2020年8月14日金曜日

21年 タイガースvsパシフィック 8回戦


7月29日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8  9 計
2 1 0 1 2 0 X X X 6 タ軍 36勝17敗 0.679 渡辺誠太郎 
0 1 0 0 1 0 X X X 2 パ軍 20勝32敗2分 0.370 湯浅芳彰

勝利投手 渡辺誠太郎 10勝7敗
敗戦投手 湯浅芳彰      2勝11敗

三塁打 (タ)藤村 (パ)松井

勝利打点 (タ)本堂保次 6


藤村冨美男、本盗と三重殺

 雨模様の中で行われた西宮の第2試合は渡辺誠太郎と湯浅芳彰の先発で午後2時50分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は初回、先頭の金田正泰の当りはニゴロ、これをセカンド喜瀬正顕がエラー、土井垣武の中前打で無死一二塁、藤村冨美男監督の遊ゴロで土井垣は二封されて一死一三塁、藤村が二盗を決めて一死二三塁、本堂保次の遊ゴロの間に三走金田が還って1点を先制、二走藤村は三塁に進み、御園生崇男が四球を選んで二死一三塁、ここでダブルスチールを敢行、藤村の本盗が決まって2-0とする。

 パ軍は1回裏、先頭の富松信彦が四球を選んで出塁、しかし木暮力三の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー、藤井勇は右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 タ軍は2回表、先頭の高山泰夫が中前打で出塁、長谷川善三の遊ゴロで高山は二封、この時二塁ベース上で何かアクシデントがあったのか、パ軍はセカンドを喜瀬から松井信勝に交代、呉昌征の遊ゴロをショート白石敏男がエラーして一死一二塁、トップに返り金田の左前打で一死満塁、土井垣の中前タイムリーで3-0とする。

 パ軍は2回裏、先頭の森下重好がピッチャー強襲ヒット、渡辺が一塁に送球するが悪送球となって森下は三塁に進み、中谷順次の遊ゴロで三走森下がホームに突っ込み、ショート長谷川が本塁に送球するがセーフ、野選が記録されて1-3、白石が右前打を放って無死一二塁、続く伊勢川真澄の痛烈なライン寄りの三ゴロをサード藤村が三塁ベースを踏んで二塁に送球、更にセカンド本堂からファースト高山に転送されて三者アウトとなりトリプルプレーが完成する。

 タ軍は4回表、二死後藤村が右中間に三塁打、センター富松からの返球を中継したセカンド松井の三塁送球が悪送球となる間に金田が一気にホームに還って4-1とする。

 タ軍は5回表、先頭の御園生の遊ゴロをショート白石がこの日2個目のエラー、渡辺の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー、しかし高山が左前打で出塁、長谷川の二飛をセカンド松井が落球して二死一三塁、呉昌征の右前タイムリーで5-1としてなおも二死一三塁、ここで又してもダブルスチールを敢行、三走長谷川が本盗を決めて6-1と突き放す。

 パ軍は5回裏、先頭の伊勢川真澄の当りは遊ゴロ、これをショート長谷川がエラー、松井が中越えに三塁打を放ち2-6とする。

 6回を終わったところで雨脚が強まりコールドゲームが宣告された。6回終了ということで試合時間は52分、渡辺誠太郎と湯浅芳彰が投げ合った7月26日の7回戦は9回完了で55分であった。二人の投げ合いは2試合連続1時間以内で終了した。

 タ軍は2度の重盗成功で藤村冨美男と長谷川善三が本盗を決め、藤村-本堂-高山で三重殺も完成させた。


2020年8月11日火曜日

21年 阪急vsセネタース 11回戦


7月29日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 0 0 1 0 2 0 2 3  9  阪急 30勝27敗 0.526 笠松実 溝部武夫 大平茂 
3 2 2 0 0 1 2 0 X 10 セ軍 21勝33敗 0.389 黒尾重明 白木義一郎

