2014年3月25日火曜日

16年 巨人vs南海 8回戦


8月11日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 2 0 3 巨人 36勝13敗 0.735 中尾輝三 泉田喜義
0 0 0 1 0 0 0 4 X 5 南海 21勝28敗 0.429 川崎徳次 神田武夫

勝利投手 神田武夫 13勝9敗
敗戦投手 中尾輝三 12勝5敗

二塁打 (巨)中尾、川上

勝利打点 神田武夫 1

ファインプレー賞 村上一治 2


中尾輝三、一人相撲

 巨人は2回、先頭の川上哲治が中前打、中島治康の右邪飛で一走川上が好走塁を見せてタッチアップから二塁に進み、吉原正喜の左前打で一死一三塁、筒井修の一邪飛をファースト村上一治が倒れ込んでのファインプレー、これを見た三走川上がタッチアップからホームイン、ピッチャー川崎徳次のホームベースカバーも遅れた。翌日の読売新聞は「筒井が一塁側本部席近くへ打ちあげた邪飛球を村上快絶の美技で捕えたとき茫然投手板上に突っ立ち本塁の防衛を怠った川崎の頭脳的大失策に乗じて川上が素早く本塁を陥れ・・・」と伝えている。筒井に一邪犠飛が記録されて1-0とする。

 南海は4回、二死後木村勉の一飛を川上が落球、岡村俊昭の二ゴロをセカンド筒井がトンネルする間に一走木村が一気にホームを陥れて1-1の同点とする。

 巨人は8回、先頭の水原茂が四球で出塁、千葉茂の左前打で無死一二塁、南海ベンチはここで先発の川崎から神田武夫にスイッチ、川上が神田の代わりばなを捕えて左中間に二塁打、二者還って3-1、しかし後続が抑えられて追加得点はならず。

 南海は8回裏、一死後村上が四球で出塁、国久松一の左前打を挟んで木村が四球、岡村も押出し四球を選んで2-3、前田貞行に代わる代打柳鶴震のカウントワンスリーのところで中尾輝三は降板して泉田喜義がマウンドに上がるが、柳も押出し四球で3-3の同点、神田の遊ゴロで三走木村が還って4-3と逆転、ショート白石はこの遊ゴロをエラーしてなお一死満塁、トップに返り鬼頭数雄の右犠飛で5-3とする。


 神田武夫は最終回に2四球を出したが無失点で切り抜け13勝目をあげてハーラー単独4位に躍り出る。

 中尾輝三は南海打線を2安打に抑え7三振を奪ったが10四球を与える一人相撲で5敗目を喫す。









 

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