録したトンボ時代の入場券。




 

2018年7月7日土曜日

19年 南海vs阪神 3回戦


5月22日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 1 0 2 0  0  3 南海 3勝12敗 0.200 中本政夫
1 0 1 0 0 0 1 0 0 1X 4 阪神 11勝3敗1分 0.786 若林忠志

勝利投手 若林忠志 9勝2敗
敗戦投手 中本政夫 2勝6敗

二塁打 (神)御園生
三塁打 (神)藤村

勝利打点 辻源兵衛 1

猛打賞 (南)岡村俊昭 3、加藤喜作 1 (神)御園生崇男 1


辻源兵衛、優勝決定サヨナラ犠飛

 阪神は初回、二死後御園生崇男が左前打で出塁、藤村冨美男が右中間に三塁打を放って1点を先制する。

 阪神は3回、先頭の塚本博睦が右前打で出塁、金田正泰の投前送りバントをピッチャー中本政夫が二塁に送球するがセーフ、野選が記録されて無死一二塁、御園生のバントは小飛球となって中本がキャッチ、一塁に送球して一走金田が返れずダブルプレー、二死二塁から藤村が右前にタイムリーを放ち2-0とする。

 5回まで5安打無得点の南海は6回、先頭の堀井数男が四球を選んで出塁、岡村俊昭の右前打で無死一二塁、清水秀雄は捕邪飛に倒れて一死一二塁、吉川義次の三ゴロで岡村が二封されて二死一三塁、加藤喜作が中前にタイムリーを放って1-2とする。

 阪神は7回、先頭の武智修が中前打で出塁、トップに返り塚本が送りバントを決めて一死二塁、金田は二飛に倒れて二死二塁、御園生がライト線にタイムリーを放って3-1と突き放す。

 南海は8回、先頭の堀井がストレートの四球を選んで出塁、岡村の中前打で無死一二塁、清水の右飛で二走堀井と一走岡村がタッチアップから進塁して一死二三塁、吉川の遊ゴロの間に三走堀井が還って2-3、二死三塁から加藤がレフト線に同点タイムリーを放って3-3と追い付く。

 阪神は10回裏、先頭の御園生が右中間に二塁打、藤村は四球を選んで無死一二塁、門前真佐人が左前打を放って無死満塁、若林忠志は投飛に倒れて一死満塁、辻源兵衛がライトに飛球を打ち上げ三走御園生がタッチアップから生還、辻のサヨナラ犠飛で阪神が春季リーグ戦の優勝を決める。2試合を残す巨人が連勝すれば同率首位となる。

 殊勲の優勝決定サヨナラ犠飛を放った辻源兵衛は海草中学では昭和17年の「幻の甲子園」に出場、プロにはこの年1年の在籍で、昭和20年の正月大会に出場した後、戦死することとなる。


 

2018年7月4日水曜日

ロケットスタート



 7月に入って2試合で、マット・ケンプは9打数8安打2本塁打8打点。打率8割8分9厘、長打率は17割7分8厘でOPS2.667のロケットスタート。

 写真のサインボールは、トライスターの「HIDDEN TREASURS」で引き当てたもので、全く無名時代の「マット・ケンプ」です。

 メジャーに上がって「マット・ケンプ」の名前を聞き始めた頃、どこかで聞いた名前だなと思っていたのですが、「HIDDEN TREASURS」で引き当てたことなど忘れていました。ある日気になって確認してみると、何と「マット・ケンプ」だったのです。

 紆余曲折はありましたが、今季完全復活しましたね、6年ぶりのオールスター出場も確実です(笑)。




 

2018年7月3日火曜日

三冠への道2018 その5


完全制覇

 6月の予想は今季初の完全制覇。

 激戦のア・リーグ打撃部門を制したのが勝因。私は打点を重視していますので、アレックス・ブレグマンと予想させていただきました。

  勝てないシャーザーは本日のボストン戦でもポーセロに走者一掃打を打たれてルーキーシーズン以来の4連敗。勝ってニュースになっているようではまだ二流。負けてニュースになってこそ、一流の証です。

 

2018年7月2日月曜日

19年 朝日vs阪急 3回戦


5月21日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 1 0 1 0 4 朝日 4勝10敗1分 0.286 内藤幸三
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 8勝7敗 0.533 笠松実 大平茂

勝利投手 内藤幸三 3勝5敗
敗戦投手 笠松実    4勝4敗

二塁打 (朝)内藤、菊矢

勝利打点 内藤幸三 1

猛打賞 (朝)内藤幸三 1、菊矢吉男 1


内藤幸三、完封、勝利打点、猛打賞

 朝日は初回、二死後三番・坪内道則が三前にセーフティバントを決めると二盗に成功、四番ピッチャー・内藤幸三がライト線に二塁打を放って1点を先制する。

 朝日は3回、二番・仁木安が四球を選ぶと二盗に成功、坪内の遊ゴロの間に仁木は三進、ここで内藤が2打席連続となるタイムリーを右前に放ち2-0とする。

 朝日は6回、六番・桜沢三郎が三前にセーフティバントを決めて出塁、この日3年ぶりに復帰した菊矢吉男が左前打を放って無死一二塁、大島渡が送りバントを決めて一死二三塁、田端美夫がスクイズバントを決めて3-0とリードを広げる。

 朝日は8回、五番・広田修三が中前打を放って出塁、桜沢の投ゴロでランナーが入れ替わり、菊矢が右前打を放って一死一二塁、大島渡の三ゴロをサード伊藤健一が二塁に送球するがセカンド上田藤夫が落球して一死満塁、田端の三ゴロで三走桜沢が還って4-0、このプレーで二走菊矢は「5-6C」で三封された。田端には打点が記録されている。この記録だけではどのようなプレーであったか判断は難しいが、試合から遠のいている菊矢のスタートが遅れた可能性が考えられる。

