2023年11月26日日曜日

巨人vs近畿 2回戦

5月5日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 3 1 0 0 0 0 0 1  5  巨人 4勝7敗 0.364 小松原博喜 川崎徳次 
0 0 0 4 0 1 5 0 X 10 近畿 8勝3敗 0.727 丸山二三男 中谷信夫

勝利投手 中谷信夫     2勝1敗 
敗戦投手 小松原博喜 2勝1敗

二塁打 (巨)内堀、小松原、川上 (近)山本、飯田2
三塁打 (近)筒井

勝利打点(近)飯田徳治 1

猛打賞 (近)飯田徳治(4安打)1


仏の徳さん

 甲子園の第2試合は丸山二三男と小松原博喜の先発で午後3時22分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は2回表、先頭の川上哲治が左前打で出塁、平山菊二はストレートの四球で無死一二塁、ここで二走川上が丸山の牽制に釣り出されてタッチアウト、中島治康の三ゴロで平山は二進して二死二塁、丸山の二塁牽制がセンターに抜ける悪送球となる間に平山が生還して1点を先制、多田文久三は四球で出塁、内堀保の左越えタイムリー二塁打で2-0、小松原もレフト線にタイムリー二塁打を放ち3-0とする。

 巨人は3回表、一死後千葉茂が四球で出塁、川上の右越え二塁打で一死二三塁、近畿はここで丸山から中谷信夫にスイッチ、平山の遊ゴロで三走千葉が還って4-0と突き放す。

 巨人は4回表、先頭の多田が四球で出塁、内堀の二遊間ゴロをセカンド安井亀和が捕球すると二塁ベースを踏んで一塁転送してゲッツー、この併殺で試合の流れが変わった。

 近畿は4回裏、先頭の田川豊が四球で出塁、山本一人監督の右中間タイムリー二塁打で1-4、飯田徳治のレフト線にタイムリー二塁打を放ち2-4、堀井数男は四球で無死一二塁、中谷の二飛に二走飯田が飛び出してしまいゲッツー、しかし筒井敬三がセンター左奥にタイムリー三塁打を放ち3-4と1点差、朝井昇の「遊ゴロをショート田中資昭が失して4-4の同点に追い付く。

 近畿は6回裏、先頭の山本が四球から二盗に成功、飯田が中越えに2打席連続となるタイムリー二塁打を放ち5-4と勝ち越す。

 近畿は7回裏、先頭の朝井が三遊間を抜いて出塁、巨人ベンチはここで先発の小松原から川崎徳次にスイッチ、トップに返り安井の投ゴロでランナーが入れ替わり、河西俊雄の右前打で一死一三塁とチャンスを広げ、田川の右前タイムリーで6-4、山本が四球を選んで一死満塁、飯田が左前に2点タイムリーを放ち8-4、堀井も中前にタイムリーを放ち9-4、中谷は四球で一死満塁、筒井の遊ゴロ併殺崩れの間に三走飯田が還ってこの回5点、10-4と突き放す。

 巨人は9回表、3本のヒットで1点返すが時すでに遅し。

 没落する巨人と上昇気流に乗る近畿を象徴する試合となった。

 ルーキー飯田徳治は開幕から5番に抜擢されてきたがここまで打率2割2分5厘と期待に応えられなかった。この日は4打数4安打4打点二塁打2本と爆発。通算1,978安打を記録することとなる飯田にとって、この試合が起点となったのである。

 後年、横浜平和球場で行われた引退試合。皆川に追い込まれてからの外角球はストライクにも見える際どい球で田代球審の右手が上がりかけたが、キャッチャー野村が咄嗟に「今のはボールです」。田代の右手は上がらず、難を逃れた飯田はその後の球を右中間に弾き返して引退試合に花を添えたのである。

 温厚な性格から「仏の徳さん」と慕われた飯田徳治らしいエピソードである。

*1965年3月27日に飯田徳治の引退試合が行われた横浜平和球場(通称:ゲーリッグ球場)。
 写真は1976年7月、神奈川軟式準決勝。打席のスラッガーは筆者。平和球場はこの年を最後に解体され、現在の横浜スタジアムに生まれ変わりました。


2023年11月5日日曜日

太陽vs東急 2回戦

5月5日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 1 2 0 0 0 0 0 6 太陽 5勝6敗 0.455 真田重蔵
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 東急 6勝6敗 0.500 大下弘 黒尾重明