勝利投手 黒尾重明 7勝11敗
敗戦投手 笠松実     7勝8敗

二塁打 (急)山田、野口明2、坂井 (セ)飯島
三塁打 (セ)大下、熊耳
本塁打 (急)日比野武 3号 (セ)鈴木清一 2号、3号

勝利打点 (セ)長持栄吉 1

猛打賞 (急)上田藤夫 6、坂井豊司 2、日比野武 1 (セ)鈴木清一 5


鈴木清一、2打席連続本塁打

 後楽園の第1試合は笠松実と黒尾重明の先発で午後1時5分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は初回、先頭の上田藤夫が中前打で出塁、山田伝のライト線二塁打で上田は一気にホームを狙い、中継に入ったセカンド清水喜一郎からのバックホームが悪送球となる間に生還、得点はエラーによるもので山田には打点は記録されていない。

 セ軍は1回裏、一死後横沢七郎が中前打で出塁、飯島滋弥の左中間二塁打で一死二三塁、大下弘が四球を選んで一死満塁、スリーボールワンストライクからの四球であり単純な敬遠ではないがくさい所を突いてのものでしょう。このチャンスに長持栄吉が逆転の2点タイムリーヒット、レフト青田昇からの本塁送球が悪送球となって一走大下も生還して3-1。スコアカードの記載からは打球方向はセンターとなっているがレフト青田がホームに送球しているので、センター山田の守備で何かしらのアクシデントがあったのかもしれない。

 セ軍は2回裏、一死後鈴木清一がライト線にヒット、トップに返り白木義一郎は左飛に倒れるが、横沢の右前打で二死一三塁、横沢が二盗を決め、飯島がフルカウントから四球を選んで二死満塁、大下もフルカウントから押出し四球を選んで4-1、阪急ベンチはここで先発の笠松から溝部武夫にスイッチ、長持の三塁へのタイムリー内野安打で5-1、サード坂井の一塁送球を見て二走飯島もホームを突くがファースト野口明からのバックホームにタッチアウト。

 セ軍は3回裏、一死後熊耳武彦が右前打で出塁、二死後鈴木清一がレフトポール際に第2号ツーランを叩き込んで7-1と大きくリードする。

 阪急は4回表、二死後野口明が左中間に二塁打、坂井豊司の左前打で二死一三塁、日比野武の左前タイムリーで1点返して2-7とする。

 阪急は6回表、一死後野口明がストレートの四球で出塁、坂井のレフト戦二塁打で一死二三塁、日比野の中前2点タイムリーで4-7と追い上げる。

 セ軍は6回裏、一死後鈴木清一がライトスタンドに2打席連続の第3号ソロを叩き込んで8-4とする。

 セ軍は7回裏、一死後大下が右中間に三塁打、長持が四球を選んで一死一三塁、ここでダブルスチールを決めて大下が本盗を記録し9-4、二死後熊耳が右中間にタイムリー三塁打を放ち10-4と突き放す。

 阪急は8回表、先頭の野口明が死球を受けて出塁、坂井は中飛に倒れて一死一塁、日比野がレフトスタンドに第3号ツーランを叩き込んで6-10と追い上げる。

 阪急は9回表、先頭の青田が左前打で出塁、セ軍ベンチはここで力投を続けてきた黒尾を下げてセンターから白木をマウンドに送り、7回の守備から野口二郎に代わってライトに入っている鳥居兵治が中前打を放って無死一三塁、野口明が右中間に2点タイムリー二塁打を放ち8-10と2点差、坂井が中前にタイムリーを放ち9-10と1点差、バックホームの間に打者走者の坂井は二塁に進んでなおも無死二塁、続く日比野の当りは痛烈なサードライナー、同点のホームを焦った二走坂井が飛び出しており「5-4」と送球されてダブルプレー、最後は8回から溝部に代わってマウンドに上がっていた大平茂が三ゴロに倒れて激戦に終止符を打つ。

