2018年7月22日日曜日

19年 巨人vs産業 5回戦


7月2日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 7 2 0 0 0 0 0 0 10 巨人 13勝3敗1分 0.813 近藤貞雄
1 0 0 0 0 0 0 2 0  3  産業  6勝10敗1分 0.375 野口正明

勝利投手 近藤貞雄 1勝0敗
敗戦投手 野口正明 1勝2敗

二塁打 (巨)黒沢、藤本、川畑2、宮下 (産)野口
本塁打 (産)金山 2号

勝利打点 黒沢俊夫 3

猛打賞 (巨)呉新亨 1


近藤貞雄、完投で1勝目

 巨人は初回、一死後呉新亨がレフト線にヒットを放つと二盗に成功、藤本英雄が四球を選ぶとダブルスチールに成功、中村政美は四球を選んで一死満塁、近藤貞雄の左犠飛で1点を先制する。

 産業は1回裏、先頭の金山次郎がレフトスタンドに第2号ホームランを叩き込んで1-1の同点に追い付く。更に小坂三郎が四球を選び、加藤正二はセンター左にヒット、鈴木秀雄の右前打で無死満塁と巨人先発の近藤貞雄を攻めるが、野口正明は浅い右飛、藤野美登は捕邪飛、松尾幸造は二ゴロに倒れて追加得点はならず。ここで近藤を崩せなかったことが敗因であった。

 巨人は2回、先頭の杉江繁雄が左前打で出塁、田村幹雄の三飛をサード鈴木が落球して無死一二塁、宮下信明の投前バントをピッチャー野口は三塁に送球するがセーフ、野選が記録されて無死満塁、トップに返り黒沢俊夫が右中間に二塁打を放ち3-1と勝越し、呉新亨が右前に2点タイムリーを放って5-1、バックホームの間に打者走者の呉は二塁に進み、藤本が三塁線に二塁打を放つが二走呉は三塁にストップ、中村は投ゴロに倒れて一死二三塁、近藤の左飛をレフト大沢紀三男が落球、三走呉が還って6-1、呉の生還には自責点が記録されているので近藤の左飛失は「左犠飛」となるため、近藤は2打席連続犠牲フライを記録、一死二三塁から川畑博がレフト線に二塁打を放って二者還り8-1と大量リードする。

 巨人は3回、先頭の宮下が左中間二塁打、トップに返り黒沢は遊飛、呉新亨が三前に内野安打、二走宮下が三塁をオーバーラン、ショート金山がベースカバーに入り、サード鈴木が三塁に送球するがこれが悪送球となって宮下が還り9-1、打者走者の呉は三塁に進み、藤本の遊ゴロの間に三走呉が還って10-1とする。

 産業は8回、先頭の金山と続く小坂が連続四球、加藤の二ゴロの間に二者進塁、鈴木の遊ゴロをショート杉江がエラーする間に三走金山が還って2-10、野口のレフト線二塁打で小坂が還り3-10とするが焼け石に水。

 近藤貞雄は7安打3四球8三振の完投で今季初勝利をあげる。巨人は須田博が軽井沢に軟禁されて出場不能となり、近藤が藤本をどこまでサポートできるかが夏季リーグ戦の鍵となる。

 

2018年7月15日日曜日

19年 朝日v阪急 4回戦


7月1日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 3 0 0 0 0 0 5 朝日 5勝10敗1分 0.333 内藤幸三
0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 阪急 8勝8敗 0.500 天保義夫 木暮英路

勝利投手 内藤幸三 4勝5敗
敗戦投手 天保義夫 0勝1敗

二塁打 (朝)菊矢
三塁打 (朝)坪内

勝利打点 菊矢吉男 1


菊矢吉男が決勝打

 朝日は初回、二死後坪内道則がレフト線に三塁打、金光彬夫はストレートの四球で歩いて二死一三塁、ここで菊矢吉男がレフト線に二塁打、二者還って2点を先制する。

 朝日は4回、先頭の内藤幸三がライト線にヒット、仁木安が三前に送りバントを決めて一死二塁、広田修三の当りはレフトにフラフラと上がり二走広田はハーフウェイ、打球は左前にポトリと落ちるが広田は動けず一死一二塁、田端義夫がストレートの四球を選んで一死満塁、トップに返り酒沢政夫が中前にタイムリーを放って3-0、田中豊一の一ゴロ併殺崩れの間に三走広田が還って4-0、坪内の中前タイムリーで5-0とする。

