2010年5月27日木曜日

12年春 タイガースvs名古屋 3回戦

5月13日(木)西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 4 0 0 0 2  6 タイガース 14勝6敗1分 0.700 若林忠志-景浦将
0 3 4 0 0 0 0 2 X  9 名古屋    8勝13敗   0.381 遠藤忠二郎


勝利投手 遠藤忠二郎 2勝1敗
敗戦投手 若林忠志   2勝1敗


二塁打 (タ)藤井


タイガース守乱


 名古屋は2回、一死後大沢清が相変わらずの右前打で出塁、小島茂男の二ゴロをセカンド藤村富美男がエラー、前田喜代士が中前にタイムリーを放ち1点を先制。この打球をセンター山口政信が後逸する間に小島が一塁から長駆ホームを駆け抜け2-0、前田は三塁へ。三浦敏一の三ゴロを今度はサード伊賀上良平がエラー、3-0とする。
 名古屋は3回、この回先頭の小坂三郎が左前打で出塁、桝嘉一四球、岩田次男の送りバントは内野安打となって無死満塁と追加点のチャンス。大沢清の一ゴロを松木謙治郎がエラーして1点、小島右翼線に2点タイムリー、一走大沢清は鈍足を飛ばして三塁へ、ここで若林忠志が退きライトから景浦将が救援に駆けつける。代りばなを捕えて前田が左犠飛を打ち上げこの回合計4点をあげて7-0と大量リード。

 タイガースは4回まで名古屋先発の遠藤忠二郎から5四球を選ぶも超スローボールにタイミングが合わず無安打無得点。しかし5回に反撃、この回先頭の岡田宗芳が四球、トップに返り松木の右前打で岡田は三塁に走り送球の隙に松木も二塁を陥れて無死二三塁、藤井勇が左中間に流し打って二塁打とし2点を返す。山口中堅左に安打して無死一三塁、山口二盗を決めて無死二三塁、景浦将の遊ゴロの間に1点追加して山口は三塁へ、藤村も遊ゴロで山口還って7-4。タイガース得意の波状攻撃で試合は分からなくなってきた。

 しかし今日の名古屋は違った。8回、前田の一ゴロを又も松木がエラー、遠藤の送りバントは内野安打となり無死一二塁、三浦の送りバントも内野安打となり無死満塁。しかし景浦が踏ん張り志手清彦は二飛、小坂は遊飛に打ち取られ二死満塁、ここで桝が右翼線に2点タイムリーを放ち9-4、矢張り名古屋打線で最も頼りになるのは桝嘉一である。
 タイガースは9回、先頭の岡田が四球で出塁、松木右翼線安打で無死一三塁、藤井がライトに痛打を放ち9-5として尚も無死一三塁、山口の遊ゴロで藤井が二封される間に松木が還り9-6として尚も一死一三塁で景浦将を迎える。一発出れば同点、しかし景浦は投ゴロに倒れゲッツーとなり試合終了。

 遠藤忠二郎は結局9四球を許しながらも5安打4三振の完投で移籍後2勝目をあげる。
 タイガースの敗因は6失策と守備の乱れに尽きる。若林の打たせて取るピッチングが全く機能しなかった。

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