 鈴木清一が2打席連続本塁打を記録した。今季2打席連続本塁打を記録したのは6月1日の木下政文、7月20日の大下弘に続いて3人目となる。

 熊耳武彦が今季7本目の三塁打を放った。最終的に今季リーグ最多三塁打を記録する鈴木清一はまだ6本で、この時点で熊耳を上回っているのは藤村冨美男の8本だけである。

野球週報2020 その32


8月5日(水) 天王洲アイルのグラウンドで品川ベースボールクラブの練習。紅白戦ではセンター左をライナーで抜く二塁打とセンター前タイムリーで3打数2安打。シートバッティングでもセンターにいい感じで打てています。炎天下のキャッチャーは暑かった(笑)。

8月6日(木) 休養日

8月7日(金) ジムで筋トレ、体幹。肩トレはインナーとアウター。足上げ腹筋は120回。

8月8日(土) 大田区東調布公園球場で東還連1部の強豪チームと練習試合。炎暑の中でキャッチャーをやって頭がボーっとしながら第2打席でセンター前にクリーンヒット。次打者の左中間二塁打で一気にホームに突っ込み足からスライディング。午後は仕事のおまけ付き。自宅に帰って体組成計で測ってみたら体内年齢が2歳若返って51歳になっていました。「実年齢-10」は目標通りです(笑)。

8月9日(日) 休養日

8月10日(月) ジムで筋トレ、体幹、ランニングマシンでのインターバルトレーニング。肩トレはインナーとアウター、足上げ腹筋は150回。

8月11日(火) 秋葉原のバッティングセンターで110キロのストレートを3セット、カーブを1セット。最近バッティングの調子がいいので力んでいたか最初はファウルチップの連続。力を抜いてボールを見て、センターへのライナーが戻ってきました。

2020年8月10日月曜日

21年 ゴールドスターvs巨人 9回戦


7月29日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 0 0 1 0 1 0 1 6 ゴ軍 18勝29敗1分 0.383 内藤幸三 
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 巨人 33勝21敗1分 0.611 近藤貞雄

勝利投手 内藤幸三   7勝13敗
敗戦投手 近藤貞雄 13勝8敗

二塁打 (巨)山川、中島
本塁打 (ゴ)末崎正隆 1号

勝利打点 (ゴ)田中宣顕 1

猛打賞 (ゴ)中村信一 2


ゴ軍、流し打ちで近藤を攻略

 第14節5日目にして前半戦最終日、西宮の第1試合は内藤幸三と近藤貞雄の先発で午後1時4分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 ゴ軍は初回、先頭の中村信一が左前打で出塁、続く酒沢政夫の当りは一ゴロ、ファースト川上哲治が二塁に送球するが悪送球となる間に中村は三塁に、打者走者の酒沢は二塁に進んで無死二三塁、坪内道則の当りは遊ゴロ、これもショート宮下信明がエラー、走者は動けず無死満塁、このもらったチャンスに四番・田中宣顕が左前に2点タイムリーを流し打って2-0、末崎正隆は右飛に倒れて一死一二塁、内藤の当りは三ゴロ、これもサード山川がエラーして一死満塁、大友一明の右犠飛で三走坪内が還ってこの回3点を先制する。

 巨人は初回から3エラー、ゴ軍の得点は全て自責点は付かない。

 巨人は1回裏、先頭の坂本茂が死球を受けて出塁、続く山田潔は四球を選んで無死一二塁、山川の遊ゴロで山田は二封、山川が二盗を決めて一死二三塁、川上の中犠飛で1点返して1-3とする。

 ゴ軍は2回から4回も毎回ヒットを放つが無得点。

 ゴ軍は5回表、一死後末崎の当りは三ゴロ、これも山川がエラー、内藤の右前にゴロで抜ける当りをライト中島治康が弾き、これを見た末崎が三塁に走ると中島が三塁に送球、これをサード山川喜作が後逸する間に末崎が還って4-1とする。

 巨人は5回にも3エラーで1点を与えた。

 ゴ軍は7回表、一死後田中が左前打で出塁、末崎も左前に流し打って一死一二塁、内藤の投ゴロを近藤までエラーして一死満塁、大友がこの日2本目の犠牲フライをライトに打って三走田中が還り5-1とする。