 内藤幸三は5安打2四球6三振で今季初完封、3勝目をあげる。打っても決勝打を含む5打数3安打2打点で勝利打点と猛打賞を記録した。

 菊矢吉男が昭和16年以来3年ぶりに復帰、いきなり4打数3安打で猛打賞を記録した。菊矢は戦争の時代を生き残り、戦後は富田林高校の野球部監督を務め、ナインを甲子園に導くこととなる。

 

三冠への道2018 その4


6月の月間MVP予想

 ア・リーグ投手部門は、3勝2敗ながら防御率1.76、60奪三振、WHIP0.76のクリス・セール。

 ナ・リーグ投手部門は5勝0敗、防御率1.13、20奪三振、WHIP0.84のジョン・レスター。奪三振だけを見るとコロラドのジョン・グレイが27イニングスで43奪三振で奪三振率は驚異の14.33ですが、自責点18で防御率が6.00では厳しい。49奪三振のデグロムと45奪三振のシャーザーも6月は共に1勝と勝てない。

 ア・リーグ打撃部門は、3割0分6厘、11本打、30打点、OPS1.085のアレックス・ブレグマンと、3割2分6厘、11本塁打、24打点、OPS1.144のネルソン・クルーズとの争い。予想はブレグマン。

 ナ・リーグ打撃部門は、3割6分4厘、10本塁打、23打点、OPS1.199のポール・ゴールドシュミットで決まりでしょう。

 

2018年6月25日月曜日

19年 南海vs巨人 3回戦


5月21日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 3勝11敗 0.214 清水秀雄
0 1 0 1 0 0 0 0 X 2 巨人 9勝3敗1分 0.750 藤本英雄

勝利投手 藤本英雄 4勝2敗
敗戦投手 清水秀雄 1勝6敗

二塁打 (南)吉川 (巨)呉

勝利打点 川畑博 1


藤本英雄、無四球完封

 巨人は2回、先頭の中村政美が四球を選んで出塁、近藤貞雄の遊ゴロの間に中村は二進、川畑博の右前タイムリーで1点を先制する。

 巨人は4回、先頭の呉新亨がレフト線に二塁打、藤本英雄は二飛に倒れるが、中村政美は四球を選んで一死一二塁、近藤の遊ゴロをショート松川博爾が二塁に送球するがセーフ、野選が記録されて一死満塁、川畑の遊ゴロの間に三走呉が還って2-0とする。

 藤本英雄は3安打無四球5三振で今季3度目の完封、4勝目をあげる。藤本は前回登板では7回3分の2を投げて6四球を出していたが、本日は無四球ピッチングであった。

 南海は3安打であったが巨人も4安打。川畑博が巨人の全2打点を記録した。

 試合開始は0時31分で試合終了は1時43分なので1時間12分を要したが、試合開始から1時間26分~31分の5分間タイムがかかり、その5分間が試合時間から除かれたため、この試合の試合時間は1時間7分と記録されている。

 

2018年6月17日日曜日

19年 巨人vs南海 2回戦


5月20日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 2 0 0 3 0 0 0 7 巨人 8勝3敗1分 0.727 須田博
0 0 0 2 0 0 0 0 X 2 南海 3勝10敗 0.231 中本政夫

勝利投手 須田博     5勝0敗
敗戦投手 中本政夫 2勝5敗

二塁打 (巨)宮下、須田

勝利打点 なし

猛打賞 (巨)黒沢俊夫 2


1試合2重盗

 巨人は初回、先頭の黒沢俊夫が三前にセーフティバントを決めて出塁、呉新亨の遊ゴロをショート松川博爾が二塁に悪送球する間に黒沢が三進して無死一三塁、中村政美は一邪飛に倒れて一死一三塁、ここでダブルスチールをを決めて1点を先制する。

 巨人は2回、一死後宮下信明がライト線に二塁打、木暮力三は三振に倒れるが、トップに返り黒沢が中前にタイムリーを放って2-0とする。

 巨人は3回、一死後近藤が三塁にヒット、須田の左中間二塁打で近藤が還り3-0、川畑博の遊ゴロで須田は三進、杉江繁雄がセンター右にタイムリーを放って4-0とリードを広げる。

 南海は4回、先頭の松川が中前打で出塁、加藤喜作が左前打を放って無死一二塁、加藤の代走に野口渉を起用、堀井数男の三ゴロをサード中村がベースを踏んで一死一二塁、岡村俊昭は左飛に倒れるが、清水秀雄が左前打を流し打って二死満塁、八木の左翼線ヒットが2点タイムリーとなって2-4と追い上げる。

 巨人は6回、先頭の川畑が死球を受けて出塁、杉江の中前打で無死一二塁、キャッチャー八木からの二塁牽制が悪送球となって川畑は三塁に進み、杉江も二盗を決めて無死二三塁、宮下は四球を選んで無死満塁、木暮がライト線にタイムリーを放って5-2、トップに返り黒沢の三ゴロをサード吉川義次が三塁ベースを踏んでからホームに送球、三走杉江もタッチアウトとなってゲッツー、この間に一走小暮が三塁に向かい、キャッチャー八木が三塁に送球するが悪送球となる間に小暮が一気に生還して6-2、打者走者の黒沢は二塁に進んで二死二塁、呉のピッチャー強襲ヒットで二死一三塁、ここで又もダブルスチールを決めて7-2と突き放す。

 須田博は9安打無四球2三振の完投で開幕5連勝を飾る。

 三走黒沢俊夫、一走呉新亨のコンビが1試合2重盗を記録した。

 