 阪急は5回、先頭の坂井豊司が四球を選んで出塁、伊藤健一もストレートの四球を選んで無死一二塁、トップに返り山田伝は左邪飛、上田藤夫がセンター右にタイムリーを放って1-5、一死一三塁から上田が二盗を決め、野口明が四球を選んで一死満塁、髙橋敏の左犠飛で2-5とする。

 内藤幸三は6回以降阪急打線を1安打無失点に抑え、3安打9四球3三振の完投で4勝目をあげる。

 朝日は9安打7四死球で11残塁、阪急は3安打9四球で9残塁、当時の試合としては珍しく試合時間は1時間37分であった。

 5月21日の春季リーグ戦最終戦で3年ぶりに復帰して猛打賞を記録した菊矢吉男が、夏季リーグ戦開幕戦のこの日は勝利打点を記録した。

 

2018年7月14日土曜日

19年 近畿vs阪神 4回戦


7月1日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 近畿 3勝13敗 0.188 中本政夫
0 0 1 0 0 0 1 0 X 2 阪神 12勝3敗1分 0.800 若林忠志

勝利投手 若林忠志 10勝2敗
敗戦投手 中本政夫   2勝7敗

二塁打 (近)堀井

勝利打点 藤村冨美男 2


若林忠志、10勝一番乗り

 戦時統合により南海鉄道は関西急行鉄道と合併させられて6月1日から「近畿日本鉄道」となり、「南海」は「近畿日本」に改称、夏季リーグ戦からチーム名が変更されたため、当ブログの表記もこの試合から「近畿」とさせていただきます。

 近畿は初回、先頭の松川博爾がセンター右にヒット、しかしキャッチャー門前真佐人からの牽制にタッチアウト、八木進が四球を選んで出塁、清水秀雄は二飛に倒れるが、岡村俊昭がストレートの四球を選んで二死一二塁、堀井数男のレフト線二塁打で1点を先制する。

 阪神は3回、一死後塚本博睦が左前打で出塁、金田正泰は中飛に倒れるが、御園生崇男の中前打で二死一二塁、藤村冨美男の左前タイムリーで1-1の同点に追い付く。

 阪神は7回、先頭の武智修が左前打で出塁、トップに返り塚本が投前に送りバントを決めて一死二塁、金田は四球を選んで一死一二塁、御園生の右前打で一死満塁、藤村の右犠飛で2-1と勝ち越す。

 若林忠志は2回以降近畿打線を4安打無失点に抑え、6安打3四球2三振1失点の完投で10勝目をマークする。

 この日は無安打に終わったが、阪神の五番ライトでスタメン出場したのは呉昌征であった。呉は台湾に帰る予定であったが、予定を変更して阪神に移籍し、夏季リーグ戦から出場することとなった。

 

19年 産業vs巨人 4回戦


7月1日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 産業 6勝9敗1分 0.400 森井茂
2 0 0 0 0 1 0 2 X 5 巨人 12勝3敗1分 0.800 藤本英雄

勝利投手 藤本英雄 6勝2敗
敗戦投手 森井茂    4勝8敗

二塁打 (名)加藤 (巨)近藤、川畑
本塁打 (名)藤野 1号 (巨)近藤 1号

勝利打点 近藤貞雄 1

猛打賞 (巨)近藤貞雄(4安打) 1


近藤貞雄、4安打4打点

 いよいよ戦前最後のシーズンとなる昭和19年夏季リーグ戦が開幕。

 産業は一番にキャッチャー藤野美登を起用、その藤野が巨人先発藤本英雄の初球をレフトスタンドに叩き込む先頭打者ホームランを放って1点を先制する。

 巨人は1回裏、一死後呉新亨がレフト線にヒット、藤野のパスボールで呉は二進、更に藤野からの二塁送球が悪送球となって呉は三進、藤本が四球から二盗を決めて一死二三塁、中村政美は三振に倒れて二死二三塁、ここで近藤貞雄がレフト線に二塁打を放ち2-1と逆転する。