 田中の三塁進塁が近藤のエラーによるものなので自責点は付かない。近藤はここまで5失点で自責点ゼロ。

 ゴ軍は9回表、二死後末崎がレフトスタンドに第1号ホームランを流し打って6-1と止めを刺す。

 内藤幸三は7安打3四球3三振1失点で完投、7勝目をマークする。

 大友一明が2本の犠牲フライを記録した。ここまでリーグ全体で128本の犠飛が記録されたが、1試合2本の犠飛はこの日の大友だけである(この時代は公式記録では「犠牲フライ」は記録されていないので、数字は全て当ブログがスコアカードから認定したもの。公式記録では「凡打」扱いなので打数に含まれる)。

 復活初年度優勝を狙う巨人は7失策で完敗。今節の巨人はタ軍に2敗しているので下位チームには取りこぼしできない状況であったが、痛い星を落とした。

 ゴ軍の勝因は巨人守備陣の破綻にあったことは間違いないが、主力の左打者田中と末崎が全て流し打っての4安打、田中が先制&決勝の2点タイムリー、末崎は止めの第1号本塁打で近藤を攻略した。初回に川上のエラーを誘った酒沢の一ゴロと山川のエラーを誘った内藤の三ゴロも流し打ち、大友の2本の犠牲フライもライトに流し打ったもので、チーム全体で近藤対策を練った結果である。

2020年8月7日金曜日

21年 阪急vsグレートリング 6回戦


7月28日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 0 0 0 0 0 0  3  3 阪急 30勝26敗 0.536 天保義夫 
0 0 0 0 0 0 0 2 2X 4 グ軍 28勝20敗 0.583 丸山二三雄

勝利投手 丸山二三雄 10勝9敗
敗戦投手 天保義夫      9勝5敗

二塁打 (急)野口明 (グ)堀井、山本、田川
三塁打 (急)青田

勝利打点 (グ)田川豊 3


田川豊、今季2本目のサヨナラ打

 後楽園の第2試合は天保義夫と丸山二三雄の先発で午後3時13分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は6回まで1安打無得点。丸山のカーブが打てない。

 一方、グ軍は6回まで無得点ではあるが5安打。4回には山本一人監督の中前打と堀井のライト線二塁打で一死二三塁のチャンスを作るが、六番ファースト別所が三振、筒井も遊ゴロに倒れて無得点。

 阪急は7回表、先頭の青田が左中間深く三塁打を放って無死三塁と先制のチャンス到来、しかし野口二郎のニゴロで青田がホームに突っ込むがセカンド安井からの本塁送球にタッチアウト、野口明は三振、坂井豊司が死球を受けて二死一二塁とするが、野口二郎がキャッチャー筒井からの二塁牽制に刺されて無得点に終わる。

 グ軍は8回裏、先頭の河西がバントヒットで出塁、安井の一ゴロをファースト野口明が二塁に悪送球して無死二三塁、田川は四球を選んで無死満塁、ここで山本がレフト線に二塁打を放ち2点を先制する。

 粘る阪急は9回表、先頭の上田が8球目を選んで四球で出塁、山田は遊飛に倒れるが、青田の中前打で一死一二塁、野口二郎は一邪飛に倒れて二死一二塁、野口明がレフト線に二塁打を放ち1点返して1-2として二死二三塁、坂井が左前に逆転の2点タイムリーを放ち3-2とする。

 グ軍は9回裏、先頭の筒井がストレートの四球で出塁、丸山もストレートの四球で無死一二塁、宮崎の投前送りバントを天保が三塁に送球して筒井は三封、一死一二塁となってトップに返り河西の三ゴロをサード坂井が三塁ベースを踏んで丸山が三封、二死一二塁から安井が二遊間に同点タイムリーを放ち3-3、続く田川が右中間を破り二走河西を迎え入れてグ軍が逆転サヨナラ勝ち。