2018年6月11日月曜日

19年 阪急vs産業 3回戦


5月16日 (火) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 1 0 8 7 0 17 阪急 8勝6敗 0.571 高橋敏 笠松実
5 0 0 0 0 0 1 0 0  6  産業 6勝6敗1分 0.500 森井茂 井上嘉弘 松尾幸造 加藤正二

勝利投手 笠松実 4勝3敗
敗戦投手 森井茂 4勝6敗

二塁打 (急)上田、高橋

勝利打点 坂井豊司 2

猛打賞 (急)坂田清春 2 (産)金山次郎


5連続押出し四球

 阪急は初回、一死後上田藤夫が投前にバントヒット、これを森井茂が一塁に悪送球する間に打者走者の上田は二進、野口明の遊ゴロの間に二走上田は三進、高橋敏の三塁内野安打で上田が還り1点を先制する。

 産業は1回裏、先頭の金山次郎が三前にバントヒット、ワイルドピッチで金山は二進、小坂三郎が死球を受けて無死一二塁、加藤正二がセオリーどおり三前に送りバントを決めて一死二三塁、鈴木秀雄の右前タイムリーで1-1の同点、一死一三塁の場面でダブルスチールを決めて2-1と逆転、野口正明の遊ゴロで二走鈴木が三塁に走り、ショート坂井豊司がサードに送球するが悪送球となり鈴木が生還して3-1、野口正明は二塁に進み、藤野美登のレフト線タイムリーで4-1、大沢紀三男が四球を選んで一死一二塁、阪急ベンチはここで先発の高橋敏をライトに回して笠松実をマウンドに送り、須原武志の投ゴロを笠松が弾くと、セカンド上田がバックアップして一塁アウト、二死二三塁となって森井が中前にタイムリーを放ち5-1とする。

 阪急は5回、一死後笠松の三ゴロをサード鈴木が一塁に悪送球して笠松は二進、トップに返り山田伝は中飛に倒れるが、上田のレフト線二塁打で笠松が還り2-5と追いすがる。

 阪急は7回、先頭の山田伝が四球を選んで出塁、上田の投ゴロを森井が二塁に悪送球して無死一二塁、野口明の三前内野安打で無死満塁、四番・高橋の左中間二塁打で二者還り4-5、坂田清春の中前タイムリーで5-5の同点、坂田が二盗を決めて無死二三塁、大平茂の三ゴロで三走高橋がホームに突っ込むが、サード鈴木からの送球にタッチアウト、大平が二盗を決めて一死二三塁、伊藤健一の一ゴロをファースト加藤はどこにも投げられずオールセーフ、記録は加藤の野選、坂井がストレートの押出し四球を選んで6-5と逆転、名古屋ベンチはここで先発の森井から二番手井上嘉弘にスイッチ、笠松は押出し四球を選んで7-5、トップに返り山田もストレートの押出し四球を選んで8-5、井上は2連続押出し四球で降板して三番手として松尾幸造がマウンドに上がるが、上田も押出し四球を選んで9-5、野口明も押出し四球を選んで10-5、高橋は三振、坂田が二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ、この回8得点のうち、5得点は5連続押出し四球によるものであった。

 産業は7回裏、先頭の金山が三遊間にヒット、小坂の右前打で無死一二塁、加藤の中前タイムリーで6-10と追いすがる。

 阪急は8回、先頭の大平がストレートの四球を選んで出塁、伊藤もストレートの四球を選んで無死一二塁、坂井のライト線ヒットで無死満塁、笠松が押出し四球を選んで11-6、阪急はこれで6個目の押出し四球、トップに返り山田のニゴロをセカンド小坂がエラーして三走伊藤が生還、山田には打点が記録されて12-6、なお無死満塁から上田が押出し四球を選んで13-6、阪急はこの試合7個目の押出し四球、野口明は三振に倒れて一死満塁、7回途中から高橋に代わってライトの守備に入っている三木久一が押出し四球を選んで14-6、阪急はこれでこの試合8個目の押出し四球を記録、坂田の中前タイムリーで15-6、大平は投飛に倒れて二死満塁、伊藤が左前に2点タイムリーを放って17-6とする。

 産業投手陣は13与四球を記録、そのうち8個が押出し四球であった。7回には3人の投手で5連続押出し四球を記録した。

 

2018年6月2日土曜日

三冠への道2018 その3


5月の月間MVP予想

 ア・リーグ投手部門は、ノーヒットノーランのジェームズ・パクストン。3勝0敗、防御率1.67、51奪三振、WHIP0.70。

 ナ・リーグ投手部門は、驚異の63奪三振をマークしたマックス・シャーザー。4勝0敗、防御率2.21、WHIP0.89。

 ア・リーグ打撃部門は、「笑顔」のフランシスコ・リンドーア。3割7分3厘、10本塁打、23打点、OPS1.169。

 ナ・リーグ打撃部門は、スクーター・ジェネット。3割9分8厘、8本塁打、24打点、OPS1.139。「スクーター」はニックネームのようですが、フィル・リズトーのニックネームも「スクーター」でした。


*パクストンの肩にイーグルが舞い降りたシーン。

https://www.mlb.com/video/eagle-lands-on-paxton/c-1907594283

2018年5月22日火曜日

19年 産業vs阪急 2回戦


5月15日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 2 1 4 産業 6勝5敗1分 0.545 野口正明
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 阪急 7勝6敗 0.538 大平茂 笠松実

勝利投手 野口正明 1勝0敗
敗戦投手 笠松実     3勝3敗

二塁打 (産)鈴木、大沢 (急)上田

勝利打点 鈴木秀雄 1


鈴木秀雄が決勝二塁打

 阪急は初回、一死後上田藤夫がレフト線に二塁打、野口明は二飛に倒れるが、四番・髙橋敏が左前にタイムリーを放って1点を先制する。坂田清春が左前打で続いて二死一二塁、しかし大平茂のサードへの打球が二走高橋に当たり守備妨害でスリーアウトチェンジ。