 産業は6回、小坂三郎が三遊間にヒット、加藤正二も左前打、鈴木秀雄も左前打で続いて一死満塁、しかし野口正明は捕邪飛、松尾幸造は二飛に倒れて藤本を崩すことはできなかった。

 巨人は6回裏、一死後近藤がレフトスタンドにホームランを叩き込んで3-1と突き放す。

 巨人は8回、先頭の中村が中前打を放つと二盗に成功、近藤が4打点目となるタイムリーを左前に放って4-1、川畑博の右中間二塁打で無死二三塁、杉江繁雄は三振に倒れるが、田村幹雄がストレートの四球を選んで一死満塁、渡部弘の左犠飛で5-1とダメ押す。

 藤本英雄は6安打1四球9三振1失点の力投で6勝目をマークする。

 近藤貞雄が4打数4安打4打点1本塁打を記録した。近藤は戦後、投手として三本指を駆使したパームボールで23勝をあげ、指揮官に転じてからは一時代を築く活躍を見せるが、打撃に関しては当ブログを見ないと実像は浮かんでこない。本日の本塁打は生涯唯一の本塁打となる。近藤は、投手として活躍していたラビットボール時代、昭和24年には80打席、昭和25年には62打席を記録しているが本塁打は打っていないので、貴重な1本となった。

 

2018年7月12日木曜日

19年 5・6月 月間MVP


月間MVP

投手部門

 阪神 若林忠志 4

 今月は春季リーグ戦優勝を争う阪神と巨人が共に7試合ずつを消化。

 若林は全7試合に登板し、58回を投げて48安打8四球19三振、自責点9。
 一方、藤本英雄は4試合に登板し、34回3分の2を投げて26安打11四球21三振、自責点3。
 須田博は3試合に登板し、30回を投げて20安打7四球13三振、自責点4。

 若林は与四球が少なく、藤本は奪三振も多いが与四球が多く今月は被安打も多かった。須田は円熟のピッチングが数字にも表れているが、この後軽井沢に軟禁されて夏季リーグ戦での登板は無い。


打撃部門

 巨人 黒沢俊夫 2

 黒沢は26打数12安打3得点3打点5四球で、昭和12年春季第4期以来7年ぶりの受賞。戦後の月間MVP最長ブランク記録は岩瀬仁紀が2005年5月-2017年6月に記録した12年であるが、黒沢は戦前の最長ブランク記録である。この間、黒沢は2度の応召があり、岩瀬の記録よりも価値が高い可能性が高い。

 呉新亨が26打数10安打7得点1打点4四球6盗塁、藤村冨美男が25打数10安打2得点6打点6四球で次点を争った。岡村俊昭が27打数11安打をマークして、今季首位打者となる片鱗をうかがわせた。

 

19年 第4節 週間MVP


 今節は巨人が4勝0敗、阪神が2勝0敗、朝日が2勝1敗、阪急が2勝2敗、産業が1勝4敗、南海が0勝4敗。阪神と巨人が同率で春季リーグ戦優勝を決めた。

週間MVP

投手部門

 阪神 若林忠志 3

 2勝0敗。

 巨人 藤本英雄 1

 2勝0敗2完封。

 巨人 須田博 3

 2勝0敗1完封。

 朝日 内藤幸三 1

 2勝0敗1完封。


打撃部門

 巨人 黒沢俊夫 2

 14打数7安打2得点2打点、1V打。

 巨人 木暮力三 1

 15打数5安打2得点3打点、1V打。

 阪急 髙橋敏 1

 12打数5安打5打点5四球、1V打、1真の殊勲打。

 阪神 藤村冨美男 1

 7打数5安打3打点、1V打。

 阪神 辻源兵衛 1

 5月22日の南海戦で優勝決定サヨナラ犠飛。


殊勲賞

 南海 加藤喜作 1

 10打数6安打3打点。

 朝日 菊矢吉男 1

 5月21日の阪急戦、3年ぶり復帰でいきなり猛打賞。

 阪急 上田藤夫 1

 12打数4安打4得点3打点4四球3盗塁、二塁打2本。


敢闘賞

 朝日 大橋一郎 1

 1失点完投で敗戦投手ながら2安打ピッチング。

 南海 岡村俊昭 2

 17打数8安打。

 朝日 坪内道則 1

 12打数5安打3得点。

 産業 金山次郎 1

 18打数7安打4得点4四球。

 巨人 呉新亨 1

 15打数5安打3得点3盗塁。


技能賞 

 阪急 坂田清春 1

 5月15日の産業戦で技あり併殺。
 

2018年7月9日月曜日

19年 産業vs巨人 3回戦


6月4日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 産業 6勝8敗1分 0.429 森井茂
1 0 0 0 0 1 0 0 X 2 巨人 11勝3敗1分 0.786 藤本英雄