 丸山二三雄は5安打3四球1死球2三振の完投で10勝目をマークする。

 上位チーム同士の戦いは終盤もつれる好ゲームとなった。最後は勢いの差が出たか。

 田川豊はデビュー戦の5月30日のサヨナラ三塁打に続いて今季二本目のサヨナラ打。右中間を抜いたが二走河西がホームインした時点で試合終了となるので記録はシングルヒットになる可能性が高いが、公式記録は「二塁打」となっている。


2020年8月6日木曜日

21年 パシフィックvs巨人 9回戦


7月28日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 2 0 2 2 0 0  0  6 パ軍 20勝31敗2分 0.377 真田重蔵
0 0 0 0 0 2 0 0 5X 7 巨人 33勝20敗1分 0.623 諏訪裕良 多田文久三

勝利投手 多田文久三 1勝0敗
敗戦投手 真田重蔵   11勝11敗

二塁打 (パ)伊勢川 (巨)多田
三塁打 (パ)喜瀬、白石

勝利打点 なし

猛打賞 (巨)多田文久三 2


巨人がミスに乗じて大逆転

 西宮の第2試合は真田重蔵と諏訪裕良の先発で午後3時5分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 パ軍は3回表、先頭の喜瀬正顕が右中間にプロ入り初の長打となる三塁打、真田の三ゴロをサード山川がエラーする間に三走喜瀬が還って1点を先制、トップに返り富松の遊ゴロでランナーが入れ替わり、木暮はストレートの四球、藤井の中前打で一死満塁、森下が押出し四球を選んで2-0とする。

 パ軍は5回表、二死後中谷順次が左前打で出塁、白石が右中間にタイムリー三塁打を放ち3-0、伊勢川も左中間にタイムリー二塁打で続いて4-0とリードを広げる。

 パ軍は6回表、先頭の富松がライトスタンドに第1号ホームラン、続く木暮もライトスタンドに第2号ホームラン、一二番コンビによる連続ホームランで6-0と大きくリードを広げて試合は決まったかに見えたが・・・。

 巨人は6回裏、一死後黒沢が一二塁間内野安打で出塁するとワイルドピッチで二進、中島は四球、多田の中前打で一死満塁、諏訪が押出し四球を選んで1-6、山田潔のニゴロの間に三走中島が還って2-6とする。

 4点差に追い上げた巨人は7回からキャッチャー多田がマスクを脱ぎ捨て二番手のマウンドに上がる。多田の登板は昭和17年以来4年ぶり。多田に代わってマスクを被った戸田吉蔵は昭和18年に2試合だけ出場しているがその時はセカンドで、マスクを被るのはこの試合が初めてであり、更にプロではこの試合が戦後唯一の出場となり、翌年国民リーグの大塚アスレチックスに転ずる。

 多田は7回からの3イニングを1安打1四球2三振無失点に抑えた。

 巨人は9回裏、先頭の山田の当りはニゴロ、これをセカンド喜瀬がエラー、トップに返り坂本茂は四球、宮下信明に代わる代打近藤貞雄が右前打を放って無死満塁と風雲急を告げると、山川の三ゴロをサード中谷が三塁ベースを踏んで一死とする間に三走山田が還って3-6の3点差、川上の二飛を喜瀬が捕球して二死一二塁、黒沢のニゴロで試合終了、と見られたところ喜瀬がエラー、この間に二走近藤が還って4-6の2点差として二死一三塁、中島の右前タイムリーで5-6の1点差としてなおも二死一三塁、ここで多田が右中間に二塁打を放ち三走黒沢が還って6-6の同点、センター富松からの返球が逸れるのを見て三塁に達していた中島がホームに還って巨人が大逆転サヨナラ勝ち。

 サヨナラの得点は富松の悪送球の間のもので勝利打点は「なし」。真田の9回の5失点は自責点ゼロであった。


2020年8月5日水曜日

野球週報2020 その31


7月29日(水) 品川区南埠頭のグラウンドで品川ベースボールクラブの練習。ちょっとバッティング不振なので、打ち込みが必要。

7月30日(木) 休養日

7月31日(金) ジムで筋トレ、体幹、ランニングマシンでのインターバルトレーニング。肩トレはインナーとアウター。足上げ腹筋は150回。

8月1日(土) 練習試合の予定でしたが雨天中止。ということで、秋葉原のバッティングセンターで110キロのストレートを4セット、カーブを1セット、スライダーを1セット。