 産業は2回、先頭の野口正明が左前打を放って出塁、藤野美登の送りバントは捕前に小フライ、キャッチャー坂田はこれをワンバウンドで捕球して一塁に送球、打者走者の藤野はアウト、一走野口正明もスタートが切れずファースト野口明がタッチしてダブルプレー。坂田の故意落球を取られないぎりぎりの好判断が光った。今節の技能賞は間違いないでしょう。

 産業は4回、先頭の鈴木秀雄が四球を選んで出塁、野口正明が三前に送りバントを決めて一死二塁、藤野が四球を選んで一死一二塁、ここでダブルスチールを決めて一死二三塁、阪急ベンチはここで先発の大平から笠松実にスイッチ、井上嘉弘の遊ゴロで三走鈴木がホームに突っ込むが、ショート坂井豊司からの好返球にタッチアウト、井上が二盗を決めて二死二三塁、大沢紀三男の三ゴロをサード伊藤健一が一塁に悪送球する間に三走藤野が還って1-1の同点に追い付く。

 産業は8回、先頭の金山次郎が四球を選んで出塁、小坂三郎もストレートの四球を選んで無死一二塁、加藤正二がセオリーどおり三前に送りバントを決めて一死二三塁、ここで四番・鈴木がライト線に決勝の2点タイムリー二塁打を放って3-1と勝ち越す。

 産業は9回、先頭の井上が三遊間を破るとレフト榎並達郎が後逸、打者走者の井上は一気に三塁に進み、大沢が右中間にプロ入り初安打となる二塁打を放って4-1とリードを広げる。

 阪急は9回裏、先頭の高橋が三塁にヒット、坂田も中前打で続いて無死一二塁、しかしここで野口正明が踏ん張り、笠松は三振、榎並に代わる代打遠山晴富は右飛、坂井豊司はセカンドライナーに倒れてゲームセット。

 野口正明は7安打2四球3三振の完投で今季初勝利をマークする。

 産業では四番・鈴木秀雄が決勝打を放ち、阪急では四番・髙橋敏がチーム唯一の打点をマーク。平凡な苗字で無名ながら戦前屈指の強打者であった二人の四番の活躍が目立った。

 

2018年5月13日日曜日

19年 南海vs朝日 3回戦


5月15日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 1 1 0 3 南海 3勝9敗 0.250 清水秀雄 中本政夫
2 0 1 0 0 1 1 0 X 5 朝日 3勝10敗1分 0.231 内藤幸三

勝利投手 内藤幸三 2勝5敗
敗戦投手 清水秀雄 1勝5敗

二塁打 (南)堀井2 (朝)坪内

勝利打点 金光彬夫 2

猛打賞 (朝)坪内道則 2


坪内道則が猛打賞

 南海は初回、一死後岡村俊昭が左前打で出塁すると二盗に成功、堀井数男がレフト線に二塁打を放って1点を先制する。

 朝日は1回裏、先頭の田中豊一が四球を選んで出塁、仁木安が中前打を放って無死一二塁、坪内道則の左前打でレフト堀井が三塁に悪送球、田中がホームに還って1-1の同点、無死二三塁となって金光彬夫の中犠飛で2-1と逆転する。

 朝日は3回、一死後仁木が四球で出塁、坪内の三塁へのヒットで一死一二塁、金光の左前打で二走仁木が三塁ベースを蹴ってホームに突進するが、レフト堀井からの返球をカットしたピッチャー清水秀雄のバックホームにタッチアウト、二死一二塁から広田修三が右前にタイムリーを放って3-1とする。

 朝日は6回、一死後広田の遊ゴロをショート松川博爾が一塁に悪送球、内藤幸三の左前打で一死一二塁、桜沢三郎が中前にタイムリーを放って4-1と突き放す。

 南海は7回、先頭の木下勇の当りは三ゴロ、これをサード金光がエラー、中本政夫は三振、松川の二ゴロの間に木下は二進、トップに返り加藤喜作の右前タイムリーで2-4と追い上げる。

 朝日は7回裏、一死後坪内がレフト線に二塁打、金光の三塁線タイムリーで5-2と再度突き放す。

 南海は8回、先頭の堀井がレフト線に二塁打、野口渉は投ゴロに倒れるが、吉川義次が四球を選んで一死一二塁、八木進は左飛に倒れて二死一二塁、木下が左前にタイムリーを放って3-5と追い上げるが反撃もここまで。

 内藤幸三は8安打3四球5三振の完投で2勝目をあげる。


 

2018年5月10日木曜日

19年 阪神vs産業 3回戦


5月14日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 1 0 0 0 0 0 0 3 阪神 10勝3敗1分 0.769 若林忠志
1 0 0 0 0 0 0 0 X 1 産業 5勝5敗 0.500 森井茂

勝利投手 若林忠志 8勝2敗
敗戦投手 森井茂     4勝5敗

三塁打 (神)辻

勝利打点 藤村冨美男 1

猛打賞 (神)藤村冨美男 2


両投手無四球

 阪神は初回、一死後金田正泰が中前打で出塁、御園生崇男の右前打で一死一二塁、ここで藤原鉄之助がパスボールを犯して一死二三塁、藤村冨美男が左前にタイムリーを放って1点を先制、一死一三塁から門前真佐人の当りは右飛、三走御園生がタッチアップからスタートを切るがライト井上嘉弘が落球、御園生がホームに還って2-0とする。この当りで門前には打点が記録されているので、「犠飛」と認定します。もちろん当時の公式記録では「犠飛」は記録されていませんが、スコアカードの記載から「犠飛」と認定できる場合は、当ブログでは「犠飛」としてお伝えしたいます。公式記録では門前の記録は「右飛失」となります。