勝利投手 真田重蔵 3勝1敗 
敗戦投手 大下弘     0勝1敗

二塁打 (太)藤井 (東)大下
三塁打 (東)長持

勝利打点(太)藤井勇 1

猛打賞 (太)藤井勇 1


大下はKO、苅田は2失策と冴えず

 第3節3日目、後楽園の第1試合は真田重蔵と大下弘の先発で午後1時5分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 太陽は初回、今季初登板の大下がいきなり辻井弘、荒川昇治の一二番に連続四球、藤井勇が右中間に2点タイムリー二塁打を放ち2-0、中谷順次の遊ゴロをショート清水喜一郎がエラーして無死一三塁、森下重好の三ゴロ併殺の間に三走藤井が還って3点を先取する。

 太陽は3回表、先頭の辻井が四球で出塁、荒川の遊ゴロでランナーが入れ替わり、藤井の左中間ヒットで一死一三塁として大下をKO、ピッチャーは黒尾重明に代わり、一走藤井がディレードスチール、キャッチャー鈴木圭一郎が二塁に送球して藤井がアウトになる間に三走荒川がホームに還る好走塁を見せて4-0とする。

 重盗片割れアウトなので荒川に本盗は記録されないが、3年後にはサヨナラ本盗を記録することになるので乞うご期待。荒川は守備、走塁に好プレーを見せており、藤本定義監督は二番に抜擢した。プレーぶりを見ていても二番は適任である。1952年には捕手として史上最多の32盗塁を記録することとなるが、捕手での30盗塁以上は1940年に30盗塁をマークした吉原正喜と1952年の荒川だけである。

 太陽は4回表、先頭の森下が死球を受けて出塁、伊勢川真澄の二ゴロをセカンド苅田久徳監督がエラーして森下は三塁に進み無死一三塁、佐竹一雄は四球を選んで無死満塁、一死後真田の遊ゴロは「6-4-3」と転送されるが苅田の一塁送球が悪送球となって三走森下に続いて二走伊勢川もホームに還り6-0とする。

 東急は9回裏、先頭の長持栄吉が中越えに三塁打、期待の大下は三振、飯島滋弥の内野安打がタイムリーとなって1点を返すが焼け石に水。

 真田重蔵は7安打3四球5三振の完投で3勝目をあげる。

 東急は苅田の2失策による失点が痛かった。さすがの苅田も衰えが見えるか。

 今季初登板の大下も3回にKOされ、打っても2三振と冴えなかったが、残りの2打席は左飛とレフト線二塁打であった。当ブログは、大下の打法が左翼方向を意識したものに変化していることを見逃さない。今季は首位打者を獲るのではないか。

2023年11月3日金曜日

金星vs大阪 3回戦

5月5日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 3 0 0 0 2 0  0  5 金星 3勝8敗 0.273 内藤幸三
0 0 0 2 0 3 0 0 0 1X 6 大阪 8勝3敗 0.727 野崎泰一 梶岡忠義

勝利投手 梶岡忠義 3勝1敗 
敗戦投手 内藤幸三 0勝2敗

二塁打 (金)小前、西沢 (大)土井垣2、梶岡
三塁打 (金)西沢

勝利打点(大)武智修 1

猛打賞 (金)西沢道夫 1 (大)土井垣武 1


タイガース連日のサヨナラ劇

 第3節3日目、甲子園の第1試合は内藤幸三と野崎泰一の先発で午後1時丁度、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 序盤は両軍併殺でチャンスを潰して3回まで無得点。

 金星は4回表、先頭の大友一明が四球で出塁すると二盗を試みるが土井垣武の強肩に刺され、坪内道則監督も四球で出塁すると今度は二盗に成功、西沢道夫の左前タイムリーで1点を先制、清原初男も左前打で続いて一死一二塁、大阪はここで先発の野崎から梶岡忠義にスイッチ、小前博文が左中間にタイムリー二塁打を放ち2-0、内藤が四球を選んで一死満塁、二死後中村信一が押出し四球を選んで3-0とリードする。

 大阪は4回裏、二死後藤村富美男が中前打、金田正泰が四球を選んで一二塁、土井垣がライト線に2点タイムリー二塁打を放ち2-3と追い上げる。

 大阪は6回裏、先頭の本堂保次が右前打で出塁、藤村は四球を選んで無死一二塁、金田は遊飛に倒れて一死一二塁、前の打席でライト線に二塁打を打った土井垣の打席で金星はレフトの小前とライトの中村信一を入れ替えるが、土井垣はストレートの四球で一死満塁、ここで坪内監督は小前と中村の守備を再度入れ替えて元に戻し、玉置玉一に代わる代打山口政信は投飛に倒れて二死満塁、武智修が押出し四球を選んで3-3の同点、梶岡がレフトに2点タイムリー二塁打を放ち5-3と逆転に成功する。