勝利投手 藤本英雄 5勝2敗
敗戦投手 森井茂     4勝7敗

二塁打 (産)金山、森井 (巨)木暮、中村
三塁打 (巨)呉

勝利打点 木暮力三 1


巨人、春季リーグ戦同率首位に並ぶ

 巨人はこの試合に勝てば阪神に追い付いて春季リーグ戦同率首位となります。

 巨人は初回、先頭の呉新亨が右中間奥深く三塁打、木暮力三がレフト線に二塁打を放って1点を先制、藤本英雄は二ゴロに倒れて一死二塁、中村政美の当りは左中間にフラフラと上がり、二走小暮はハーフウェイ、打球は左中間に落ちて打者走者の中村は二塁に進むが小暮は三塁ストップ、中村の記録は二塁打ながら一死二三塁、近藤貞雄は投ゴロ、川畑博は三ゴロに倒れて追加得点はならず。

 巨人は6回、先頭の木暮が四球を選んで出塁、藤本の中前打で無死一二塁、中村は二飛に倒れ、近藤の三ゴロで藤本が二封されて二死一三塁、ここでキャッチャー藤原鉄之助がパスボールを犯して三走小暮が還り2-0とする。

 藤本英雄は毎回走者を出しながら名古屋打線を無得点に抑え、8安打2四球7三振で今季4度目の完封、5勝目をあげる。

 ここで当ブログならではの珍しい記録をご紹介しましょう。

 昭和19年春季リーグ戦では延べ16回の完封勝利が記録され、藤本英雄が最多の4回をマークしている。無安打無得点は記録されておらず。最少被安打は1本で森井茂。藤本の4回の完封試合での被安打数は6本、7本、3本、8本であり、ワーストスリーを独占している。

 藤本英雄はランナーを出しながら得点させないピッチングであった。これは藤本のノーコンと無関係ではないでしょう。世間のイメージと違って、藤本のコントロールは悪かったため、走者を出しながらのピッチングに慣れていたのである。

 客観的数値によって検証してみましょう。藤本英雄は戦前の3年間で713回3分の1を投げて与四球は266個で、1試合当たり3.36個の四球を与えている。これが戦後になると、1,915イニングスを投げて与四球395個、1試合当たり1.86個の与四球と、コントロールが改善されるのである。

 藤本のコントロールが良かったのは、肩を壊してスライダーを中心とする技巧派に転向した戦後のことで、戦前の藤本は力任せの荒れ球で打者を牛耳っていたのである。当ブログの熱心な読者の方々は、これまで何度となく当ブログが藤本のコントロールの悪さを指摘してきたことをご存知であると思います。世間の風評など気にせずに、客観的事実に基づいて野球史を掘り起こしていくのが、当ブログの流儀です。

 

19年 巨人vs産業 2回戦


6月3日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 1 0 1 0 1 4 巨人 10勝3敗1分 0.769 須田博
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 産業 6勝7敗1分 0.462 野口正明

勝利投手 須田博     6勝0敗
敗戦投手 野口正明 1勝1敗

二塁打 (巨)木暮

勝利打点 黒沢俊夫 2


スタルヒン、戦前最後の勇姿

 昭和19年春季リーグ戦は阪神が暫定首位を決め、巨人が残る産業との2連戦に連勝すると同率首位に追い付く。

 巨人は2回、先頭の川畑博の当りは三ゴロ、これをサード鈴木秀雄が一塁に悪送球する間に打者走者の川畑は二塁に進み、宮下信明が左前打を放って無死一三塁、杉江繁雄の遊ゴロで三走川畑はストップ、宮下は二塁に進んで一死二三塁、トップに返り黒沢俊夫が三塁にタイムリーを放って1点を先制する。

