2013年11月23日土曜日

16年 黒鷲vs南海 2回戦


5月18日 (日) 中百舌鳥

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 2 0 0 0  2 黒鷲 7勝15敗 0.318 石原繁三
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 南海 8勝14敗 0.364 石田光彦 川崎徳次

勝利投手 石原繁三 1勝0敗
敗戦投手 石田光彦 1勝3敗

勝利打点 中河美芳 3


石原繁三、今季初勝利

 5回まで3安打無得点の黒鷲は6回、先頭の寺内一隆の遊ゴロをショート前田貞行がエラー、富松信彦が一二塁間を破り、小島利男は四球を選んで無死満塁、南海ベンチはここで先発の石田光彦から川崎徳次にスイッチ、サム高橋吉雄は一飛に倒れるが中河美芳の三ゴロをサード安井鍵太郎が二塁に送球して一走小島は二封、セカンド猪子利男が一塁に悪送球する間に三走寺内に続いて二走富松も生還して2点を先行する。これが決勝点となった。中河には打点が記録されているので勝利打点も記録される。

 石原繁三は南海打線を3安打に抑え、3四球2三振で今季初勝利を完封で飾る。

 石原の出身校は遠野中学ですが成田中学、川越中学と転校を繰り返したようです。岩手県立福岡高校の野球部創設100周年記念誌「陣場台熱球録」76ページによると昭和6年に川越中学から遠野中学に転校してきたとのことです。これが「石原事件」を引き起こすきっかけとなりました。戦場から戻って3日後に亡くなったと伝えられており「戦病死」ではないかと考えられますが「鎮魂の碑」には奉られていません。









                 *石原繁三は今季初勝利を完封で飾る。


 
 
 
 
 
 

 
*昭和11年5月25日発行「連盟広報」第二号には昭和11年の登録選手が紹介されており、石原繁三の出身校は遠野中学となっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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