2012年4月13日金曜日

14年 ライオンvs阪急 11回戦


10月7日 (土) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 0 4 0 0 0 4 2 12 ライオン 27勝50敗5分 0.351 菊矢吉男 福士勇
3 0 0 0 0 0 0 0 0  3  阪急      52勝27敗2分 0.658 荒木政公 浅野勝三郎


勝利投手 福士勇      10勝16敗
敗戦投手 浅野勝三郎 4勝2敗


二塁打 (ラ)山本 (阪)田中

ライオン雄叫び


 ライオンは初回、先頭の水谷則一が四球を選んで出塁、坪内道則の遊ゴロの間に水谷は二進、水谷が三盗を決めて一死三塁、鬼頭数雄の二ゴロの間に水谷が還って1点を先制する。 

 阪急は1回裏、先頭の西村正夫が四球を選んで出塁、フランク山田伝の右前打で無死一三塁、上田藤夫が左前に同点タイムリーを放って1-1、山下好一は一邪飛に倒れるがダブルスチールを決めて一死二三塁、田中幸男が右翼線に二塁打を放って3-1と逆転する。

 ライオンは2回、一死後山本尚敏が中前打で出塁、鈴木秀雄も中前打で続いて一死一二塁、菊矢吉男の三ゴロはサード田中が三塁ベースを踏んで一塁に送球するがこれが悪送球となる間に一走鈴木が一気にホーム還って2-3とする。

 阪急は3回から先発の荒木政公に代わって浅野勝三郎がマウンドにあがる。浅野は6月10日以来の登板となる。

 ライオンは4回、先頭の山本が四球を選んで出塁、鈴木が送って一死二塁、菊矢が左前に同点タイムリーを放って3-3、トップに返り水谷が中前打、坪内が送って二死二三塁、これはセーフティ狙いでしょう。鬼頭が四球を選んで二死満塁、岡本利之が右前に2点タイムリーを放って5-3、更にライト西村からのバックホームが悪送球となる間に一走鬼頭も還って6-3とする。

 阪急は4回裏、先頭の石井武夫の遊ゴロをショート山本がエラー、日比野武の投ゴロをピッチャー菊矢が二塁に悪送球、伊東甚吉が四球を選んで無死満塁、ライオンベンチはここで先発の菊矢をあきらめて福士勇をマウンドに送る。続く浅野の打席で三走石井は「2-5-1」で刺された。キャッチャー室井豊からの牽制で三本間に挟まれたのか、スクイズを外されて三本間に挟まれたのであろう。浅野は三振に倒れて二死一二塁、トップに返り西村の右前打で二死満塁とするが山田は遊ゴロに倒れて福士投入が成功する。

 ライオンは8回、一死後鈴木が一塁に内野安打、福士の中前打で一死一二塁、トップに返り水谷の一ゴロをファースト石井が失して一死満塁、坪内の三ゴロをサード田中がホームに送球するがセーフ、野選となって7-3、鬼頭の遊ゴロをショート上田がエラーする間に福士が還って8-3、岡本の右犠飛で9-3、二走坪内もタッチアップから三塁に進みワイルドピッチで生還してこの回4点、10-3とする。

 ライオンは9回、先頭の西端利郎が四球で出塁、山本の左中間二塁打で無死二三塁、鈴木の右犠飛で11-3、福士の二ゴロの間に山本が還って12対3として圧勝する。


 ライオンは11安打で12得点と効率の良い攻撃を見せた。一方、阪急は4回の無死満塁を逃したのに続き6回の一死満塁も山田が遊ゴロ併殺に倒れ、7回の二死一二塁も無得点、結局11残塁を記録した。

 阪急は明日にタイガース戦を控えているので重松通雄、高橋敏を温存した。しかし、石田光彦も森弘太郎もいるので何も6月10日以来約4カ月ぶりの登板となる浅野勝三郎を引っ張る必要性はなかったのではないでしょうか。浅野は7イニングを投げて8安打3四球1三振で10失点、自責点は5なので守備にも脚を引っ張られましたが。

 9月20日の10回戦は阪急が21対1で圧勝してライオンは寝ていたが、本日は雄叫びをあげてライオンが圧勝した。










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