 産業は1回裏、先頭の金山次郎が三塁にヒット、小坂三郎のニゴロをセカンド小林英一がエラーする間に金山は三塁に進んで無死一三塁、加藤正二のレフトへの小飛球が左前に落ちて三走金山が還り1-2、しかし一走小坂のスタートが遅れてレフト辻源兵衛から二塁ベースカバーの小林に送球されてフォースアウト、レフトゴロが記録されて一死一塁、鈴木秀雄のショートライナーに一走加藤が飛び出しショート武智修からファースト御園生に送球されてダブルプレー。

 阪神は3回、先頭の塚本博睦が左前打で出塁すると二盗に成功、金田が右前にタイムリーを放って3-1と突き放す。

 阪神先発の若林忠志監督は、2回以降産業打線を無得点に抑え、4安打無四球3三振1失点の完投で8勝目をマークする。

 産業先発の森井茂は、4回以降阪神打線を無得点に抑え、11安打無四球無三振3失点、自責点1で完投する。

 両投手無四球ピッチングで、試合時間は1時間3分であった。

 この試合で、産業は4回の守備からライト井上嘉弘に代わって大沢紀三男が入りプロデビューした。1926年生れの大沢紀三男は、1916年生れの大沢清(千葉茂も認める右打ちの名手)の弟で、1932年生れの大沢啓二(親分)の兄である。

 

2018年5月5日土曜日

予想


 3対1で日本が勝つと見ています。

 伊藤と石川で2勝、平野は丁寧にやられるかもしれませんが、4番平野が劉詩雯に勝って3対1と予想させていただきます。

 

決戦


 石川を3番に回して平野を2番に入れて丁寧にぶつけてきました。

 私が希望していた布陣です。

 1971年名古屋大会以来47年ぶりの世界一へ、いざ、勝負!

 

19年 朝日vs阪急 2回戦


5月14日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 朝日 2勝10敗1分 0.167 大橋一郎
0 0 0 0 1 0 0 0 X 1 阪急 7勝5敗 0.583 笠松実

勝利投手 笠松実     3勝2敗
敗戦投手 大橋一郎 0勝1敗

二塁打 (急)山田

勝利打点 髙橋敏 2


大橋一郎、一世一代の快投

 阪急は5回、先頭の山田伝が3球ファウルで粘って四球、上田藤夫が送りバントを決めて一死二塁、野口明の三ゴロの間に山田は三進、四番・髙橋敏が左前にタイムリーを放って1点を先制する。この得点がこの試合唯一の得点となった。

 阪急先発の笠松実は、2回に大橋一郎に右前打、5回にも大橋に左前打を許すが無失点。6回にも桜沢三郎にショート内野安打を許すが無失点。7回以降は3イニング連続三者凡退に抑えて、3安打1四球4三振で今季初完封、3勝目をあげる。

 笠松以上の快投を見せたのが朝日先発の大橋一郎であった。

 大橋は初回、いきなり先頭の山田伝にレフト線二塁打を許し、山田の三盗に続いて野口明も四球から二盗を決められ一死二三塁のピンチを迎えるが、髙橋敏の投ゴロで三走山田がホームを突くとバックホームしてタッチアウト、当たっている坂田清春を左飛に打ち取りピンチを凌ぐ。

 2回~4回は四球や失策で走者を出すが無失点。5回は前述のとおり高橋のタイムリーで1点を失うが、6回以降も無安打無失点。

 大橋は8回を完投して2安打6四球1三振1失点で敗戦投手となった。

 大橋一郎は京都商業時代春夏3回甲子園に出場。昭和15年はセカンドのレギュラーとしてセンバツ準優勝に貢献する。大橋のプロでの通算成績は0勝3敗1完投としか伝えられていないが、その「1完投」がこの試合の2安打完投であった。

 

2018年5月3日木曜日

三冠への道2018 その2


3・4月の月間MVP結果発表

 投手部門は予想通りでアはマナイア、ナはシャーザー。

 混戦が予想された打撃部門は両方ハズレ。

 アの一騎打ちはグレゴリウスでしたが、本職のショートに回ったマチャドの守備力も評価してほしかった。

 ナは「該当なし」が本筋だったのでは。受賞したA.J.ポロックは2割9分1厘、9本塁打24打点。打率3割未満であれば15本塁打は欲しいところ。なので、規定打席不足ながら敢えてビラヌエバと予想させていただきました。

 そのビラヌエバはナの月間最優秀新人でお茶を濁されました。大谷と共に、規定打席不足コンビの月間最優秀新人でしたね。

 

19年 第3節週間MVP


 今節は変則開催。阪神が4勝0敗1分、巨人が1勝1敗1分、南海が1勝2敗、朝日が1勝2敗、阪急が1勝2敗、産業が0勝1敗であった。

週間MVP

投手部門

 阪神 若林忠志 2

 4勝0敗2完封。


打撃部門

 阪神 塚本博睦 1

 21打数7安打4得点6打点。

 巨人 呉新亨 2

 11打数5安打4得点3盗塁

 朝日 仁木安 1

 10打数5安打4打点。5月13日の阪神戦で4安打。

 朝日 森本清三 1

 6打数3安打3得点1打点2四球。森本は開幕から11試合に出場し、43打数11安打の記録を残して突然姿を消す。緊急応召でしょう。


殊勲賞

 南海 清水秀雄 1

 5月7日の朝日戦で3安打9奪三振の完封

 阪急 髙橋敏 1

 5月13日の産業戦で無四球完封

 阪神 小林英一 1

 5月8日の阪急戦で猛打賞

 阪急 野口明 1

 5月8日の阪神戦で満塁走者一掃の三塁打


敢闘賞

 阪神 御園生崇男 1

 21打数6安打3得点4打点

 阪急 伊藤健一 2

 10打数5安打

 朝日 金光彬夫 1

 12打数4安打3打点

 巨人 藤本英雄 1

 13打数5安打、開幕から11試合連続安打


技能賞

 阪神 武智修 1

 5月13日の朝日戦で決勝スクイズ

 朝日 酒沢政夫 1

 5月8日の巨人戦で2打数無安打3得点2打点4四球

 巨人 黒沢俊夫 1

 12打数5安打3盗塁

 