 巨人は5回、二死後近藤貞雄が四球を選んで出塁すると二盗に成功、川畑がレフト線にタイムリーを放って2-0とする。

 巨人は7回、先頭の呉新亨が四球を選んで出塁すると二盗に成功、木暮力三は左飛、中村政美は中飛に倒れるが、須田博が左前にタイムリーを放って3-0と突き放す。

 巨人は9回、6回裏の守備から黒沢に代わってレフトの守備に入っている藤本英雄が左前打で出塁、呉は二飛に倒れるが、小暮が右中間最深部に二塁打を放ち一走藤本が快足を飛ばしてホームに還り4-0とダメ押す。

 須田博は名古屋打線を2安打に抑え、2四球5三振で今季2度目の完封、6勝目をあげる。

 通算199勝目をマークしたこの試合がスタルヒンの戦前最後の投球となった。スタルヒンはこの後軽井沢に軟禁される。戦後は巨人に戻ることなく、パシフィック、太陽、金星、大映、高橋、トンボで投げ続けて104勝を積み重ね、通算303勝をマークすることとなる。


*スタルヒンが最後に在籍して通算300勝を記録したトンボ時代の入場券。




 

2018年7月7日土曜日

19年 南海vs阪神 3回戦


5月22日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 1 0 2 0  0  3 南海 3勝12敗 0.200 中本政夫
1 0 1 0 0 0 1 0 0 1X 4 阪神 11勝3敗1分 0.786 若林忠志

勝利投手 若林忠志 9勝2敗
敗戦投手 中本政夫 2勝6敗

二塁打 (神)御園生
三塁打 (神)藤村

勝利打点 辻源兵衛 1

猛打賞 (南)岡村俊昭 3、加藤喜作 1 (神)御園生崇男 1


辻源兵衛、優勝決定サヨナラ犠飛

 阪神は初回、二死後御園生崇男が左前打で出塁、藤村冨美男が右中間に三塁打を放って1点を先制する。

 阪神は3回、先頭の塚本博睦が右前打で出塁、金田正泰の投前送りバントをピッチャー中本政夫が二塁に送球するがセーフ、野選が記録されて無死一二塁、御園生のバントは小飛球となって中本がキャッチ、一塁に送球して一走金田が返れずダブルプレー、二死二塁から藤村が右前にタイムリーを放ち2-0とする。

 5回まで5安打無得点の南海は6回、先頭の堀井数男が四球を選んで出塁、岡村俊昭の右前打で無死一二塁、清水秀雄は捕邪飛に倒れて一死一二塁、吉川義次の三ゴロで岡村が二封されて二死一三塁、加藤喜作が中前にタイムリーを放って1-2とする。

 阪神は7回、先頭の武智修が中前打で出塁、トップに返り塚本が送りバントを決めて一死二塁、金田は二飛に倒れて二死二塁、御園生がライト線にタイムリーを放って3-1と突き放す。

 南海は8回、先頭の堀井がストレートの四球を選んで出塁、岡村の中前打で無死一二塁、清水の右飛で二走堀井と一走岡村がタッチアップから進塁して一死二三塁、吉川の遊ゴロの間に三走堀井が還って2-3、二死三塁から加藤がレフト線に同点タイムリーを放って3-3と追い付く。

 阪神は10回裏、先頭の御園生が右中間に二塁打、藤村は四球を選んで無死一二塁、門前真佐人が左前打を放って無死満塁、若林忠志は投飛に倒れて一死満塁、辻源兵衛がライトに飛球を打ち上げ三走御園生がタッチアップから生還、辻のサヨナラ犠飛で阪神が春季リーグ戦の優勝を決める。2試合を残す巨人が連勝すれば同率首位となる。

 殊勲の優勝決定サヨナラ犠飛を放った辻源兵衛は海草中学では昭和17年の「幻の甲子園」に出場、プロにはこの年1年の在籍で、昭和20年の正月大会に出場した後、戦死することとなる。


 

