１２年春 金鯱vsイーグルス ３回戦

4月28日（水）洲崎


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計
0 1 0 0 2 0 0 0 0  3　 6　金鯱　　　　　５勝９敗　　0.357　古谷倉之助-中山正嘉
0 0 0 0 0 0 0 3 0  0 　3　イーグルス　４勝１０敗　0.286　畑福俊英


勝利投手　中山正嘉　３勝２敗
敗戦投手　畑福俊英　３勝５敗


二塁打　（金）小林　（イ）杉田屋、石井


金鯱脚で勝利を掴み取る
　本日より第２期がスタート。


　初回は共に二番打者の江口行男、中根之がヒットを放つが無得点。金鯱は2回、先発投手にして五番打者の古谷倉之助が左前安打で出塁、瀬井清の三ゴロで古谷二進、小林茂太の三ゴロをサード山本博愛が失する間に古谷が生還し1点を先制。更に金鯱は5回、この回先頭のトップ濃人渉が左前安打、江口が送り一死二塁、ここで小林利蔵が期待に応えて右越えタイムリー二塁打を放ち2-0、黒澤俊夫がショートオーバーの安打で続き一死一三塁、古谷の二ゴロをサム高橋吉雄がはじき3-0とリードを広げる。
　投手古谷倉之助は7回まで初回の中根のヒット1本に抑える力投（と言うより巧投）で今季最高の出来栄え、しかし4巡目を迎えた8回につかまる。イーグルスは8回、一死後トップの寺内一隆が四球、中根一二塁間にこの日2本目のヒットで一二塁、杉田屋守主将が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち二者を迎え入れる。更に四番サム高橋が三遊間を破り杉田屋還って3-3の同点。古谷降板し、中山正嘉が後続を抑える。金鯱は9回、江口が中前打後盗塁、黒澤俊夫四球でチャンスをつかむが中山が左飛に倒れチェンジ。イーグルスはその裏、山本に代わる代打田村稔が三遊間を破り代走金井清を起用、しかし無死一塁のチャンスを生かせず後続なく延長へ。
　金鯱は10回、先頭の三上良夫が右前に痛打し代走に島秀之助を起用、瀬井の三前送りバントを金井に代わりサードに入った野村実がファーストへ悪送球し無死一二塁のチャンスを作る。ここで8回の守備からライトに入りこの日初打席の佐々木常助が中前に殊勲のタイムリーを放ち代走島を迎え入れ4-3と勝ち越す。この間に瀬井は三塁へ進み無死一三塁から九番相原輝夫が中犠飛を放ち5-3、一走佐々木はバックホームのすきを突いてタッチアップから二塁へ進む、このあたり金鯱の積極的な走塁が効を奏す。この好走塁が効いてトップに返り濃人渉が左前にタイムリーして6-3とする。10回裏、中山は石井秋雄に二塁打を許すが後続を断ち延長の末金鯱が快勝、ビリ争いを制して単独７位に浮上する。
　イーグルスは8回に3点を取り返して同点に追い付きながら試合の流れを引き寄せることができず延長の末敗退、10敗一番乗りとなる。