2018年5月2日水曜日

三冠への道2018 その1


3・4月の月間MVP予想

 ナ・リーグ投手部門は5勝1敗、防御率1.62、57奪三振WHIP0.82のマックス・シャーザー。ジョニー・クエトも防御率0.84で候補ではありますが、3勝0敗、26奪三振ではちょっと苦しいか。 

 ア・リーグ投手部門はノーヒットノーランのショーン・マナイアが4勝2敗、防御率1.03、37奪三振、WHIP0.62で決まりでしょう。ヒューストンに移って驚異の61奪三振をマークしたゲリット・コールと、4勝0敗防御率1.36のバーランダーも注目ですが。

 ナ・リーグ打撃部門はクリスチャン・ビラヌエバが23試合の出場で90打席と、30×3.1=93打席の規定打席に達していないのですが、3割2分1厘、8本塁打、19打点で候補筆頭か。他に候補が見当たらないので。

 ア・リーグ打撃部門はマニー・マチャドとディディ・グレゴリウスの190センチを超える大型遊撃手による歴史的な大激戦。

 マチャドは3割6分1厘、9本塁打22打点。
 グレゴリウスは3割2分7厘、10本塁打30打点。


 どちらを選ぶかは好みの問題でしょう。当ブログはマチャドと予想します。

 打撃部門は、ア、ナ共に断トツ最下位チームからの選出と見ます(笑)。

 

2018年4月29日日曜日

19年 朝日vs阪神 3回戦


5月13日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 3 0 0 3 朝日 2勝9敗1分 0.182 内藤幸三
0 0 0 4 0 0 0 1 X 5 阪神 9勝3敗1分 0.750 若林忠志

勝利投手 若林忠志 7勝2敗
敗戦投手 内藤幸三 1勝5敗

二塁打 (神)若林、門前、塚本

勝利打点 武智修 1

猛打賞 (朝)仁木安(4安打) 1、吉田弘 1


武智修、決勝スクイズ

 3回まで5安打を放ちながら無得点の阪神は4回、先頭の若林忠志が右越えに二塁打、辻源兵衛は四球、小林英一の投前送りバントをピッチャー内藤幸三が三塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死満塁、武智修が投前にスクイズを決めて1点を先制、一死二三塁となってトップに返り塚本博睦が左前にタイムリーを放って2-0、塚本が二盗を決め、金田正泰は三振に倒れるが、御園生崇男が中前に2点タイムリーを放って4-0と大きくリードする。

 6回まで7安打を放ちながら無得点の朝日は7回、先頭の吉田弘が左前打で出塁、桜沢三郎の二ゴロの間に吉田は二進、トップに返り田中豊一が中前打を放って一死一三塁、仁木安の二ゴロの間に三走吉田が還って1-4、二死二塁から坪内道則が中前にタイムリーを放って2-4、バックホームの間に打者走者の坪内は二塁に進み、金光彬夫の中前タイムリーで3-4と1点差に詰め寄るが、内藤は一ゴロに倒れて反撃もここまで。

 阪神は8回、二死後武智が四球を選ぶと二盗に成功、塚本が右中間に貴重な追撃の二塁打を放って5-3とする。

 若林忠志は13安打を許しながら1四球5三振の完投で7勝目をあげる。

 九番武智修が決勝スクイズに、8回には二死後四球から二盗を決めて貴重な追加点となるホームを踏む渋い活躍を見せた。

 朝日では吉田弘が3安打、仁木安が4安打をマークしたが、二番仁木が5打数4安打ながら得点はゼロ、若林の巧みなピッチングにかわされて打線がつながらなかった。

 阪神は5月8日の阪急戦でも御園生崇男のスクイズで決勝点をあげており、2試合連続で決勝点はスクイズで決めた。

 

19年 阪急vs産業 1回戦


5月13日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 阪急 6勝5敗 0.545 高橋敏
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 産業 5勝4敗 0.556 森井茂

勝利投手 高橋敏 1勝1敗
敗戦投手 森井茂 4勝4敗

二塁打 (急)野口明

勝利打点 坂田清春 1

猛打賞 (急)野口明 2


髙橋敏、無四球完封

 阪急は初回、先頭の山田伝が一塁にバントヒットを狙うが、ピッチャー森井茂がベースカバーに入って「3-1A」でアウト、二死後野口明がライト線に二塁打を放つが、髙橋敏は三ゴロに倒れて無得点。

 阪急は4回、先頭の上田藤夫が四球で出塁、野口明の中前打で上田は三塁に進み無死一三塁、髙橋敏の三ゴロで三走上田は動けず一死二三塁、ここで坂田清春が中前に2点タイムリーを放って2-0とする。

 阪急は5回、先頭の伊藤健一が左前打で出塁、トップに返り山田も左前打を放って無死一二塁、上田のライト線ヒットで二走伊藤は三塁ベースを回るが、ライト井上嘉弘からのバックホームからキャッチャー藤原鉄之助が三塁に送球、オーバーランしていた伊藤はタッチアウトとなって一死一二塁、野口明の三前内野安打で一死満塁、しかし三走山田がキャッチャー藤原からの牽制球にタッチアウト、高橋が四球を選んで二死満塁とするが、坂田は左飛に倒れて、この回4安打を放ちながら無得点。藤原鉄之助の2補殺に阻まれた。

