2010年5月19日水曜日

12年春 ジャイアンツvsイーグルス 4回戦

5月6日(木)西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4 0 2 0 0 0 6 0 4 16 ジャイアンツ 12勝5敗 0.706 スタルヒン
0 0 1 0 1 0 0 0 0  2  イーグルス   4勝13敗 0.235 古川正男-大石綱


勝利投手 スタルヒン 2勝2敗
敗戦投手 大石綱   0勝1敗


二塁打 (ジ)中島2、筒井、津田 (イ)寺内
三塁打 (ジ)呉、山本、白石 (イ)野村


中島治康5安打3打点


 ジャイアンツは初回、無死満塁から主砲中島治康が左中間に二塁打を放ち2点を先制。本日は上井草で景浦将が、西宮の第一試合では宮武三郎が爆発、中島も黙ってはいられない。更に筒井修も二塁打を放ち2点追加して4-0とする。更にジャイアンツは3回、三原脩中前打、中島二打席連続二塁打、白石敏男四球の無死満塁で又も筒井が2点タイムリーを放ち6-0とリードを広げる。


 イーグルスは3回と5回、いずれも寺内一隆のタイムリーで1点ずつ返すが、ジャイアンツは6回、津田四郎主将が今季初打席で中前にクリーンヒット、7回は、筒井の本日5打点目のタイムリー、津田主将のタイムリー二塁打、呉波の2点タイムリー三塁打等で6点を追加する。9回もチーム最年長の山本栄一郎の代打三塁打をきっかけに、中島の5本目のヒット等で4点、最後はセンターオーバーを放った白石敏男が三塁を回ってランニングホームランを狙うがこれはイーグルス守備陣の中継に阻まれてチェンジとなる。


 大量リードに守られてスタルヒンは7安打5四球3三振の完投で2勝目をあげる。

3 件のコメント:

  1. 初めまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
    このサイトで金鯱軍に興味を持ったのですが、中山正嘉投手や、古谷倉之助投手は、どんな投手だったのでしょうか?球種や球の速さ、性格などの特徴をご存知ならば、教えて欲しいと思っております。これからも更新、頑張ってください。

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  2. コメントありがとうございます。
    古谷投手はコントロール主体のピッチング。昭和11年の本塁打、打点の二冠王であり、今期も先発するときは五番を打っています。

    中山投手は技巧派のようです。昭和10年夏の甲子園優勝投手。開幕前日の読売新聞に新登録された新人約10人が紹介されていますが唯一人写真入りで紹介されています。
    中山投手については春季リーグ戦終盤に見せ場がきます。

    球種については当時はストレート、カーブ、シュートしか認識されていなかったと思います。西村幸生、北井正雄が十字架球と呼ばれるスライダーを投げていたようですが。

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  3. 追加情報

    中山投手について、大和球士氏著「真説日本野球史」に松山商業時代の記述があります。

    「三振の山を築く派手な投手ではなかったが、中山には鋭いシュートボール、カーブの武器があって、凡打させる率が多かった。」
    「松山の特徴は、守備かたく、走塁術に長じ、中山の凡打主義に実を結ばせた。」

    甲子園での成績
    ・対海草中学:2安打4三振
    ・対嘉義農林:2安打5三振
    ・対愛知商業:6安打1三振
    ・対育英商業:7安打7三振

    やはり技巧派投手であったようです。

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