2012年4月26日木曜日

14年 イーグルスvsジャイアンツ 12回戦


10月20日 (金) 西宮


0 0 0 2 0 0 0 3 3 8 イーグルス   24勝58敗1分 0.293 望月潤一
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ジャイアンツ 60勝22敗3分 0.732 川上哲治


勝利投手 望月潤一 5勝24敗
敗戦投手 川上哲治 6勝4敗


二塁打 (イ)山田、望月 (ジ)中島
三塁打 (イ)伏見


望月潤一3安打完封
 
 イーグルス先発は現在13連敗中の望月潤一、ジャイアンツは9月12日以来となる川上哲治が先発、両左腕の対決となった。



 3回まで川上に内野安打2本に抑えられていたイーグルスは4回、先頭の望月は三振に倒れるが伏見五郎が右翼線に三塁打、山田潔が四球を選び、トップに返り岩垣二郎も四球で一死満塁、太田健一が押出し四球を選んで1点を先制、菅利雄の中犠飛で2-0とする。


 イーグルスは8回、先頭の杉田屋守が四球を選んで出塁、望月が左中間にタイムリー二塁打を放って3-0、伏見の一塁内野安打で無死一三塁、山田の一ゴロで伏見が二進して一死二三塁、トップに返り岩垣の投ゴロで三走望月が突っ込むが川上からの送球に刺されてタッチアウト。太田が四球を選んで二死満塁、ここから菅、寺内一隆が連続して押出し四球を選んで5-0とする。


 イーグルスは9回、8回に続いて先頭の杉田屋が四球を選んで出塁、望月の右前打で無死一二塁、伏見の投ゴロを川上が三塁に悪送球する間に杉田屋が還って6-0、山田の中前タイムリーで7-0としてなお無死一三塁、トップに返り岩垣は一邪飛に倒れるが太田が右犠飛を打ち上げて8-0とする。


 望月潤一は初回二死後千葉茂に三塁内野安打を許すが中島治康を投ゴロに打ち取る。2回は三者凡退。3回は先頭の永澤富士雄に四球を与えるが永澤の二盗をキャッチャー伏見が刺して一死無走者、二死後白石敏男に四球を与えるが水原茂を三振に打ち取る。4回は二失と川上の左前打で一死一二塁のピンチを招くがアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)を三ゴロ、平山菊二を遊ゴロに打ち取る。5回、6回は三者凡退。


 ジャイアンツは7回、先頭のリベラが四球を選んで出塁、平山の三ゴロでランナーが入れ替わり、永澤の二ゴロで再度ランナーが入れ替わり、吉原正喜は四球、トップに返り白石も四球を選んで二死満塁、しかし水原茂は二飛に倒れてスリーアウトチェンジ。ジャイアンツの敗因はこの回流れを引き寄せることができなかったことに拠る。


 ジャイアンツは8回、一死後中島が右中間に二塁打を放つが川上は二ゴロ、リベラは遊ゴロに倒れる。


 望月潤一はジャイアンツの最終回の攻撃を三者凡退に退けて3安打5四球3三振の完封で連敗街道から脱して5勝目をあげる。打っても5打数2安打1得点1打点の活躍であった。


 翌日の読売新聞の鈴木惣太郎の論評は「巨人軍が如何に望月を苦手とするとはいえ・・(中略)・・望月に完封され3安打の散発に甘んじ8-0の大敗を蒙ったのは惨めであった。」と書いている。


 ジャイアンツの3安打は三番千葉茂、四番中島治康、五番川上哲治の各1本であった。ジャイアンツがここまで独走している要因はこのクリーンアップトリオに続くアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)と平山菊二の活躍に負うところが多い訳であるが本日は両名とも3打数無安打であった。
 
 
 
               望月潤一は3安打5四球3三振の完封で5勝目をあげる。
 

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