 産業先発の森井茂は、5回までに8安打を許すが2失点のみ、9回を完投して11安打を許したが2失点のままであった。

 阪急先発の髙橋敏は快調なピッチングを続け、4安打無四球4三振で今季初勝利を無四球完封で飾る。

 髙橋敏は昭和14年4月、5月に当ブログ選定の月間MVPに選出された隠れた戦前の名投手で、コントロールでは森弘太郎を上回り戦前最高のピッチャーであったと言える。戦後は都市対抗野球で強打をみせて、全日本代表として海外遠征することにもなる。当ブログ開設以前は、「Wikipedia」に「髙橋敏」の頁は無かったが、今では充実した内容が書かれている。当ブログが発掘した、大谷出現以前の隠れた「二刀流」である。


*阪急初回の攻撃、先頭の山田伝の一塁へのバントはピッチャー森井茂が一塁ベースカバーに入って「3-1A」のアウト。山田のバントは一塁線であったのか、一二塁間へのへのプッシュバントを狙ったのか、今では常識となったピッチャーによる一塁ベースカバーも、戦前では珍しい。3-1Aの上に書かれているのは「BN」で、山内以九士のスコアによく見られる。 

 

2018年4月28日土曜日

19年 阪急vs阪神 3回戦


5月8日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 4 0 0 0 0 0 0 4 阪急 5勝5敗 0.500 大平茂 髙橋敏 木暮英路
0 0 4 4 0 0 0 1 X 9 阪神 8勝3敗1分 0.727 若林忠志
 
勝利投手 若林忠志 6勝2敗
敗戦投手 大平茂     3勝2敗

三塁打 (急)野口明 (神)武智

勝利打点 御園生崇男 2

猛打賞 (神)小林英一 1


小林英一が猛打賞

 1回、2回と三者凡退に終わった阪急は3回、先頭の遠山晴富が中前打で出塁、榎並達郎も中前打を放って無死一二塁、伊藤健一の一前送りバントをファースト御園生崇男が三塁に送球して二走遠山は三封、トップに返り坂田清春の一ゴロを今度は御園生が二塁に悪送球して一死満塁、上田藤夫の三ゴロで三走榎並は本封されて二死満塁、ここで野口明が右越えに走者一掃の三塁打を放って3点を先制、髙橋敏が左前にタイムリーを放ち4-0とリードする。

 阪神は3回裏、先頭の小林英一が中前打で出塁、武智修が右中間に三塁打を放って1-4と追い上げ開始、トップに返り塚本博睦の左前タイムリーで2-4、金田正泰が四球を選んで無死一二塁、阪急ベンチはここで先発の大平茂をライトに回してライトの高橋がマウンドに上がり、御園生が送りバントを決めて一死二三塁、藤村冨美男はストレートの四球で一死満塁、門前真佐人が押出し四球を選んで3-4、若林忠志が投前にスクイズを決めて4-4の同点に追い付く。

 阪急は4回の守備から再びライトの大平をマウンドに戻し、高橋もライトに戻る。

 阪神は4回、3回に続いて先頭の小林が中前打で出塁、武智は左邪飛に倒れて一死一塁、トップに返り塚本はストレートの四球を選んで一死一二塁、金田の三前バントが内野安打となって一死満塁、ここで御園生が投前にスクイズ、ピッチャー高橋はホームトスするが三走小林の足が早くセーフ、更にキャッチャー坂田が間に合わない一塁に送球するとこれが悪送球となって二走塚本までホームインして6-4と逆転に成功、一走金田は三塁に、打者走者の御園生は二塁に進み、犠打と野選とエラーがが記録されて一死二三塁、藤村の中前タイムリーで7-4、阪急ベンチはここで大平からプロ入り初登板となる木暮英路にスイッチ、門前も三塁にタイムリーを放って8-4と大きくリードする。

 小暮は5回、6回を無失点で切り抜け、阪急は7回から再びライトの高橋をマウンドに送り、ライトには三木久一が入る。

 阪神は8回、一死後武智が中前打で出塁、トップに返り塚本の中飛をセンター山田伝が落球して一死二三塁、金田の一ゴロの間に三走武智が還って9-4として試合を決める。

 若林忠志は9安打3四球4三振の完投で6勝目をマークしてハーラー独走態勢を固める。

 阪神の2回、3回の得点は何れも先頭の八番打者・小林英一の中前打から始まったもので小林は4打数3安打2得点と猛打賞を記録、九番武智修も4打数2安打2得点1打点、三塁打1本の活躍を見せた。

 

2018年4月25日水曜日

鉄人


 衣笠さんの訃報が伝わっています(以下、敬称略)。

 このところ毎日10時過ぎまで残業がが続いていますので、衣笠さんの訃報を、今、知りました。

 衣笠とは長い付き合いでしたね(もちろん面識はありませんが)。

 私が広島ファンになったのは西鉄が太平洋に変わった1973年のことです。

 まだ弱小チームではありましたが、すでに主力打者であった衣笠については、広島ファンになる以前から注視していました。

 2215試合連続出場のピンチについては、1979年に西本から死球を受けた時のことが有名です。翌日、代打で出てきた試合はリアルタイムでテレビで見ていましたが、江川の快速球に対して平気な顔でフルスウィングして三球三振しました。圧巻のシーンが目に焼き付いています。