2018年7月4日水曜日

ロケットスタート



 7月に入って2試合で、マット・ケンプは9打数8安打2本塁打8打点。打率8割8分9厘、長打率は17割7分8厘でOPS2.667のロケットスタート。

 写真のサインボールは、トライスターの「HIDDEN TREASURS」で引き当てたもので、全く無名時代の「マット・ケンプ」です。

 メジャーに上がって「マット・ケンプ」の名前を聞き始めた頃、どこかで聞いた名前だなと思っていたのですが、「HIDDEN TREASURS」で引き当てたことなど忘れていました。ある日気になって確認してみると、何と「マット・ケンプ」だったのです。

 紆余曲折はありましたが、今季完全復活しましたね、6年ぶりのオールスター出場も確実です(笑)。




 

2018年7月3日火曜日

三冠への道2018 その5


完全制覇

 6月の予想は今季初の完全制覇。

 激戦のア・リーグ打撃部門を制したのが勝因。私は打点を重視していますので、アレックス・ブレグマンと予想させていただきました。

  勝てないシャーザーは本日のボストン戦でもポーセロに走者一掃打を打たれてルーキーシーズン以来の4連敗。勝ってニュースになっているようではまだ二流。負けてニュースになってこそ、一流の証です。

 

2018年7月2日月曜日

19年 朝日vs阪急 3回戦


5月21日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 1 0 1 0 4 朝日 4勝10敗1分 0.286 内藤幸三
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 8勝7敗 0.533 笠松実 大平茂

勝利投手 内藤幸三 3勝5敗
敗戦投手 笠松実    4勝4敗

二塁打 (朝)内藤、菊矢

勝利打点 内藤幸三 1

猛打賞 (朝)内藤幸三 1、菊矢吉男 1


内藤幸三、完封、勝利打点、猛打賞

 朝日は初回、二死後三番・坪内道則が三前にセーフティバントを決めると二盗に成功、四番ピッチャー・内藤幸三がライト線に二塁打を放って1点を先制する。

 朝日は3回、二番・仁木安が四球を選ぶと二盗に成功、坪内の遊ゴロの間に仁木は三進、ここで内藤が2打席連続となるタイムリーを右前に放ち2-0とする。

 朝日は6回、六番・桜沢三郎が三前にセーフティバントを決めて出塁、この日3年ぶりに復帰した菊矢吉男が左前打を放って無死一二塁、大島渡が送りバントを決めて一死二三塁、田端美夫がスクイズバントを決めて3-0とリードを広げる。

 朝日は8回、五番・広田修三が中前打を放って出塁、桜沢の投ゴロでランナーが入れ替わり、菊矢が右前打を放って一死一二塁、大島渡の三ゴロをサード伊藤健一が二塁に送球するがセカンド上田藤夫が落球して一死満塁、田端の三ゴロで三走桜沢が還って4-0、このプレーで二走菊矢は「5-6C」で三封された。田端には打点が記録されている。この記録だけではどのようなプレーであったか判断は難しいが、試合から遠のいている菊矢のスタートが遅れた可能性が考えられる。

 内藤幸三は5安打2四球6三振で今季初完封、3勝目をあげる。打っても決勝打を含む5打数3安打2打点で勝利打点と猛打賞を記録した。

 菊矢吉男が昭和16年以来3年ぶりに復帰、いきなり4打数3安打で猛打賞を記録した。菊矢は戦争の時代を生き残り、戦後は富田林高校の野球部監督を務め、ナインを甲子園に導くこととなる。

 

三冠への道2018 その4


6月の月間MVP予想

 ア・リーグ投手部門は、3勝2敗ながら防御率1.76、60奪三振、WHIP0.76のクリス・セール。

 ナ・リーグ投手部門は5勝0敗、防御率1.13、20奪三振、WHIP0.84のジョン・レスター。奪三振だけを見るとコロラドのジョン・グレイが27イニングスで43奪三振で奪三振率は驚異の14.33ですが、自責点18で防御率が6.00では厳しい。49奪三振のデグロムと45奪三振のシャーザーも6月は共に1勝と勝てない。

 ア・リーグ打撃部門は、3割0分6厘、11本打、30打点、OPS1.085のアレックス・ブレグマンと、3割2分6厘、11本塁打、24打点、OPS1.144のネルソン・クルーズとの争い。予想はブレグマン。

 ナ・リーグ打撃部門は、3割6分4厘、10本塁打、23打点、OPS1.199のポール・ゴールドシュミットで決まりでしょう。