 金星は8回表、一死後小前の当りは遊ゴロ、これをファースト山口が後逸、内藤は四球を選んで一死一二塁、辻勇夫が右前にタイムリーを放ち4-5と1点差、二死後トップに返り酒沢政夫がライトに同点タイムリーを放ち5-5と追い付く。

 大阪は9回裏、一死後呉昌征が四球から二盗に成功、塚本に代わる代打富樫淳の左前打で一死一三塁、富樫に代わる代走御園生崇男が二盗を決めて一死二三塁、本堂の遊ゴロで三走呉昌征がホームに突っ込むがショート酒沢政夫からの好返球にタッチアウト、本堂が二盗を決めて二死二三塁、しかし藤村は右飛に倒れて試合は延長戦に突入。

 大阪は10回裏、一死後土井垣が中前打で出塁、山口の遊ゴロをショート酒沢が一塁に悪送球して一死一三塁、武智がライトにサヨナラ打を放ち6-5と打っ棄る。

 大阪は連日のサヨナラ劇で5連勝。この時点で首位中日に並んだ。その中日は後楽園の第2試合に登場する。

 大阪の快進撃は2連勝目となる4月29日の巨人戦で山口政信が放った逆転グランドスラムから始まった。この日の山口は8回表の守備で手痛いエラーをして同点に追い付かれたが、10回裏は相手エラーを誘ってサヨナラ劇を演出した。山口の「ラッキーボーイ」はどこまで続くのか。

 76年後の2023年11月2日、日本シリーズ第5戦。手痛いエラーでリードを広げられた森下が逆転の2点タイムリー二塁打を放って阪神が3勝2敗と王手をかけた。野球が「筋書きのないドラマ」であることは76年経っても変わらない。

2023年11月2日木曜日

野球週報2023 ㊸

10月22日(日) 新型プリウスPHEV納車。色はアッシュ。

10月23日(月) 出勤日。

10月24日(火) 出勤日。

10月25日(水) 天王洲アイルで品川ビッグスターズの練習。

10月26日(木) 出勤日。

10月27日(金) 出勤日。

10月28日(土) 秋季リーグ第四戦。3打数2安打2得点1盗塁でしたが試合は惨敗。やる気のない連中が多過ぎる。

 

野球週報2023 ㊷

10月15日(日) 休養日。

10月16日(月) 出勤日。

10月17日(火) 出勤日。

10月18日(水) 上大岡アカフーのバッティングセンターで120㌔、120㌔、120㌔、120㌔、120㌔。

10月19日(木) 出勤日。

10月20日(金) 出勤日。

10月21日(土) KINTOのヤリスを返却。秋葉原のバッティングセンターに行きましたが混んでいたので断念。

 

野球週報2023 ㊶

10月8日(日) 休養日。

10月9日(月) 上大岡アカフーのバッティングセンターで120㌔、130㌔、Mix、120㌔、スライダー。

10月10日(火) テレワーク。

10月11日(水) 本牧のジムで体幹、筋トレ。

10月12日(木) 出勤日。

10月13日(金) 出勤日。

10月14日(土) 秋季リーグ第三戦。4打数無安打1盗塁でしたが試合は快勝。ノーヒットながら足で貢献。

 

野球週報2023 ㊵

10月1日(日) 本牧のジムで体幹、筋トレ。

10月2日(月) 出勤日。

10月3日(火) 出勤日。

10月4日(水) 休養日。

10月5日(木) 出勤日。

10月6日(金) 出勤日。

10月7日(土) 根岸森林公園でサーキットトレーニング。

 

野球週報2023 ㊴

9月24日(日) 上大岡アカフーのバッティングセンターで120㌔、130㌔、Mix、130㌔、120㌔。

9月25日(月) 出勤日。

9月26日(火) 出勤日。

9月27日(水) 秋葉原のバッティングセンターで110㌔、130㌔、スライダー、スライダー。

9月28日(木) 出勤日。

9月29日(金) 出勤日。

9月30日(土) 上大岡アカフーのバッティングセンターで120㌔、130㌔、Mix、130㌔、120㌔。

 

野球週報2023 ㊳

9月17日(日) 休養日。

9月18日(月) 上大岡アカフーのバッティングセンターで120㌔、Mix、130㌔、スライダー、120㌔。午後は根岸森林公園でサーキットトレーニング。

9月19日(火) 元町チャーミングセール。

9月20日(水) 天王洲アイルで品川ビッグスターズの練習。

9月21日(木) 出勤日。

9月22日(金) 出勤日。

9月23日(土) ウエインズトヨタ神奈川磯子店に車庫証明提出。