8月2日(日) 休養日

8月3日(月) 秋葉原のバッティングセンターで110キロのストレートを3セット、カーブを1セット、スライダーを1セット。

8月4日(火) 休養日

2020年8月4日火曜日

21年 中部日本vsセネタース 7回戦


7月28日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 0 0 3 0 5 中部 20勝25敗2分 0.444 森井茂 服部受弘 
0 1 0 0 0 0 2 0 1 4 セ軍 20勝33敗 0.377 一言多十 白木義一郎

勝利投手 服部受弘 5勝3敗
敗戦投手 一言多十 4勝9敗

二塁打 (中)加藤
三塁打 (中)加藤 (セ)熊耳

勝利打点 (中)藤原鉄之助 3


二転三転の好ゲーム

 後楽園の第1試合は森井茂と一言多十の先発で午後1時5分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 中部は初回、先頭の古川清蔵はキャッチャーへのフェアフライ、杉浦清監督は三振、しかしキャッチャー熊耳が捕球できず杉浦は一塁に走るが熊耳からファースト飯島に送球されてアウト、小鶴が四球を選んで出塁すると二盗を試みるが熊耳からの送球にタッチアウト。

 中部初回の3つのアウトにキャッチャー熊耳が全て関与した。古川の捕飛で刺殺1個、杉浦の記録は「三振ナットアウト」で熊耳の一塁送球でアウトとなり補殺が1個、小鶴の二盗を刺して補殺が1個で、熊耳は1イニングで刺殺1、補殺2を記録した。これまでの全試合を再調査する必要があるが、プロ野球史上初の可能性は否定できない。少なくとも記憶には無い。無論、三者三振等の1イニング3三振による1イニング3捕殺は除く(三振ナットアウトによる刺殺が含まれている場合も除く)。

*参考:捕手が捕球した三振では捕手に刺殺が記録され、捕手が正規に捕球できなかった場合の「三振ナットアウト」で捕手が打者にタッチした場合は刺殺が、一塁に送球してアウトにした場合は補殺が記録される。

 セ軍は1回裏、先頭の白木の当りは遊ゴロ、これをショート杉浦がエラー、清水喜一郎の投前送りバントは森井が二塁に送球してアウトとなって失敗、飯島の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 セ軍は2回裏、先頭の大下が中前打で出塁、一言のニゴロの間に大下は二進、長持が中前打から二盗に成功して一死二三塁、熊耳の右前タイムリーで1点を先制、鈴木清一の遊ゴロは「6-4-3」と渡って又もダブルプレー。

 中部は4回表、一死後小鶴が四球を選んで出塁、加藤正二の中越え三塁打で1-1の同点、大沢清の右犠飛で2-1と逆転に成功する。

 セ軍は7回裏、一死後熊耳が右中間に三塁打、中部はここで先発の森井から服部受弘にスイッチ、鈴木清一の遊ゴロで三走熊耳がスタートしかけたのを見てショート杉浦が三塁に送球するがセーフ、野選が記録されて一死一三塁、横沢七郎のライト線タイムリーで2-2の同点、鈴木は三塁に進んで一死一三塁、トップに返り白木は三振に倒れて二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて3-2と逆転に成功する。

 中部は8回表、一死後加藤がレフト線に二塁打、大沢が中前に同点タイムリーを放ち3-3、バックホームの間に打者走者の大沢は二塁に進み、セ軍はここで一言をセンターに回してセンターの白木がマウンドに上がり、藤原鉄之助が二遊間を抜けるタイムリーを放ち4-3と再逆転、センター一言からの本塁送球が悪送球となって打者走者の藤原は二塁に進み、岩本の遊ゴロの間に藤原は三進、服部が中前にタイムリーを放ち5-3とする。