 本日は、それ以上の連続出場記録が途切れるピンチについて書かせていただきましょう。ほとんどの方が知らないエピソードだと思います(笑)。

 1973年のことですから、世間一般では衣笠の連続試合出場記録などは全く話題になっていない頃の物語です。まだ500試合くらいの時ですからね。

 この年の衣笠は130試合フル出場しましたが、打率は2割0分7厘と極度の不振に陥りました。しかも、平安高校の後輩であり、同じ一塁手の渋谷通が台頭してきたのです。シーズン終盤のことですが、衣笠はヒックスや渋谷の控えに回され、渋谷が一塁手としてスタメン出場するようになりました。シーズン最終戦であったと記憶していますが、渋谷が4打数3安打を記録して、衣笠が最終回の守備だけに就いて連続試合出場記録を継続したのです。あくまでも私の記憶ベースですから、記憶違いにより間違っている可能性は否定しませんが、記憶力には自信があるので多分正しいと思います。

 赤ヘル旋風が吹き荒れた1975年オールスターゲーム、山本浩二と衣笠がホームランを打ちまくったシーンを、リアルタイムでラジオで聞いていました。新しい時代がやって来る!と確信しましたね。 


 

2018年4月22日日曜日

小暮力三⇒木暮力三


 大掛かりな訂正のご連絡です。

 当ブログでは、これまで「木暮力三」の表記が全て「小暮力三」となっておりました。

 正しくは「木暮力三」となります。気が付いた範囲で、順次訂正していきますが、相当な時間がかかる予定です。

 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

 

19年 朝日vs巨人 3回戦


5月8日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 5 3 2 0 0 0 0 1 12 朝日 2勝8敗1分 0.200 森本清三 内藤幸三
2 1 0 0 0 1 0 0 2  6  巨人 7勝3敗1分 0.700 田村幹雄 藤本英雄

勝利投手 森本清三 1勝4敗
敗戦投手 田村幹雄 0勝1敗
セーブ     内藤幸三 1

二塁打 (朝)坪内 (巨)呉2、中村

勝利打点 金光彬夫 1

猛打賞 (朝)森本清三 1


一試合23四球

 朝日は森本清三、巨人は田村幹雄が先発。球史にほとんど残っていない両投手の先発。当ブログ以外にこういう試合の実態を知ることのできる場はありませんね(笑)。

 朝日は初回、一死後森本清三が四球を選んで出塁、酒沢政夫も四球を選んで一死一二塁、金光彬夫は二飛に倒れるが、田中豊一が四球を選んで二死満塁、仁木安がストレートの押出し四球を選んで1点を先制する。

 巨人は1回裏、先頭の黒沢俊夫が四球を選んで出塁、呉新亨が左中間に二塁打を放って無死二三塁、中村政美の右犠飛で1-1の同点、近藤貞雄の中前タイムリーで2-1と逆転する。

 朝日は2回、桜沢三郎が四球を選んで出塁、トップに返り坪内道則がレフト線に二塁打を放って一死二三塁、森本が四球を選んで一死満塁、酒沢が押出し四球を選んで2-2の同点、金光が中前に2点タイムリーを放って4-2と逆転、田中が四球を選んで一死満塁、巨人ベンチはここで先発の田村に代えて藤本英雄をマウンドに送り、仁木は遊飛に倒れて二死満塁、田端美夫がストレートの押出し四球を選んで5-2、広田修三の左前タイムリーで6-2とリードを広げる。

 巨人は2回裏、先頭の藤本が左前打から二盗に成功、木暮力三は捕邪飛に倒れるが、トップに返り黒沢がライト線にタイムリーを放ち3-6と追い上げる。

 朝日は3回、一死後坪内がストレートの四球から二盗に成功、森本が左前に流し打つと、レフトレフト黒沢が三塁に送球するが悪送球、ワンヒットワンエラーで二走坪内がホームに還り7-3、酒沢が四球を選んで一死一二塁、金光は三振に倒れるが、田中の一ゴロをファースト近藤がエラーして二死満塁、仁木がライト線に2点タイムリーを放って9-3と突き放す。

 朝日は4回、先頭広田が左前打で出塁、桜沢の遊ゴロでランナーが入れ替わり、トップに返り坪内の右前打で桜沢は三塁に進んで一死一三塁、森本の一塁線ヒットがタイムリーとなって10-3として二死一二塁、酒沢の二ゴロで森本は二封されるが、二走坪内が三塁を回ってホームに還る好走塁を見せて11-3として試合を決める。

 巨人は6回、先頭の藤本がストレートの四球、木暮も四球、トップに返り黒沢もストレートの四球を選んで無死満塁、呉新亨の遊ゴロで黒沢が二封される間に三走藤本が還って4-11、呉が二盗を決め、中村政美が四球を選んで一死満塁と、一発出れば分らなくなる展開となってきたが、近藤の投ゴロが「1-2-3」と渡ってダブルプレー。

 朝日は6回に4四球を出した先発の森本に代えて、7回から内藤幸三をマウンドに上げる。

 朝日は9回、一死後酒沢がストレートの四球、金光の右前打で一死一三塁、田中の投ゴロ併殺崩れの間に三走酒沢が還って12-4とする。

 巨人は9回裏、先頭の呉が左中間に二塁打、中村も左中間に二塁打を放って5-11、6回の守備から近藤に代わってファーストに入っている須田博は一飛、川畑博はショートライナー、渡部弘は四球、宮下信明も四球を選んで二死満塁、藤本が押出し四球を選んで6-11と風雲急を告げてきたが、最後は木暮が右飛に倒れてゲームセット。

 朝日は14四球、巨人は9四球の乱戦。与四球は、森本清三が6個、内藤幸三が3個、田村幹雄が8個、藤本英雄が6個であった。

 巨人のスタメンショートで出場した宮下信明は昭和17年に大和で1試合出場して以来、プロ入り2度目の出場。戦後は投手に転向し、昭和25年の中日時代に14勝をあげる活躍を見せることとなる。