0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 中日 16勝7敗 0.696 藤本英雄
0 0 0 0 1 1 0 0 X 2 阪急 11勝15敗 0.423 野口二郎
勝利投手 野口二郎 4勝4敗
敗戦投手 藤本英雄 8勝3敗
二塁打 (中)小鶴 (急)山田、上田
勝利打点(急)山田伝 2
野口二郎、円熟の完封
西宮の第2試合は藤本英雄と野口二郎の先発で午後3時丁度、二出川球審の右手が上がりプレイボール。
中日は5回表、一死後藤本が三塁へのヒットで出塁、上林繫次郎の三ゴロをサード荒木茂が一塁に悪送球、藤本は三塁に進んで一死一三塁、三村勲は浅い右飛に倒れて二死一三塁、ここで一走上林がスタート、キャッチャー日比野武からの送球をピッチャー野口二郎がカット、上林は一二塁間に挟まれ「2-1-4」と渡ってタッチアウト、上林には盗塁失敗が記録された。
三走の藤本英雄は通算で29盗塁を記録しているように走塁にも優れているので、上林のディレードスチールから重盗を狙ったようだが、日比野-野口二郎のバッテリーが上手く対応した。
阪急は5回裏、先頭の坂元義一がストレートの四球で出塁、日比野が送って一死二塁、二死後山田伝が左中間にタイムリー二塁打を放ち1点を先制する。
阪急は6回裏、先頭の上田藤夫が左中間に二塁打、青田昇の左前タイムリーで2-0とする。
中日は、8回、9回と4人を代打に送る代打攻勢を見せたが、全て内野フライに打ち取られた。
野口二郎は5安打1四球3三振で今季初完封、4勝目をマークする。戦前の快速球時代と違って、円熟の完封劇であった。
中日は今季初のシャットアウト負けで首位の座から陥落した。