2012年4月7日土曜日

14年 ライオンvsセネタース 10回戦


10月2日 (月) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 5 0 0 0 0 0 0 5 ライオン     25勝49敗5分 0.338 近藤久 菊矢吉男
0 2 0 0 0 0 0 1 0 3 セネタース 42勝31敗6分 0.575 苅田久徳


勝利投手 近藤久   1勝10敗
敗戦投手 苅田久徳 0勝1敗
セーブ   菊矢吉男 1


二塁打 (ラ)山本、坪内

近藤久、今季初勝利


 セネタースは苅田久徳監督が先発ピッチャーとして二番、セカンドには浅岡三郎が入って六番、キャッチャーはこのところ佐藤武夫を使っていたが8月23日以来の先発マスクとなる小島二男を起用して七番。一方、ライオンは今季10連敗中の近藤久が初白星を狙って先発。

 セネタースは2回、先頭の野口二郎が中前打で出塁、柳鶴震の遊ゴロをショート山本尚敏がエラーして無死一二塁、浅岡の送りバントが内野安打となって無死満塁、小島が中前にタイムリーを放って二者還り2点を先制する。小島起用が効を奏す。

 1回、2回と計3安打を放ちながら苅田に抑えられていたライオンは3回、先頭の水谷則一が中前打を放って出塁、玉腰年男の右前打で無死一三塁、鬼頭数雄が四球を選んで無死満塁、ここで水谷がホームスチールを決めて1-2とする。翌日の読売新聞によると「鬼頭四球で満塁の2-3後苅田の鮮やかなボディスイングを盗んで敢行した水谷の本盗に度肝を抜かれ岡本利四球で・・・」とのこと。無死満塁のカウントツースリーで三走水谷がホームスチールを敢行して打者岡本利之は四球となっているが水谷に盗塁が記録されて岡本には押出し四球による打点は記録されていない。なお無死満塁で五番・坪内道則が左翼線に走者一掃の二塁打を放って4-2と逆転、坪内はレフトからの返球の隙を突いて三塁に進み、近藤の二ゴロの間に還って5-2と突き放す。

 ライオン先発の近藤は2回に3安打を集められたが4回まで3安打3四球2三振2失点で降板し、後のマウンドを菊矢吉男に託す。

 セネタースは8回、浅岡、小島が連続四球を選んで無死一二塁、森口次郎の二ゴロをセカンド西端利郎がエラーする間に浅岡が還って3-5とする。しかし菊矢が最終回を三者凡退に抑えてライオンが快勝。


 現行ルールでは5回からリリーフした菊矢吉男に勝利投手が記録されるところであるが公式記録では4回で降板した近藤久に勝利投手が記録されて近藤は今季初白星をあげた。菊矢には当ブログルールによりセーブが記録される。近藤は今季ここまで10連敗であったがこのところピッチング内容が良くなてきており、初勝利は時間の問題であった。近藤は例年秋が深まるに連れて調子を上げてくる。

 ライオンは昨日のタイガース戦から水谷則一を一番に入れて坪内道則を五番に回しているが本日はズバリ的中した。




                 *近藤久は今季初白星をあげる。

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