 セ軍は8回の守備からキャッチャーを藤原から鈴木秀雄に代えて白木-鈴木秀雄のバッテリーに変わる。

 中部は最終回、一死後鈴木清一がライト線にヒット、横沢のピッチャー強襲ヒットで一死一二塁、トップに返り白木が左前にタイムリーを放ち4-5と1点差、しかし一走横沢が中途半端な走塁となって「(7)5-6-3-6C」でタッチアウト、これはセ軍ファースト大沢清が機敏な動きで二三塁間の挟殺プレーに参加したのが功を奏した。この間に白木は二塁に進んで二死二塁、しかし清水に代わる代打北川圭太郎は三ゴロに倒れてゲームセット。

 下位に低迷しているとはいえ好調チーム同士の対決ということで、二転三転の白熱した好ゲームとなった。セ軍は3併殺を喫し、最終回も横沢の中途半端な走塁など、あと一歩の詰めを欠いたことが敗因となった。


2020年8月2日日曜日

21年 タイガースvsゴールドスター 9回戦


7月28日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 1 1 0 3 0 3 9 タ軍 35勝17敗 0.673 呉昌征
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 ゴ軍 17勝29敗1分 0.370 江田孝 石田光彦 末崎正隆 石田光彦

勝利投手 呉昌征 11勝3敗
敗戦投手 江田孝   1勝3敗

二塁打 (タ)藤村 (ゴ)坪内、石田、酒沢
本塁打 (タ)土井垣武 2号

勝利打点 (タ)藤村冨美男 6


藤村冨美男、2試合連続勝利打点

 前半戦終了まであと2日、西宮の第1試合は呉昌征と江田孝の先発で午後1時3分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は初回、先頭の金田が左前打で出塁、土井垣の中前打で金田は三塁に進んで無死一三塁、藤村冨美男監督の右犠飛で1点を先制する。

 ゴ軍は2回、3回と一死後ヒットの走者を出すが、何れも併殺でチャンスの芽を潰して無得点。

 タ軍は4回表、先頭の藤村が四球で出塁、本堂の遊ゴロの間に藤村は二進、渡辺の中前打で一死一三塁、御園生は二飛に倒れるが、塚本博睦が右前にタイムリーを放ち2-0とする。塚本は昨日の巨人戦で戦後初出場初ヒット、この日は戦後初打点を記録して早くも戦力となっている。

 タ軍は5回表、二死後土井垣が右中間スタンドに第2号本塁打を放ち3-0とする。

 ゴ軍は先発の江田が6回でマウンドを降り、7回から石田光彦がリリーフする。

 タ軍は7回表、先頭の長谷川が四球で出塁、呉昌征は三塁に内野安打、トップに返り金田の中飛で二走長谷川がタッチアップから三進、呉が二盗を決めて一死二三塁、土井垣の右犠飛で4-0、藤村がライトにタイムリー二塁打を放ち5-0、本堂の左前打で二死一三塁、ここでダブルスチールに成功して6-0、本堂は送球の間に三盗にも成功した。渡辺が四球を選んで二死一三塁、御園生は左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 ゴ軍は8回から石田がセンターに回り、坪内がライトに回ってライトの末崎がマウンドに上がる。

 ゴ軍は8回裏、先頭の石田が右中間に二塁打、坂本勲の右飛で二走石田はタッチアップから三塁に進み、トップに返り中村信一の右犠飛で石田が生還、1点返して1-6とする。

 タ軍は9回表、土井垣、藤村、本堂が連続四球、一死後御園生、塚本が連続押出し四球を選んで8-1、8回の1四球と合わせて6四球を出した末崎はレフトに回り、レフト坂本がセンターに入って石田が再度マウンドに戻る。長谷川の右犠飛で9-1、呉は中飛に倒れてこの回3点。

 呉昌征は7安打1四球6三振の完投で11勝目をマークする。

 タ軍は今季28回目の二桁安打となる10安打で9得点、3本の犠飛に藤村の本盗などで効率よく得点を重ねた。28回の二桁安打試合の成績は23勝5敗である。